テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
#フライギ
桜
62
まっちゃ
54
コメント
9件
タイトル見ただけで神作品が確定してしまっていましたッッッ🥹✨ そ、ソナチ大好きです…😇💕 最初のナチさんが可哀想で可愛いと言いますか、何と言いますか…🙄💘 ソ連さんめちゃめちゃメロくていい男すぎますッッッ😖💗 しれっと告白しちゃうのも好きです😭‼️ なんというか、一緒に暮らして仲良くなって来ても"敵国"なのがほんとに好きです🫠🫠(語彙力が……ッッッ)でも一緒に暮らし始めてすぐは敵国同士で同棲してるって考えたら口角上がっちゃってます🙃🙃🙃💖
コメント失礼致します🙇 ちょっと待ってください好きです(((((((( 毎度の如く神小説ですね😘😘🫵🫵 ありがとうございます😍😍🫵🫵(?)
ゎぁぁっ…?!!ものすごく好きです流石つうんちゃんんっ…!!!!🥹💕それんさんがめろいね、ありがとう。(謎) やっぱりこの敵国同士なのがいーよねっ…!!視点変わったりするのすごいよすごいよ…😭😭💖もうタイトルからして天才だとおもう!!!!
リクエスト頂きましたソナチを書こう。「はてなさん」へ。はてなちゃんイラコン参加してくださってありがとうだいすこ(
この作品に政治的意図・戦争賛美は御座いません。戦争表現があります……不快になられた方は速やかにブラウザバックを。地雷のお方はまた今度。良ければ読んでいってくださいな。
とある初夏の日。
爽やかな風が部屋の中へと吹き抜け、揺れる雑草は気持ちよさそうに目を閉じている。
そんな、如何にも平和そうな気候であるのに、どうやら世界は物騒な武器をぶっ放しているようだ。
かくいう俺も、その仲間であったりする。
……まぁ、そんな夢のような世界とも今日でおさらばするわけなのだが。
天井へしっかりと固定したロープを見上げ嘆息する。
俺は今日で夢から覚めて、現実世界で幸せに生きるのだと。
「__まぁ!全部俺が悪いから! 」
そうだそうだ、と頷き台に足をのせる。
そして、ぐっと縄に首をかけ、台を蹴る。
__さぁ、終わりだ。
ぎゅぅっと縄が首を絞めあげ、呼吸が困難になっていく。こういうものだとわかってはいるのに、四肢は言うことを聞かず暴れまわる。どうせならおとなしく締まればよかったのに、なんて他人事のように自分の命の灯が消えていくのを見つめる。
朦朧とする意識、暗く染まっていく視界。
走馬燈すらも見えずに……
唐突に、暗闇から掬い上げられた感覚を覚え、身が震える。白い光が頭を突き刺し、ぐらりと揺れた。
「は?」
俺の口から間抜けな声が出た。
……声?
俺は死んだはずだ。確かに、首を吊って……
「目覚めたか。」
低い声が耳朶を揺らす。まだぼんやりとしている意識の中に、ぽんっと放り投げられたその声は、まごうことなき宿敵の声であった。
「っ、ソ連‼‼ 」
部屋の床に寝かされていた俺は思わず大きな声を出し、飛び起きた。だが、その瞬間めまいが訪れ、姿勢が崩れる。
「目ぇ覚めたばっかなんだからじっとしてろよ」
呆れた声でソ連はそういう。
「……なんで」
そんな声が己の口からぽろりとこぼれる。
俺の首の鬱血を見たソ連は、無言でマフラーをかける。存外に柔らかいそれは、縄よりも優しく首に巻き付いた。
聞きたいことが、本当に山ほどあった。
「なんで、お前がっ……敵、だろ……」
自分で恥ずかしくなるくらい弱弱しい声。ありえない痴態を晒していると自覚しつつも、今の状態では繕うことはとても無理だった。
ソ連の目が俺を見ている。琥珀色の目。変わらぬ、敵の目である。
……だが。その瞳の奥に、どうしようもない激情が見え隠れしているのを見つけてしまった。
「敵、ねぇ。」
そう言ってふんと笑ったソ連の声は、大きな怒りと悲しみで満ちていた。
「死なれたく、ないんだよ。」
死なれたくない。あまりにも、矛盾した答えであった。俺とソ連は敵国であって、そんな思いを抱くのはあり得ないはずなのに。しかも俺はソ連を裏切ったはずなのに。
「敵国だとか。そんなもん今はどうでもよくて。ただただ、俺がお前に死んでほしくなかった。……それだけだ」
意味が、分からない。
気が付いた時には、その琥珀色の瞳からすぅーっと一筋の液体が伝っていた。形の良い頬骨に沿って、ゆっくりと。
こいつのこんな顔を、今まで見たことがない。当たり前かもしれないが。
それよりも何故、こいつは。俺に……
不可侵条約。そんなものを結んだ日は、心が馬鹿みたいに昂っていた。
嬉しかったからである。
いつも、敵国として向き合うあいつに恋をしていた。
深紅の輝く瞳に、小さな口からのぞく鋭い歯に。滑らかな紅い肌に、ぎらりと光るハーケンクロイツ。
……その全てが魅力的に見えてしまった。
叶わぬ恋だと知っていながら、ひそかに焦がれていたのだ。
それが、手が届く距離に収まってくれたというのなら、そりゃぁ馬鹿になろう。
なのに。それなのに。
あいつは、裏切って……
仕方ないと割り切ることができないくらい、俺はあいつに対して弱っていたらしい。
望んで、ようやくかなった条約が破棄されて、自分の領地に攻め入られたとしても、俺はあいつのことを「敵」だと認識することができなかったのだ。
ただ、敵国という名目上、侵入してきたあいつを攻撃するよりほかはなく。
__そんな時、である。
あいつが行方不明になったという報告が入ったのは。
はっきり言って全く意味が分からなかった。
行方不明?あいつが?
