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- ̗̀⚠︎ ̖́-
kyng × inm
若干hsrb×inm要素ありますが兄みたいなhsrbがinmを弟みたいに可愛がってる図です
hsrbはinmのことを弟みたいに思ってるしinmはhsrbのことをお兄ちゃんみたいだなって思ってるだけです
kyngとinmがすれ違っちゃうお話
inmが少し病んでます
友情出演でhsrb、akgが出ますご注意を
フォロワー様300人⤴︎ありがとうございます!
200人記念の作品をあとひとつ書き終えたらまたリクボ作ろうかなって思ってます!
inm視点
1年ほど前からロウとお付き合いを始めたけどデートはほとんどしないしキスだってしたこともなければその先だってしたことが無い。
恋人って思ってたの俺だけだったのかも。
とか思いながら帰路へ着く。
元々小柳の家と俺の家は近い位置にあるから少し寄ってみても……なんて思ったけど前それをやった時少し嫌そうな顔をされたことを思い出して辞めることにした。
こんな日はすぐに家に帰ろうと歩くスピードを少し早めるとその先にはロウと一緒に歩いてるウェンの姿があった。
いつもなら挨拶だけしてすぐ家に帰ってたかもしれないけど今日は朝からずっと不運が続いてて今俺が笑えてるのかも分からないしきっと話しかけたら泣いてしまう。
めんどくさいのは嫌だと昔小柳が言ってたことも思い出して今日は雨に降られて寝れているけど遠回りをして帰った。
遠回りをしている間に家に帰ったらしくロウともう一度鉢合わせることはなかった。
安心してマンションのエレベーターに乗っておれの家まで来れば何故か俺の家の扉の前に星導が居た。
「……は、?お前何してんの。」
「あー!!ライ!すいません……。
雨に降られちゃって、ちょうどライの家が一番近くて寄ったんですけど……。
出掛けてたんですね。」
「……いや、別に大した用事じゃないし。
ほら、濡れてるんでしょ。風呂ぐらいなら貸せるから入ってきな。」
「ありがとうございます。」
そんな会話をしてから先に星導に風呂に入ってもらい後に俺が風呂に入った。
出てきたと同時に何も星導に出してなかったことを思い出して星導にお茶を出す。
「ごめん、忘れてた。
苦手じゃなければどーぞ。」
「いえいえ、ありがとうございます。
本当に助かりました。」
「星導の家ここからじゃ遠いしね。」
「そうなんですよ。」
「そういえばライ、さっきからずっと浮かない顔をしてますけどまた本部の人に何か言われたんですか?」
「いやいや、今日は本部に行ってないから違うよ。」
「じゃあ、どうしたんですか?」
「ん~、いや……ちょっとね。」
「……小柳くんと何かありました?」
「何かあったって言うより何も無かったから不安って言えばいいのかな。」
「もしかして小柳くんとまだ何もしてないんですか?!」
「……うん、デートだってー俺から誘って数回ぐらいしかしてないし、電話だって全くしないし連絡も来ない。
キスだってしたことないしそういうことだってしたことない。」
「おれのこと、ほんとはすきじゃなかったのかな……。」
「……ライ、大丈夫です。
何かあったら俺がいます、いつでも相談してください。」
「ライは俺にとって太陽みたいな存在なんです。
だから、ライに何かがあったら守らせてください。」
「ぁは、なんか告白みたいだね。
でも、何かあったら守ってね。」
「もちろんです!」
「で、お話聞かせてくれませんか。」
「……うん、もちろん。」
そこからは今日外に出た時風が強すぎてセットが全部崩れて、その後大学に行って授業を受けて外に出れば雨が降っていて、傘なんて持ってないから買おうと売店に向かってもなくて。
仕方ないからと濡れて帰り始めた後に売店から傘が入荷したことを大声でアナウンスし始めてて、そんなことが丸1日続いて気分が落ちてた時にロウとウェンのデートしてるとこを見ちゃったから余計に気分は地の底まで落ちた。
しかも俺とはデートとかしないくせに。
やっぱりロウは俺の事なんか好きじゃないんだ。
なんて思って居ると悲しくなってきて泣きそうになる。
「……ライ、大丈夫です。
ここには俺しかいませんよ。ダカラどれだけ泣いても愚痴っても小柳くんに面倒くさがられることは無いです。
ほら、おいで。」
なんて言ってから両手を広げて抱きしめてくれた。
「……ぅ、あッ」
「ろぉのばかッ」
そうやってしばらく泣いていれば少し気持ちが落ち着いてきたし涙も止まったので少しだけ離れてお礼を言う。
「星導、ありがとう。
なんか星導お兄ちゃんみたい。笑」
「ライみたいなかわいい弟がいたら毎日すごく楽しいでしょうね。」
「んふ、星導おにーちゃん。」
「…どうしたんですか、ライ。」
「呼んだだけ。笑」
「ライが望むのなら俺はライのお兄ちゃんにだってなりますよ。」
「星導がお兄ちゃんになってくれたら毎日楽しそう。
ねぇ、俺のお兄ちゃんになってくれる?」
「もちろんです。
元々俺はライの事を弟みたいに可愛がってたんですから。」
「え〜笑そうなの?」
「そうですよ。ライが気づいてなかっただけです。」
「ねぇ、星導おにーちゃん。
一緒に……、寝たいな。」
「もちろんいいですよ。」
「!ほんとに?!やったぁ……笑
初めて誰かと一緒に寝る」
「ライはライのお母さんとかと一緒に寝たことないの?」
「ない。あの人達俺の事嫌いだから。」
「……そうなんですね。
じゃあ今日はお兄ちゃんと一緒に寝ましょう」
「やったぁ笑
星導が自分でお兄ちゃんっていうのなんかいいね。」
「そうですか?
