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RanJam
春の風が頬を掠める
大好きな貴方は
何処に居るんだろう
答えのない答えを
探しては 空回り
名前を呼んでも
風に解けて飛んでいく
触れれそうに遠いまま
もう夏になる頃ね
ねぇ貴方は覚えている?
くだらない話で
笑い合った時間を
貴方の「くだらない」が
私の根となるんだ
今もずっとそう
冬の寂しい風が
身を縮ませる
貴方が居た
去年の冬が懐かしいね
名前を呼んでも風に
乗せられ何処かに行くんだね
貴方は云ったんだ
どの季節も好きだなんて
ほんとに欲張りな人なんだ
ねぇ貴方は覚えている?
少し暇だったときの
しょうもない話を
結局「いつも」が
一番良かったりするんだ
今更知ったんだ
遅いって笑ってくれるのを
ただ待つんだ
ねぇ貴方は
よく話してくれたよね
博物館の展示の話とか
ワニを触った話とかさ
何でも良かったんだ
貴方のする話がさ
心地よくて大好きだったんだ
また春が来たね
人との別れと出会いの季節
だから 貴方とも
「さよなら」があったのかな
夏になったね
生ぬるい風が頬を掠めて
未だ溶けないで
コップの氷よ
秋になったよ
赤に染まる葉が舞うね
もう冬になったね
雪に染まる銀世界が
すごく綺麗だね
ほら もう一年が過ぎてゆくんだ
貴方を追いかけられないまま
季節を4つも超えたんだ
もう一度貴方の名前を呼んでみれば
貴方の返事が聞こえた気がするの
もう届かなくなるけど
貴方の一部が
私の全てとなるの
では、また逢う日まで。
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