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たいら
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若井side
あの子、なんて名前なんだろ。もしかして転校生だったり?綺麗だったなぁ……いや別に好きとかじゃないけど。普通に女の子が好きだし。うん。
それにしても……話してみたいなぁ…仲良くなりたいな…どんな子なのかな…きっと上品で優しい子なんだろうな。
補習をしている間もずっとあの子のこと考えちゃって、全く聞いてなかった。聞けなかった。
キーンコーンカーンコーン…
補習の終了のチャイムが鳴った。挨拶をして、一斉に生徒が出ていく。
そのタイミングを見計らって、俺はさっきの美しい男に話しかけた。
若)いきなりごめん。俺1組の若井滉斗っていうんだけどさ、もしかして、このバンド好き?
俺は、男がカバンに付けているキーホルダーを指さし、聞いてみる。ほんっとに偶然、俺はこのバンドが大好きで、いつも聞いている。
男)ほんと?僕このバンド大好きなんだぁ。若井くんもすきなの?
うわ、かわいっ。なにこの人。もっと知りたい。
若)実はめっちゃ好きでさ、でも周りでこのバンド知ってる人居なくてつい声掛けちゃった。
男)そっかあ、うれしい♡ありがとね♡
上目遣いで、きゅるんとした目でみてくる男。
かわいい。
つい見惚れてしまっていると男は、
男)ごめん、僕もう行かなきゃ
若)まって!名前っ、教えて
男)大森元貴、3組だよ♡またね、若井くん♡
めっちゃめちゃかわいい。
この時は思ってもなかった。
あんな可憐で清楚そうな子が想像と全く違くて俺の高校生活を一変させるなんて。