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ノベルで思い付いたらあげます(多分)

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ノベルで思い付いたらあげます(多分)

第3話 - 知人の言葉＿＿＿。

200

2024年02月14日

#たぐなし

#創作

#下手くそ注意

黒峰零

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200

黒峰零

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注意書き＿＿＿。

・初心者の為下手です。

・全てフィクションです。

・一度黒峰零や他の名が出てきます。

↓それでも良い方はどうぞ

私の知人は言った。

「才は杞憂である」

此の一言を残し此の世を去った。

年齢は二十歳中間、精神疾患で肺炎持ち。

若くして亡くなってしまった。

才は杞憂であると言う一言は意味も分からず、書き置き等があるか探しても見たが、遺言書すら見付からなかった。

と言うよりも無かったの方が正しい。

此の言葉には親戚も悩みに悩んだが、一向に分からない為諦めたと言っていた。

私はその知人との一番の友人…、唯一の友人だった為、知人の家族は私に、

「君は友人なのだから、何か知らないか？」

と、聞かれたが私自身も知らないし、知人からその言葉はその時に一度聞いた迄だ。

“才”は”杞憂”である

杞憂か。

知人は自身の才をどう思って居たのだろう。

才とは性格や趣味思考も含む。

先程言った性格や趣味思考、外見やインターネットも例外では無いだろう。

一つの才を、言葉で現すのならばどんな言葉が合うだろうか。

私の知る人物三人は”文才”がある。

私の知る人物二人は”絵心”がある。

“文才”があり”絵心”がある方が居る。

学生の少年は”優しさ”がある。

不登校の少女は”音感”がある。

ある引き隠りは”記憶力”が良い。

近くの店主は”容量”が良い。

世界には皆の才が並ぶ。

ならば私ならばどうなるだろう？

文才？絵心？情？音感？余裕？

否、全て当てはまらない。

強いて言うのならば詐欺師や道化だろう。

嘘は百嘘ではない。

嘘と本当は紙一重。

馬鹿と天才は紙一重と言葉があるが、よく考えて見れば同じ原理だ。

例えば、私の年齢は25と14のどちらか？

私の性別は女か男か。

出身地は日本？それとも外国だろうか？

黒峰零や貴崎由紀とは本名か、佐藤静也や安部未優と言う在り来たりな名前が本名か。

それら全て嘘か、それとも一部本当か、それは本人にしか分からない。

私は何を言っているのだろうか。

此れは私自身も分からずに居る。

此のような事が全て夢なら、私にとって相当な悪夢だろう。

知人よ。

才は杞憂等とお前は言ったな。

私はその二つの言葉が少し恐ろしいよ。

嗚呼、願うのならば…。

直ぐにこのくだらない夢から、

覚めたいものだよ。

＿＿＿＿＿＿….

「あの、＿＿さん」

「何？」

「あの患者さん、何時から居るんですか？」

「私も知らないのよね、入った頃からずっと彼処に居るの。」

「えっ？、でも＿＿さんって結構勤続年数長いですよね？」

「そうだけど、」

「あの患者の事？」

「＿＿さん！」

「あの患者は、昔からずっと目を覚まさないのよ。」

「目を覚まさないって、」

「昔も同じ様な患者が居たけど、ずっと何も喋らず眠っている。」

「何か病気と言う訳でも無いし、解決法も見つかってないから、今も手を付けられない状態なの。」

「そんな患者さんが….。」

「その前の患者はどうなったんですか？」

「才は杞憂と言葉を残してこの世を去ったわ。」

「才は杞憂….？」

「そう言えばあの患者の引き出しに言葉を書いた紙があったわね、」

「多分、入院中であの状態になる前に書いた物でしょうね。」

「言葉ですか？」

「えぇ、その言葉は＿＿＿。」

人に優しく厳しくあれ、

人に毒とならぬように気を付けよ、

雨に雨よ挫ける事なかれ、

雨を晴れにする様に変えてみよ、

何があろうとも強く生を歩め、

死のう等と思わぬ様気を付けよ、

覚めぬ夢と消えぬ意識と共に、

才と杞憂に呑み込まれる事なかれ＿＿＿。