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今回登場するレッドとブルーは、普段の2人とは違ってメリーバッドエンドVerのストーリー内のレッドとブルーです
ホワイトデー小説です
レッド…激重ヤンデレ
ブルー…メンヘラ(精神病持ち)
⚠️自傷表現あり
ーなにも知らずに生きてー
外は暗い
家も暗い
心情も暗い
ブルー
「はぁっ…はぁっ…」
やけに部屋の中は冷えていて、布団を被ればちょうどいい心地よさなのかもしれない。
辺りは林の中の家らしく闇に包まれていて、天井の角からナニかがぬるっと這い出て来そうで鳥肌とひやひやが止まらない
頭がぐるぐるして、手足はムカつくほどむずむずして動いていないと落ち着かない。
嫌だ。死にたい、死にたくない
消えたい、消えたくない
頼むから助けてくれ
目の前にはドス青い血の雨がドロドロと降り、
頭の中では黒い雨が降っている
レッド
「ブル〜♡
どうしたのー?」
声が聞こえる。まるで苦しんでいる俺が愛おしくて堪らないとでも言っているかのような、色っぽい声が。
ブルー
「ッ…レッドッ…レッドッ…!」
腕と指先が血だらけなのも気にせず、レッドに抱きつく。心臓が重くて、ミントを食べたときのようにスースーする。怖い。なにが怖いのか分からない。
レッド
「うんうん♡苦しいねぇ…♡
今日は調子が悪い日かな?
僕、ブルーのためにホワイトデーのチョコ作ったんだけど……食べれそう?」
ブルー
「……食べる…」
レッド
「よかったぁ〜♡
僕、頑張ったんだよ?
僕が作ったものならブルーはなんでも食べてくれるって分かってるけど、やっぱり美味しく作りたくて…初めに作ったときはなぜか真緑色のチョコができちゃったし…」
俺が息切れしそうなのにも関わらず、ぺちゃくちゃと話すレッド
取り出されたチョコは、機械のようにカクカクと整っていて、深く綺麗な茶色だった
レッド
「はい!ブルー♡あーん♡」
ブルー
「ん…」
食べ初めは普通のチョコの味だと思った。
おそらく、買ったチョコを溶かして型に流して固めたシンプルな作り方なのだろう。
しかし、噛むにつれてじわじわと舌から伝わってくる。「赤いいちご」の味が。
ブルー
「…?レッド、このチョコに…いちご入れたか?」
レッド
「…♡
……うん♡『隠し味』として入れたんだけど、気づいてくれて嬉しい〜!♡」
ブルー
「ふ〜ん……なかなか悪くないな。」
もぐもぐと噛んでいるうちに、だんだんと目眩や手足の違和感がひいていく。心臓の違和感は相変わらずだが。
レッド
「……ならよかった♡
…ねぇ、ブルー。」
ブルー
「なんだ?」
レッド
「もし、誰かと体を一緒にできるなら、
僕と混ざってくれる?」
そう言うレッドの瞳には影が落ちていて、チョコをかじるブルーしか映っていない。
ブルー
「…?
なんだその質問」
レッド
「いいから!混ざってくれる?」
ブルー
「……まぁ……混ざるよ」
レッド
「…♡♡♡
だよね!♡ありがとう大好き♡」
ブルー
「…?」
ブルーは僕のことだけ
知っていればいいんだよ
おまけ
ー純粋なキミへー
愛おしいキミが寝ている間にチョコの準備をしようと思う。やっとの思いで溶かした茶色のチョコが入っているボウルを確認すると、事前に拝借しておいたベッドの横に置いてあったキミのカミソリを取り出す。
小さなころから偽りの愛で傷1つ付かないように”大切”に育てられた綺麗な体。
手首の太い血管のあるところにカミソリの刃を当てる。意外にも少し抵抗感があったが、止める理由はなかった。
「ッ…」
28年生きてきて初めて感じたレベルの身体的な痛み。でも、悪い気はせず、むしろ謎の高揚感があった。
「…リスカする気持ち分かるかも…」
切った瞬間こそ激痛が走るものの、その後は特になんの痛みも感じない。不思議なものだ
キミの血の色とは正反対のピンクがかった赤い血が深い傷からタラタラと流れ、ピュアな白い肌を覆い隠す
「将来は立派な『王』になれますね!」
『立派な王に「』立派な○*に”!!」
「〈将来〉は※@ な『%#*○』に!!!!!」
その血を眺めていると、今まで僕のことを国王としか見てこなかった方々の顔や、散々かけられた呪いの言葉が、記憶の中から少し隠れた気がした
想像以上に早く流れ出てくる血を、うまくボウルの中に入るように誘導する。一滴、また一滴。「愛」を注ぐ。
「僕の気持ち、気づいてくれるかなぁ…♡」
ボウルには、高揚感と狂気に満ちた、なんとも美しい男の顔が映っていた
コメント
1件
レッドの「混ざってくれる?」という問い、その直前に食べさせたチョコに彼自身の血が入ってるっておまけで判明する構成がゾッとしつつも芸術的でした。ブルーの体が勝手にレッドを求めてしまう依存の描き方、心臓の違和感だけで不安を滲ませるのが巧みで、二人の距離感が本当に生々しい…。この歪な証明の形、めちゃくちゃ刺さりました。続きが気になります🌷