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mk @ nrkr
330
50
#ご本人様には関係ありません
ゆーふぉくん
17,551
前回の話も読んでくださってありがとうございます‼︎
なんとこの話の♡の数が2000いきました
想像の何倍もの♡をつけていただいて……
めっちゃ嬉しいです……‼︎
それでは、本編へいってらっしゃい‼︎
みかさが見せてくれたPCに書いてあったもの
それはある資料だった
「vu 依頼受注履歴」
らぴす「ばぁうくんの依頼受注履歴……?なんで、そんなもの、みかさが……?」
みかさ「しゆんくんから、送られてきたんだ。らぴすに見せろ、って」
らぴす「しゆんくん……?」
みかさ「取り敢えず、見てみた方がいい」
らぴす「うん……」
下にいく程日付が古くなっているようだった
すごい量だ
この一ヶ月だけで40件は受けている
川上優、若月日向、橘春樹……
その、もう5つくらい下の欄
らぴす「ーーーーっ‼︎‼︎」
兄の名前があった
らぴす「ヒューッヒューッヒューッヒューッ」
みかさ「らぴす‼︎」
らいと「ちょっ……らぴす‼︎」
ロゼ「らぴちゃん⁉︎」
メルト「らぴ!」
心音「らぴす‼︎大丈夫⁉︎」
らぴす「ヒューッヒューッヒューッヒューッ」
心音「大丈夫、らぴす、大丈夫、落ち着いて」
らぴす「ヒューッ……ヒューッ……」
心音が背中をさすってくれている
はっきり思い出した
あの時の声を
ばぁうくんと同じだ
あの低い、少し特徴的な声
ばぁうくんのものだ
心音「大丈夫、みんないるから、怖くないよ」
違う、そうじゃない
兄を殺した奴が分かったんだ
やっと、目的が果たせ……
らぴす「スゥ……」
心音「らぴす⁉︎」
みかさ「え、意識無い‼︎」
ロゼ「みんな落ち着いて。多分、寝たんだと思う」
らいと「よかったぁー」
メルト「じゃあ、そのこソファーに運ぼ」
心音「俺運ぶわ」
らいと「さんきゅ」
みかさ「……でも、どうしたんだろう」
メルト「その資料見て、過呼吸になったの?」
みかさ「うん」
心音「どれどれ」
ロゼ「うーん、別にらぴすに関係のある名前は無いと思うけど……」
らいと「起きたら、聞いてみると?」
心音「そうだね……、聞きづらいことではあるけど」
メルト「でももう夜だし、今日は起きないんじゃない?」
みかさ「じゃあ、部屋に運んどいた方がいいか」
心音「じゃあまた俺運んでくるわ」
ロゼ「大丈夫?」
心音「うん。らぴすめっちゃ軽い。歳の割に細いし」
らいと「……それも関係あるんじゃね?親に、捨てられたとか」
心音「そっか……らいとも、そうだったっけ」
らいと「うん」
ロゼ「そういえば拾った時、親はいなくなったって言ってたっけ。兄弟いるか、って聞いたら黙ったし。なんかありそうだな」
みかさ「お前……」
ロゼ「え?」
メルト「そういう大事な事は早く言えって」
ロゼ「ごめんごめん」
心音「取り敢えず、俺運んでくるわ」
ロゼ「俺たちもそろそろ寝るか」
メルト「だね」
みかさ「おやすみー」
心音「おやすみ……(おやすみ、らぴす)」
翌朝
らぴす「ん゛……(あれ……部屋?)」
らぴす「あれ、俺、昨日……どうしたんだっけ」
……そうだ
兄……いや、本当は”義兄”と呼ぶべきか
その義兄を殺した犯人が分かったんだ
……俺は、どうすればいい?
このまま黙っている訳にはいかない
でもじゃあ
俺に何が出来る?
