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〜1話〜
大好きな人 ①
幽霊なんか居ない。
宇宙人なんかいない。
バケモノなんかどこにもいない。
小さい頃、人にはみえない「なにか」が見えていて 泣きじゃくる私に、
おばあちゃんは私を抱きしめながらいつもの優しい笑顔で何回も何回もそれを言った。
おばあちゃんの腕の中は不思議な感覚で
抱きしめられている時だけはその 「なにか」が見えなかった。
だから私はおばあちゃんの腕の中が世界一大好きな居場所だった。
まな 「おばぁちゃんこわいよぉ…. 」
おばあちゃん 「大丈夫よ。まなちゃん。」
おばあちゃん 「ほら。もうなんにもみえない
でしょ。」
まな 「…..おばぁちゃん」
おばあちゃん 「ん?」
まな 「もし、、おばあちゃんが居なくなっ
ちゃったら私はずっとおばけさんにお
びえ きゃいけない?」
まな 「私はずっとつらいまま….?」
おばあちゃん 「そんなことないわよ。 」
おばあちゃん 「大丈夫よ。まなちゃん。
そのときは…….
𝙉𝙚𝙭𝙩 ︎ ⇝