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ヴァンが戻ってこないまま、夜が明けた。
「それでは……ヴァンを取り戻しに行ってきます。すべて……手筈通りに」
太陽が真上に来る頃、ルクレシアは見送る仲間たちに笑ってみせた。
彼女は、辺境伯が娘を連れて戻ろうと密かに持参していたドレスを身に纏っている。
それは辺境伯夫人が用意したもので、ルクレシアが初めて見るものだった。
――妻はなにかを感じたんだろう。どうしてもこれにしろと聞かないものでな。
それは婚礼衣装のような、白い豪華なドレスだった。
ルクレシアは、エルザードの娼婦たちを思い出す。
女にとってドレスは、男にとっての武具。
(娼婦たちもドレスで戦っていた。だけど男に媚びる姿はわたしじゃない。わたしは……何色にも染まっていない真っ白なわたしの姿でいくわ*****************************
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