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「あり、が、とね、」



そう言われた最後の言葉

四年前お前が最後につくした言葉

死に無防備だった

自分がもう少し君に早く出会ってればな









四年前

「好き」

机に入っていたった一つ紙

誰からだろうと周りを見渡しても見つからない

教室には私一人しか来ていない

頭にはてなが浮かびながらもその紙を見つめた

男の子が書いたようなカクカクした字

そして名前のない紙


なぜ私に?

私には何も魅力のない女だ

私告白する理由もない

しかも私はいつか消える

お付き合いしても意味がない

しかも名前がないから返事もできない

悩んでいると足音が聴こえてくる

必死に手紙をファイルに入れ本を取り出した





ノートを閉じて立ち上がる

2つの足が私に近づいてくる

「疲れた行こ!」

私は頷き歩き始める

三人で次遊ぶのはいつにするのか話していた

私は混ざらずぼーっとしていた

あの手紙が忘れられない。

「はなはどうしたい?」

急に問われる

話を聞いていなかった私は困ってしまう

「話を聞いてた?」

「ごめん聞いてなかった」

「話を聞いててよ!」

ごめんとあやまり話を聞く






「あの、、、」







1話終



NEXT………..20





いつか消えてしまう君が残してくれた手帳

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