テラーノベル
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いつも無口なお母さんのことだった。
「報告なんだけど。」
「な、何?」
なんだろう。
「お父さんの転勤で引っ越しすることになった。」
え……
突然過ぎて、頭が追いつかない。
「いつ?」
「まだ、決まってないんだけどね、高校一年生が終わる頃かな。」
頭が真っ白になった。先輩とはどうなるのだろう。せっかく友達ができたのに。
「まあ、今の高校の翼も上手くいってないみたいだし。悲しくはないよね。」
悲しいよ!悲しいよ……
そういえば……先輩のこと言ってなかったんだ。
とっさに自分の部屋に逃げ込み、泣き崩れた。
「悲しいよ……」
お母さんにばれないように、小さな声で。
コメント
1件
るるか.の新アカウントです。 ここまで読んでくださってありがとうございます! テラーノベルを間違えてアンインストールしてしまいました。なので、新しいアカウントになっています。 この新アカウントでは、書き直しにもなりつつ、続きも書こうと思っています。 なので、このアカウントでも観てみてください!