ありえない、と。そう言い切って、何も調べず何も関与せず、無視すれば良かったのだろう。
だが、先ほど述べた通りである。そうして見殺しにすることは俺にとってできることではなかった。
……探しに行こう。
そう心に決めたのであった。
「っ__ナチス!! 」
俺がようやく発見した時、ナチスはその細い首を太い縄に締め上げられている最中であった。
助けないと。
俺は全速力で駆け寄り、縄を外す。どさりと重い音がして、彼の体が俺の腕の中に倒れ込んだ。
何故。何故、自殺なんてしようと思ったのだ。こいつは、何故……
考えれば考えるほど、「何故」という縋るような疑問符ばかりが頭をめぐる。それによる怒りも__
そんなことを言っている場合ではないときゅっと唇をかみ、彼の手首の脈を測る。
幸い、まだ息はあるようだ。
人間ならば確実に死んでいたであろう時間も、やはり国は違うらしい。
くっきりと彼の首に浮かぶ赤黒い痣、口から垂れる透明な涎。きつく瞑った目。それらすべてが、その苦痛を物語っていた。
彼も国だ。息がある以上、放っておけば目を覚ますだろう。
そう考え、取りあえず床に寝かせておく。きちんと起きてくれることを祈って__
「……取りあえず、俺の管理下となれ」
しばらくして、沈黙を突き破った声がそう言った。
「お前の、管理下……」
何を言えばいいか分からなかったのでおうむ返しにそう言ってみると、ソ連は頷いた。
「その感じだったらお前、国に何も言わず死のうとしただろ」
「それに、その首の感じだと後遺症も残る可能性がある」
だから、俺が管理してやる。衣食住は保証するから。
ソ連はそう言うのであった。
「管理下とはいえ、俺と二人暮らしになるがな。」
確かに、悔しいがこいつの言うとおりである。まぁ、こいつに邪魔されたからの話だが。
生きてしまった以上、生活する場所がないのは困る。管理下に置かれるとしても、都合はいい。二人暮らしになってしまうのは多少抵抗があるが__
俺がかすかに頷くと、ソ連は満足げにため息をついた。
「じゃ、決まりだな」
こうして、ソ連の管理下に置かれることになったのだった。
そして時間は経ち。
二人、敵国同士が暮らす生活も慣れてくる。
大分打ち解けあい、前よりも確実に二人の仲は良好になった。
また、時々出るナチスの首元の息苦しいような痛いような症状を、ソ連はきちんと労わり、ケアしてくれる。
ただ__
衣・食・住。すべてを与えてくれるソ連に、ナチスはいつも思うのだ。
「何故、自分なんかにこれほどまでに尽くしてくれるのだろう」
と。
聞きたくても、どうにも彼の恩情を遮るようでいつもためらってしまって聞けないのだが……
そんな疑問が大きくなりすぎて。ふっと口を突いて出たときがあった。
その時、彼は一度驚いたように目を見開き、それからふっと小さく笑いこう答えたのだった。
「……仕方ないだろ。とある鉤十字に、恋しちまったんだから」
≪Fin≫
切ります。長くなってしまいました……このお話、とある相互様のソナチの設定を使わせていただいておりまして……(勝手に使ってすみません)
リクエストと同じ話で使うのはいかがなものかとは思ったのですが、クオリティ的にまとめたほうがいいかなと……申し訳ないです……
いかがでしたでしょうか。これ伸びなかったら泣くなぁ((
では。