テラーノベル
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人間、死ぬときは本当になりもできないんだなぁって私はそんなことを呑気に考えていた。
と、頭の中で考えていたら、突如と状況が目まぐるしく変わる。
突然誰かに弾き飛ばされて転がる。
そして目の前に何かがスッと現れる。
「………………すぅ…………はっ!!??」
私は少し反応が遅れながらも目を見開く。
気づいたら私はあふぇさんの腕の中で転がってて、結構この件の被害者であるおどろくさんと可愛い可愛い瑠璃ちゃんが私たちの前に立ち塞がっている。
…………………………もう一回言うよ?
はっ!!??
なに、なにこの状況!?
私はまだ少しふわふわしている頭で状況を整理する。
これは……………死にそうだった私を三人が咄嗟に助けてくれたって……こと?
うーん、やはり持つべきものは友人。
…………いや、そんな事を考えてる場合じゃないんだけど!!!!
私はそんな事を考えて自分で自分にツッコミをする。
そして、なんかイケメンの部類に入るという噂の彼がいる。
私がその彼の元へと言って立ち上がろうとした時、やっとこの状況の恐ろしさが分かった、のかもしれない。
―――死にそうだった私を庇った三人。
私を守るために抱きしめて避けさせてくれたあふぇさん。
私たち二人を守るために前へ出てきてくれたおどろくさんと瑠璃ちゃん。
…………この三人が無事でいられるわけ…ないよね。
立ち上がった時、密かに動いたあふぇさんの指。
その時にやっと視線が動いた。
あふぇさんを見てみると、幽霊みたいに白かった肌が死んでいる人のようにもっと白くなっていた。
「…………えっ…?」
私は小さく本当に小さく言葉を漏らした。
おどろくさんたちを見ると、倒れている…。
「……………………えーと!ひとまず!!!!!これは私のせいってことね!!??」
私はその場に沿わない明るい大きな声で言った。
もうこうでもしないとこの状況下でやっていけるはずがないでしょ……!?
私がそういった時、彼は密かに笑った。
その笑いは色んな感情があるようにも見えた。
……………………
私が今やる、一番いい選択肢って…何?
私は突っ立ってしまう。
下手に動くとどうなるかすら分からない。
だって相手は私たちより格上の相手だよ?知らんけど。
…………今はあふぇさんの身の安全を確かめることが最優先?
それとも、二人の前に行って、守るように立つのが一番の優先権?
……………分かんねぇ……
k@
70
#死ネタ注意
k@
79
#魔法少女
#なんでも許せる人向け
うあなに
671
分かんない……けど。
一旦まず普通に近くにいるあふぇさんの人命救助をしよう。
私は手始めにあふぇさんの額に手を当てる。
めっちゃ冷たい。
面白いほどに、いや面白くないんだけど、それぐらいに冷たい。
だけど、首の横に手を当てると脈がドッドッドッとなっているから、生きていることは分かった。
「……」
私は少しの間考えたあと、自分で着ていたパーカーを脱ぎ、少し折り畳み、あふぇさんの頭の後ろに置いた。
そして、あふぇさんを寝転がす。
……………………こんな時にあふぇさんの腕暖かっかったなとか考える私はもうダメなのかもしれない。
私はそうしたあとに一呼吸したあと、彼を少し睨みつける。
……と、そこには誰も居なかった。
「すぅぅぅぅぅぅぅぅぅ………………………はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!??????」
私は隣に死にかけだった恩人がいるにも関わらず普通に叫んでしまった。
だって、だって、誰も居ないんだよ!?
今から本気出すぞ!と言うときに居ないんだよぉぉ!!??
もしかすると゛彼 ゛は、重度の可愛い女の子好きで二人を攫うためだけに私を襲ったのかもしれない!
……………いや、流石にそれはありえない…よね?
そうだとしたら私、彼を幻滅するわ!
いやもうしてるかもだけど!!!
そう思っていると、命の恩人はもちのろんで普通に起きたのだった。
さっきまで冷たかった存在が普通に暖かくて、死んでいるように白かった肌が幽霊のように白い肌に変わった。
あまり驚かないかもしれない。
………だって、この黒熊が死ぬ所想像つかないんだよなぁ…………。
これ、信頼と言うかもうなんかその領域を超えてるんじゃ?私。
「…………えっ、瑠璃は!?」
あふぇさんの第一声、これ。
「…………瑠璃ちゃんは攫われた」
「……………え……………瑠璃ぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!!!!!??????????」
あふぇさんはそう叫んだ。
もう、真っ青な状態で。
その後、少しの間放心状態で、何かをブツブツ言っていたのだった。
あふぇさんが少し正気に戻ってきた時に、
「……………じゃあ、攫われの姫を助けに向かおうか」
と、私は命の恩人を助けるために命の恩人にそう言ったのだった。
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〜一応許してね、と言いたい編・弁解させてね〜
べる「皆さん、思い出してください!私たちはギャグの世界で生きているんです!the☆コメディですから!」
あふぇ「………いや、それでも命の恩人にすることじゃないと思うんだよね」
べる「いやでもさぁ?自称コメディなの、これ。鬱々展開は他でやっとけって言われるんですよ」
あふぇ「誰に?」
べる「…………………………。ええと……すぅ……、AIとかに?」
あふぇ「AI、そこまで過激じゃないでしょ…」
べる「瑠璃ちゃんの所でシリアス直行でもいいかなぁとは考えたんだよ?だけど、グダクダ暗い所を書くのはこの物語には合わないかなぁと言うことなので……はい。許してくださんせ」
あふぇ「ちょっと何言ってるか分かんない」
コメント
1件
いやあ、シリアスな展開かと思いきや最後の弁解編でしっかりギャグに戻すところが、この作品らしくて好きです。あふぇさんが死にかけてたのに「瑠璃ぃぃぃ!」って叫ぶシーン、緊張と笑いのバランスが絶妙でした。それと、主人公がパーカーを折り畳んで頭の下に敷く気遣い、あふぇさんの腕が暖かかったって回想…ああいう細かい描写が沁みますね。助けるために助けられる関係性、いいなあ。