まぁライも疲れてるでしょうしそろそろ寝ましょう。」
「うん、寝る。」
「寝室ってどこですか?」
そう聞かれたので星導の手を引っ張って寝室まで連れていく。
「寝室はね、ここ。」
ここなんですね、教えてくれてありがとうございます。
「んーん、ねぇ星導。」
「どうしたの?」
「2人の時はさ、おにーちゃんって呼んでもいい……?」
「もちろんです。俺はライのお兄ちゃんですからね。」
「んふ、やった。
おにーちゃん沢山甘やかしてね?」
「沢山甘やかしますから覚悟しておいて下さいね。」
なんて言われてから2人ともベッドに入る。
星導は頭を撫でてくれているし流石に恋人がいるしと配慮してくれたのか分からないけど抱きしめてはくれなかった。
それでも少し心が軽くなった気がする。
kyng視点
雨が降っていたため傘を持っていないと言っていたウェンと一緒に家に帰っていると愛しい人の気配がして後ろをそっと向けば先程までこちらから帰ろうと歩いていたはずなのにこちらに背を向け別の方向から帰ろうとしていた。
なにか忘れ物でもあったのだろうかと気になったがライはそこまで干渉されたくないタイプなのかもしれないと思っているので追いかけたり話しかけたりはしない。
ライはいつもヒーローとして頑張ってくれているから少しくらいは甘えて欲しいけどライがどう思ってるのか分からないのでそこまで踏み込んだ行動はできなくてドギマギしている。
さすがにそろそろキスのひとつぐらいしてもいいだろうと思ったので今度家にでも呼ぶか。
なんて考えていたところでウェンに呼ばれる。
「ねー、ロウきゅん。」
「ロウきゅんって呼ぶな。……なんだよ。」
「ライと付き合ってるんだよね?」
「あ?そうだけどそれがなんだよ。」
「MECHATU-Aのグループにさ、るべショウからライと一緒に寝てる写真送られてきてるけど?」
「は?」
「なんかるべショウがライのお兄ちゃんになりました!!って嬉しそうに報告してるけど。」
「はぁ?ちょっとスマホ貸せ」
「ちょ、ちょ!こやロウ自分のスマホは?!」
「今充電ねぇんだわ。すまんけど借りるぞ。」
「はぁ?!まぁいいけどちゃんとBy小柳ってつけろよぉ?」
「あー、わかったわかった。」
ウェンが言ってることを全部スルーして星導に対して電話をかける。
「何回かけても出ねぇんだけどあいつ。」
「そりゃ僕からかかってきたんじゃ出ないでしょ。
こやロウが僕のスマホ持ってるなんて分からないだろうし。」
「あ、繋がった。おい星導。お前何人の恋人と添い寝してんだよ。」
『あれ、?小柳くん?』
「そうだけど。」
『ウェンからじゃないんですか?』
「今ウェンと一緒にいてスマホの充電無いからウェンのスマホ借りてんだよ。」
『そうなんですね』
「それで、なんで人の恋人と一緒に寝てんだよ。」
『ライが俺の事お兄ちゃん見たいって言ってくれて、お兄ちゃんって呼んでくれてるんですよ。』
『でね、ライが家族とも一緒に寝たことないからおにーちゃんと一緒に寝たいって言ってきてくれたんですよ。
だから寝てるんです。
というかライと俺が一緒に寝ることになったのは元を辿れば小柳くんのせいですからね!
