テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
【合宿6日目 夜】屋上のあと。
二人は何も言わずに
合宿所へ戻った。
廊下を歩く間も
空気は重い。
その時。
マネージャーが言う。
「部屋替えするぞ。」
メンバーがざわつく。
「明日朝早いから
人数バランス変える。」
そして紙を見る。
「リオとサンウォン。同じ部屋。」
一瞬。
二人の動きが止まる。
他のメンバーは気づかない。
でも
リオとサンウォンだけ
空気が固まる。
部屋。
ベッドは二つ。
でも距離が近い。
リオは先に
シャワーを浴びて戻ってくる。
髪がまだ濡れている。
サンウォンはベッドに座っている。
視線が動かない。
ずっと
リオを見ている。
リ「……どうした。」
リオが言う。
サンウォンは答えない。
数秒。
そして言う。
サ「ヒョン。」
低い声。
サ「今日、逃げないよね。」
リオがタオルで
髪を拭く。
リ「多分な。」
サンウォンが立ち上がる。
一歩近づく。
サ「屋上で。」
静かな声。
サ「僕、もう我慢してた。」
リオの手が止まる。
サンウォンは続ける。
サ「ずっと。」
サ「ヒョンが逃げるから。」
サ「ヒョンが否定するから。」
一歩。
また一歩。
距離が近づく。
リオが言う。
リ「……サンウォン。」
自分の名前を呼ばれて
サンウォンが少し笑う。
サ「僕のこと好きだよね。」
沈黙。
リオは目を逸らす。
その瞬間。
サンウォンが
リオの手首を掴む。
サ「答えてヒョン。」
声が少し震える。
リオが振りほどこうとする。
リ「離せ。」
でも
サンウォンは離さない。
むしろ
少し強く掴む。
サ「もう無理なんだよ。」
低い声。
サ「僕。」
サ「ヒョンと同じ部屋とか。」
笑う。
でも余裕はない。
リオの背中が
壁に当たる。
また逃げ場がない。
屋上と同じ。
リ「……サンウォン。」
リオが言う。
リ「ほんとやめろ。」
サンウォンは首を振る。
サ「ヒョン。」
サ「屋上でキスした時。」
真っ直ぐ見る。
サ「ヒョン、止めなかった。」
リオの呼吸が
また乱れる。
リ「……勘違いだ。」
サンウォンが笑う。
サ「またそれか。」
そして
ゆっくり顔を近づける。
距離数センチ_
サ「ヒョン。」
低い声。
サ「今日こそ逃げないで。」
その瞬間。
サンウォンが
キスする。
今度は
屋上より長い。
リ「んっ…///」
部屋の空気が
張り詰めている。
リオの背中は壁。
サンウォンの手は
まだリオの服を掴んだまま。
サンウォンが笑う。
でもその笑いは
少し危ない。
一歩近づく。
サ「もう逃げないんだよね。」
リオは答えない。
でも目を逸らさない。
それが逆に
サンウォンの理性を
揺らす。
サ「ヒョンが悪いんですよ。」
小さい声。
サ「そんな顔するから。」
距離が近い。
呼吸が混ざる。
数センチ。
するとリオは抵抗せず
目を閉じた。
その瞬間。
サンウォンが
もう一度キスする。
(クチュクチュ♡
さっきより強く。
数秒。
リ「んぁッ…///んふ、」
サ(やっぱり慣れてない、)
リオの手が
サンウォンの腕を掴む。
離そうとしているのか
止めているのか
分からない。
サンウォンが離れる。
息が少し荒い。
サ「……やばい。」
小さく呟く。
リ「…..何、が?」
サンウォンは少し笑う。
でもその目は真剣。
サ「僕。」
サ「今、止めないと」
サ「ほんとに止まらなくなる。」
リオは黙る。
サンウォンが一歩下がる。
壁から離れる。
サ「今日はここまでで。」
深呼吸。
サ「じゃないと」
少し笑う。
サ「ヒョン、明日 僕のこと避けられなくなりますよ。」
リオは何も言わない。
でも
サンウォンがベッドに戻ったあとも
しばらく
さっきキスされた場所を触っていた。
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!