4/4 7:53 学校 昇降口
新しい学校
新しい道
新しい生活
?「わっくわくしてきたぞお!!」
私は風花。ごく普通の高校生。
今日は入学式、新入生として、かわいがってもらうんだ。
しかし、それとは別に、ある目標を立てたんだ。それは…
…うん、いい目標だ。
てことで、今日から三年間
風「がんばるぞい!!」
と、どうやらみんなが私にひいているようだ。
第一印象が『奇声をあげる変な人』は、めちゃくちゃ嫌なので、知らんぷりをして昇降口にむかった。
10:40 廊下
入学式が終わり、当日のうちに部活の見学があるようだ。
何の部活があるか、適当にうろついている。
風「…あれは…
ふらふらしているうちに辿り着いたようで、ドアの近くには、
と書かれた張り紙もあった。
風「吹部かあ~、懐かしい~!」
中学でも吹奏楽をやっていたため、すぐに興味が湧き、音楽室に入った。
音楽室
風「失礼しま~す…」
入ってみると、もうたくさんの新入生が入っており、すでににぎやかだった。
と、
?「あれ、もしかして…新入生の子?」
風「あ、は、はい!」
誰か先輩が気付き、話しかけてくれた。
?「今やりたい楽器の体験してるんだけど…私の楽器見に行く?」
風「は、はい、よろしくお願いします!」
?「これが私の楽器。やったことあるかな?」
風「これって…!」
そこにあったのは、私が中学校三年間使ってきた楽器、
クラリネットがあった。
風「…自分、これやったことあります。」
?「え、そうなの?クラリネット?」
風「はい。」
目の前の先輩の目を見る。
少しつりぎみのまぶたには、長いまつげが生えており、薄紫色の瞳を覆っている。
私と目が合い、その目が大きく見開く。きれいな顔立ちだ。
?「あ、えっと…やる?」
風「!やりたいです!!」
こうして、私の楽器が決まった。
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