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いよち~、見てる、?
↑リア友
「僕だって一人の人間なんだよ」
本当はそういう事が言いたい。
でも、僕が言うと…
周りに気を使わせてしまう。
水「~~ッッポロポロ」
こんな生活…
僕はもう、疲れたよ…ッ
もう、生きるのもやめよう。
僕はそもそも残りが限られてるんだから。
そう思って屋上に来た。
自殺しようと思った。
だって、もう限界だから、
でも邪魔が入った。
僕より年上っぽくて…
高校生くらいの男の人。
こんなところに来てどうしたんだろ…
青「おい、誰かいるのか…?」
あ、どうやら見つかっちゃったみたい…
青「おい、何やってんの?」
そんなこと聞かれても…
自殺するなんて言うわけにもいかないし、
水「あ、あわわ…ポロ」
あ、あれ…?
口に出してしまうと涙が止まらなくなる。
青「お前、大丈夫か…」
水「う゛ぅッ…ポロポロ」
知らない人に泣いてる姿を見られるなんて
僕はどんだけ惨めなんだろう。
青「あ、俺でよかったらやけど…話し聞くで」
僕もこんなに優しい人に生まれたかったな
今は逆にその優しさが身にしみて
自分の無力さを実感させられる。
水「あ゛ぁッ…ポロポロ」
僕は悲しみよりももっと深い感情に陥った。
青「ゆっくり話してみ…」
その人のその優しい言葉に僕はペースを乗っ取られていた。
言わないつもりだった言葉が口から出てくる。
水「死にたい゛…ポロポロ」
人の前でこんなこと言うのはおかしいってわかってる。
でも、少しでもいいから僕自身を見てほしかった。
青「そうか…そうやんな…。」
僕のどんな言葉でもその人は優しく受け止めてくれる。