朝日が眩しい。
ふと、隣を見ると
まだすーすーと寝息を立てて寝ている主様が居た。
寝顔まで可愛いからずっと独り占めしたくなる。
けれど、今は執事だから。
邪魔そうな髪を耳にかけると
『ん、ぅ…べれんにいさま…?』
眠そうなまぶたを擦って俺の方を見てくる。
「ごめんね…起こしちゃったかな?」
謝罪すると
『いいよベレン兄様の声で起きたかったし、ね?』
そう言ってぎゅーっと抱きしめてくれる。
妹のようでこれでも可愛いけれど
俺は……。
『ベレン兄様どうかした?』
首を傾げてくる主様を見てはっとする。
「……ねぇ主様俺の事まだ兄だって思ってる?」
『ど…どういうこと? 』
少し怯える主様。
「ごめんね、俺は主様の”兄”で居られない」
制御出来ない自分を愚かに思いながら
彼女を優しく押し倒す。
『ふぇ…え、べれん…にいさま?』
困惑する彼女を見て
溜めていた欲がドクドクと出てくる。
そして、勢いのまま深いキスをする。
『ん、ぅっ…はぁ、あっ』
普段は聞かない甘い声が彼女の口から漏れる。
こんな主様は他の執事でも見たことは無いだろう。
初めて聞く可愛い声が感情を狂わせる。
もう我慢出来ない。
「ねぇ主様今からする事が少しでも怖かったら俺を殴ってでも逃げてね」
残っていた理性でそう伝えると
乱暴に下着を脱がし
小さな突起に触る。
『やっ、あっ…』
声が漏れる主様。
「ふふ…すっごくとろとろ…俺に触られて感じてる?」
言葉責めもたっぷりして甘やかす。
『んっう…きもちい、っあ』
はぁっ、はぁっと荒くなっていく吐息。
キスしながら奥へ、奥へと指を沈めていく。
クイッと指を曲げると
身体をビクビクと震わせる主様。
「可愛いもうイッちゃった?」
指を引き抜いてまたすりすりと突起を触る。
『ぁ、っ…ぁう』
達してしまった余韻がまだ残っているのか
小さく痙攣する主様。
「ね、主様…もう俺こうなっちゃって…」
そう言うとゆっくり起き上がって俺のを口に含む。
「ん、主様…いいよ上手い上手い」
頭を撫でながら褒める。
目をとろんとさせながら夢中で舐めている様子にたまらなくなってしまい
つい、喉奥まで突っ込む。
『お”っっ!?』
と、特有の声が響く。
「ん、っごめんね主様、出すよ」
そう言い残し
びゅる〜〜〜〜ッッッと体液を吐いた。
ごきゅっと飲んだ音を確認し
印をつけられたと思うとまた興奮する。
『ね、ぇ…べれんにいさま、おねがいっ、挿れて?』
そう言って割れ目を開く。
ヒクヒクと完全に受け入れる準備は万端のソレに
ゆっくりと挿入する。
ズブズブと入っていく感覚にどちらも快感から逃れられなくなって
囚われる。
そのまま最奥まで挿れてそこをいじめる。
『あっぅ、んっあっ、べれんっべれんっ』
名前を呼ばれながら求めてくれるのが最高潮に嬉しく
動きも自然と孕ませる動きになっていた。
「おれ、だって…”男”なんだからっ、こうやって…」
そう言い
また白い液を吐く。
「主様との赤ちゃんつくっちゃうことだって出来るんだから」
そう耳元で囁いて
まだ長い夜を楽しんだ。
あれから主様は俺の事をあまり兄扱いしなくなった。
ふふ、分かってもらえたのかな?
コメント
35件
…最高です
え……多分初めてなんですよね…???主さん…。なのにフェ○がお上手とは…。 あと表現が凄すぎて鳥肌たったわ…!!(褒めてる)