あ、安心してください手は全くもって出てないです。』
「今からライの家行くわ。
待ってろまじで。」
『はーい、鍵は確か空いたままなんで入ってきたらすぐ鍵閉めてくださいねー。』
なんて呑気な声を聞いてすぐに電話を切る。
「ウェンありがとな助かったわ。
とりあえず俺これからライの家行くけどお前どうする?」
「え、僕も行くー!!おもろそう。」
「おもろそうで着いてくんのかよ。
まぁいいけど。俺全力で走るから着いてこいよ。」
「はぁ?!そんなことしたら濡れるじゃん!」
「仕方ないだろライが待ってるんだから」
「それもそうか……。
まぁ僕も伊達にヒーローやってないからね!
頑張るよ!」
「頼むわ。」
そういうが早いかすぐに走り出す。
ライの家はこの近くなのでそんなに走らなくても5分位で着くがそれでもその間あいつが隣にいるんだと思うと普通にムカつくので今まで走ったことないような速さで走る。
そうやって走っていれば思ったよりすぐに着いたしウェンは途中までしか着いてこれていなかったみたいで普通にびしょ濡れになってた。
「邪魔するわー」
「はーい。どうぞー。」
「お前の家じゃねぇだろ。」
「小柳くんそんなに殺気を出さないで欲しいなぁ……なんて、」
「ライは」
「寝室にいますよ。」
そう言われたから寝室に向かえばそこには確かにライはいたし手が出されたような痕跡はないし臭いも移ってなかった。
ちゃんと星導はわかってたんだろうなと思い先程すごい勢いで怒ったのを少し申し訳なく思った。
今度菓子折り持って謝りに行こうと心に決めてすぐにライの方へと向き直る。
眠っているライには申し訳ないが肩を揺すりライのことを起こす。
「ライ、ライ。」
「ん……ろぉ、?」
直ぐに起きたみたいで布団に口元を隠しながらコチラを不安そうに見つめてくる。
どんな言葉を伝えようかと考え始めた瞬間寝室の扉が開いた。
「ウェンと一緒に帰りますね。
お邪魔しました。」
「あぁ、」
「ん、じゃあねほしるべ。」
なんていいながら緩く手を振っていた。
扉が閉まり、玄関の扉の音を聞いてからライに声をかける。
「ライ、ちょっとお話しよっか。」
「…いやだ。」
「どうして。」
「ぃや、やだ。」
どうして?と聞けば少し語尾がキツかったみたいでライは泣きそうに顔を歪めてもう一度嫌だと言って見せた。
「すまん、言い方が悪かったな。
どうして嫌なのか教えてくれないか?」
「…やだから。」
「うん、それはどうして?」
「ろぉ、にすてられちゃう…。」
「は?」
「だ、っておれかわいくないし……
ろぉのこと、まんぞくさせてあげられない。」
「そんなことない、俺はずっとライのことが好きでライと一緒に入れるだけで幸せなんだよ。」
「……ろぉ、あのね。あのね。」
「うん、」
「ほんとはもっとおでかけしたいしもっと恋人っぽいこともしてみたい。
……だめ、かなぁ?」
なんて泣き出してしまった。
今までを振り返ればライから誘ってもらうことはあれど自分から誘うことはなかったなと思い反省した。
ライには寂しい思いをさせてしまったしこれからは沢山甘えて貰えるように俺も頑張ろうと心に決め口を開く。
「ダメじゃない。
俺もずっとデートとか、ライとしたいなって思ってた。
だから一緒に今度どこ行くか選んでデート、しよう。」
「、ぅん。うん。デートしたい……。」
「だから、そんなに泣くな。
ライに泣かれるとどうしていいか分からなくなる。」
「……だきしめて。はなさないで。、」
そんな可愛いことを言って貰えると思わずついびっくりしてしまったがすぐに抱きしめるために近寄った。
これからは不安なことも楽しいことも、ライと一緒に共有して幸せな人生を送れたらな。
そう思いながらライと共に眠りにつく。
朝目覚めた時には横にライがいることを願いながら。
コメント
2件
うぎゃぁぁ、、、最高です、、😇 🐺の口調、難しいのに再現出来るの凄すぎる、、、特にお話しよっかのところ、、、素晴らしすぎてタヒぬかと思いましたよ、、、