今更過去のことを詰めても
あの人は軽く笑い流すだけだろう
「依頼だったから」って
ただそれだけだ
それでその話は終わらされる
でも、そんなの嫌だ
義兄の死が笑い事になるなんて
……じゃあ俺は、どうすればーーーー
……そうだ
復讐、という目的を果たすそのために
もっと簡単な方法がある
無意識に目を逸らしていたけれど
「後々必要になると思うから」
あの時のしゆんくんの言葉
……必要なのは今だ
戦うしかない
しゆんくんが教えてくれた場所で
それしか、方法は無い
らぴす「今……何時だろう」
時計を見る
11時だ
こんなに寝ていたんだ
きっともうみんなは起きてる
……夜、何が用事を作って抜け出そう
みんなにバレないように
みんなに迷惑はかけたくない
これは、俺の問題だから
深呼吸をして、部屋のドアを開ける
らぴす「おはよう」
心音「おはよう‼︎…昨日、大丈夫だった?」
らぴす「うん、もう大丈夫。ごめん」
メルト「謝ることない」
らいと「何があったん?」
らぴす「いや、何もないよ」
ロゼ「何も無いは無理あるよ……らぴちゃん」
らぴす「ほんとに何にも無いって。ちょっと体調悪かっただけ」
みかさ「ほんとに?何か無理してない?」
らぴす「うん。それよりさ、今日夜、ちょっと用事あるから出掛けてくるね」
ロゼ「時間どのくらい?」
らぴす「うーん、20時くらいから」
心音「どんくらいかかる?」
らぴす「早く終わればあんまかかんないよ」
ロゼ「それ安全な用事?」
らぴす「もー、俺子供じゃないから。大丈夫だって」
メルト「俺たちからしたららぴすとらいとは子供だよ」
らぴす「えぇ……」
らいと「え、俺も⁉︎」
みかさ「お前もだよ」
ロゼ「10代は子供だねぇー」
らいと「俺は認めない」
らぴす「俺ら子供として扱われてた……?」
紫赤白桃「うん」
らいと「くっそ、後3年早く生まれたかった」
らぴす「俺もー」
心音「残念でしたー」
らいと「でもさぁ、らぴす」
らぴす「ねぇ……」
心音「え、何?意味深なの怖いんだけど」
らぴす「いや、俺らより歳上なのに中身は俺らより子供の人いるよねー、って」
心音「誰?」
らいと「お前」
心音「はぁ⁉︎20代に向かって何言ってんの⁉︎」
らいと「20代マウントよっわ」
メルト「これに関しては心音の肩持てないわ」
みかさ「同じく」
ロゼ「まぁ取り敢えず一番歳上の俺には逆らえないってことね?」
心音「え゛」
らぴす「……そうなるね!」
心音「らぴすあんまり嫌そうじゃない!」
らぴす「だってロゼ、頼りになるし」
メルト「俺は?」
らぴす「なる。マインド強いし」
みかさ「俺は?」
らぴす「なる。料理美味しい」
みかさ「シンプル嬉しいんやけど」
らいと「俺は?」
らぴす「あんま……だけどどんどん突っ込んでく戦い方好き」
らいと「んーまぁ嬉しいからそれでいいわ」
心音「俺は⁉」
らぴす「まぁ……友達みたいなリーダーって感じ?」
心音「リーダーなのに頼りにされてない‼」
らぴす「尊敬はしてる」
心音「ありがとう……」
ロゼ「ドンマイ!」
心音「嬉しそうな顔しやがって」
ロゼ「まぁまぁ。で、なんの話してたんだっけ?」
らぴす「俺、夜出かけてくるねっていう」
ろぜ「そうだったそうだった」
心音「でも、ほんとに気を付けてね?」
みかさ「念のため小さい方の銃持っていきな?」
らぴす「うん」
よかった
武器は怪しまれずに持っていけそうだ
心音「出かける時は俺らに声かけて」
らぴす「うん、じゃ俺ちょっとやることあるから、部屋いるね」
ロゼ「はーい」
心音が何か聞きたそうな顔をしていた
危なかった
今は何も聞いてほしくない
俺がこれからやることが分かってしまうかもしれないから
みんな仲間思いであたたかい
だからこそ、危ない
巻き込んでしまうかもしれないから
今日の20時
それが、俺の最後の時間
コメント
2件
第8話、読ませていただきました! 義兄の名前が依頼履歴に出てきた瞬間のらぴすくんの過呼吸、すごくリアルで胸が締め付けられました……。あの低い声がばぁうくんのものだって気づいた場面、ゾッとしましたね。 みんなに「何もない」って笑顔で言いながら、夜に抜け出す準備をするらぴすくん。仲間に心配かけたくない気持ちと、一人で復讐を決行しようとする覚悟、その孤独が切ないです。「俺の最後の時間」って言葉がすごく重くて……。 心音くんたちが頼りになるからこそ、それを振り切って進もうとする姿が苦しくも美しかったです。続きが気になります!