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正解が分からなくなってきたので全体的に分かりにくくなってしまったかもしれないです。すみません🙇♀️
〜前書き〜
こんにちは、雪夜です。今回から少しずつ壊していくので暴力表現が増えていく可能性があります。苦手な方などは限界だと感じた場合は無理せず読むのをやめてくださいね。
それでは、本編どうぞ。
〜本編〜
昨日の件が頭から離れることがなく、優也と付き合い始めてから1週間がたった。いつか話そうと思うのになかなか声にならないのはなんでなんだろう、、、
「はぁ、、、どうしよう、、、」
「お?珍しく悩み事?」
「あ、不審者だ 」
「誰が不審者だってぇ?」
こいつは同じクラスの流聖(りゅうせい)。僕にいつもダル絡みしてくる少しウザイやつなんです。冗談を言ってもノリノリなのでからかうのが楽しいヤツです。
「ごめんって、、、ちょっとね、気になるというか、、、」
「そういえば彼氏できたんだっけ?もしかしなくても恋愛相談かな?」
「うん、、、実は、、、」
__________かくかくしかじか__________
「なるほどな、、、本人に話したくても話せないよな、そういうの、、、 」
「はぁ、、、僕どうしたらいいんだろ、、、」
「素直に言えばいいじゃねぇかよ」
「それが出来ないから困ってんの!バカ!」
「えっ!?ちょっ、どこ行くんだよ! 」
少し声を荒らげて、逃げ出すように教室から出ていってしまった。ダメだ、、、ずっと悩んでるから些細なことでイライラするようになってる、、、流聖は真剣に話を聞いてくれたのに、、、
「僕のバカ、、、」
まともに制御ができない思考回路を何とかして治さないといけない。僕は、学校で唯一好きな場所へと向かっていった。
昼休み、俺はいつも通り純也のいるクラスへと向かっていった。だが、遠目で見てもわかる、純也がいない。どこへ行ったのか考えてるところに_________
「、、、あれ?生徒会長さん?」
「え?あー、、、君は確か、、、流聖君?」
純也の友達の流聖君が話しかけてきた。ちょうどいいやと思って、純也は今どこにいるのか聞いてみたけど知らないと言われた。だよな、、、こいつが知るわけ_________
「あ、いや、もしかしたら屋上かも」
「は?」
「知らないけど、行ってみたらいいんじゃないですか?」
なんでこいつの方が心当たりあるの?
そんなどうでもいいことに胸がチクッと痛んだ。気のせいだ、きっと、、、
「あいつ、なんかあった時とか一人になりたい時とかだいたい屋上で見かけるよ。なんか朝から思い詰めてたみたいだし、たぶん何かあっ_________」
「もういいよ、ありがとう」
話をさえぎって、素っ気なくそう答えてさっさとその場から離れた。なぜだか早く離れたい、こいつから純也の話を聞きたくない気がしたんだ。
俺だけでいい
そんな思いばっかり積み上がっていく気がした。
「、、、あ、いた」
「ゆ、優也、、、!?」
あいつの言った通り、純也は屋上にいた。俺の姿を見て驚いた純也は少し俺を見て固まっていたがすぐに顔を膝にうずめてしまった。こんな純也は初めて見る、、、なにか苦しいこととか、辛いこととかあったのかな、、、
「ね、どしたの?こんなところに一人で」
「、、、ちょっとね、悩んでた、、、」
「ふぅん、何を?」
「、、、いろいろ」
濁されてしまった。内容は分からないが、声を聞く限り相当悩んでるようで、とりあえず無理に聞かず待ってみる。
どうしよう、、、よりにもよって優也が来るなんて、、、
今話すべきだ、話すのは今しかないんだ、と言われている気がして余計に悩む。今言わなかったらきっと後悔する。意を決した僕は優也に恐る恐る聞いてみることにした。
「ね、、、ねぇ、優也」
「ん?」
「これ、、、僕の家の鍵、、、だよね、、、?」
「、、、っ!!」
なんで、、、?なんで純也が持ってんの、、、!?制服のポッケにちゃんと、、、!
「、、、入ってる、、、」
じゃあ、、、まさか、、、
「、、、やっぱり、そうだったんだね」
「あ、、、っ、、、」
バレた、嘘だ、なんで?いつから?やっぱりあの時見られてた?嘘だ、嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ!!!
「ねぇ、、、なんで、、、?」
「え、、、っと、、、」
あーぁ、もう嫌われた、、、
嫌われた、、、?
あはっ、何言ってるんだ?
絶 対 嫌 い に な ん て な ら な い よ ね ?
「ねぇ、なんで黙ってたの?言ってくれれば僕だって_________」
「ごめん、黙ってて悪かった」
「え?あ、いや、、、うん、、、」
「もう帰ろ?俺と純也の家に」
ほぼ無意識にそんな言葉が口から出てきた。
「もうさ、俺から離れないで一生一緒にいよう?」
もういいや、もう止まんない
「、、、ぇ、、、いや、、、午後の授業、、、」
もう、隠したりなんかしない
純也の声を無視して、強引に手を引っ張ってさっさと帰路を歩いた。
もう、誰にも渡さない
俺の純也だ
〜次回へ続く〜