──────いえもん視点──────
それが決まるや否や探すチームはどこら辺を探すかの分担分け、俺達復興チームはさっさと解散することになった。
「はぁ〜…ねっむぅ…」
メテヲさんふとそんな言葉をこぼす。それに菓子さんが反応する。
「メテヲさん?大丈夫かしら?早く寝ることをおすすめするわ。」
「ん〜…そうしよっかな〜…」
「そもそも何が原因なんですか?」
俺もみんなの反応に便乗する。…まあ、寝不足な原因は何となくわかる。どうせ──────
「夜中まで実験しちゃって…最近寝てないんだよねー」
ほら、やっぱり実験だ。メテヲさんは暇あれば実験などをしているイメージがある。
メテヲさんがそんなことを言いながら俺達のことを見てからタバコの箱を取り出す。
「たははwここならタバコ吸っても大丈夫だって思ったってことかwww」
めめさんが爆笑する。まあ、俺達の中でタバコをとがめるメンバーはいない、そう判断して吸おうとしたのだろう。久しぶりに吸っているところを見た。
「いや、しょうがないじゃん。なかなか吸う機会がなかったんだもん。たまにくらい吸わせてくれ。」
そう言いながらタバコに火をつける。ぶわりとタバコの匂いが辺りを包む。俺は理由を知っているからなんとも思わないが。なんて、周りのメンバーと少し違うアピールをしてしまう。ガキか、なんて自分で自分をつっこむ。
「ふーん…?まあ、いいじゃないんですか?タバコくらいどーぞどーぞ!」
「別に私も気にしないわ。ご自由にって感じ。」
「じゃ、吸わせてもらいまーす!」
そう言ってメテヲさんはタバコを深く吸い込む。むせているのを気づかせないためか、咳払いをしている。まあ、心配させたくないのだろう。なんて、つたない推理で考える。
「あ〜…ひなの前ではあんまり吸わないで欲しいけど…」
少し、遠慮がちにルカさんがそんなことを言う。しかし、ひなさんはあまり気にしてはいないようだった。
「ん〜私は別にいいよ?それと…それ、ほんとにタバコ?」
ひなさんが疑問をぶつける。ひなさんのその言葉に真実を知っている俺も内心焦る。なぜ気づいたのか、そんな疑問が脳内でぐるぐると思考に絡みつく。追い詰められている訳でもないのだが、緊張感と心拍数が上がる。
「そんなことより!この後みんなでゲームしません!?罰ゲームありで!」
れいまりさんが先程までひりついてしまった空気の中、その空気がぶち壊す発言をする。…今回はなかなかに助かった一言だ。
「お?いいね〜♪それのった〜!ルカ兄!やるよ!!」
「ちょっ罰ゲームありだぞ!?」
「いいじゃん!そういうのがあるから面白いでしょ〜?」
「私もやらせてもらおうかしら」
「わたしもやりまーす!ボコボコにしてあげますよ!」
「メテヲもやる〜!」
「…俺もやります」
なんだかんだ全員ゲームすることになり、一旦自室に戻りゲーム機を取りに行く。その途中、依頼人であるビビさんとでくわす。
「あ…すみません…。暇だったので…」
ビビさんは廊下でチラチラと辺りを見回しながらゆっくりと歩いていた所に出くわしたのだ。その子は気まずそうにしている。俺もなんだか気まずくなって、あまり喋りたくなかった。しかし、ここでなにか情報収集や、弱点を探ろうとしているのかもしれない、そう思ったら、この人を部屋に帰らせた方が良い、という結論が出た。そのため、俺は会話をすることにする。
「何してたんですか?」
うん、おれに話すスキルはない。少し高圧的な態度をとってしまったことを脳内で反省する。それが活かされることは無いが。
その子はオドオドしながら謝ってくる。
「え、いや…すみません。特に何も…」
そう言いながらそそくさと去ろうとするその子をとめる。明らかに怪しかったからだ。
「いや、何をしようとしてたんですか?説明を求めます。」
俺が少し圧をかければその子はぽつり、ぽつりと話し始める。
「えっと…すみません。図書室に行きたくて…。魔法、勉強したくて…」
そんなことを言うものだから俺は思わず驚いてしまう。俺は心を読むことはできないためその子の言っていることが本心なのか違うのか俺が知るよしがなかった。まあ、その真偽は後でれいまりさんに聞くことにしよう。一旦は、図書室に連れていく。…この城なんでもあるくね?
「ここです。で、魔導書はここですので。汚したり、破らないように気をつけてください。」
声には情はのせない。油断も隙も見せない。そんなことは当たり前だ。しかし、その子はぺこりと頭を下げる。
「ありがとう…ございます。助かりました…。その…優しいんですね…?」
そう遠慮がちに言うその子はどこか悲しそうな表情を浮かべる。俺はそれに気付かないふりして一礼して去る。
依頼人とあまり仲良くならない方が良いのだ。…その子を殺さなければならない時もあるだろうし。
ここで切ります!内容がごちゃつきました!今回は脳死で書いていたので本当に申し訳ないです…。オリキャラの子が苦手な人は本当にすみません。断言します、その子はちょっと優遇されたモブです。少し設定があるモブです。モブがいえもんさんなんかと喋ってすみません…。しかし!恋愛要素皆無ですし、仲良くはさせないようにしました!モブモブ言うと可哀想なので名前で呼びますか、ビビは過去と種族と名前が与えられた…多くね?…まあ、いいでしょう!ぜんさん編(?)でしか登場しませんし!ご安心を!でしゃばりすぎないようにします!
それでは!おつはる〜
コメント
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結局投稿するあたりさすがね