テラーノベル
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あめ色の机。あめ色の窓枠。白とあめ色が彩る家。それが僕の家。窓を開ければ高らかな汽笛。ドアを開ければ花の香。そんな家。
昔から一人で森に暮らしたかった。のどかなところに住みたかった。都会のせかせかした空気に嫌気がさしていた。僕がいつも夢見るのは、白とあめ色の家。僕が暮らすのは、鼠色と萌黄色の家。鼠色も萌黄色も大好きなのに、僕はどこか息苦しかった。
古びた机。萌黄色の布をかけた机。その引き出しの取っ手を引く。勉強道具の中に混じった鈍い光。……鍵。電車、鳥、花。そんな夢見た物が持ち手の部分に彫られていた。
これは何の鍵?
きっと、僕をひらく鍵。
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コメント
1件
めっちゃエモい…!鍵の持ち手に彫られた「電車、鳥、花」って、主人公の憧れそのものなんだね。白とあめ色の理想の家と、現実の鼠色と萌黄色の家の対比が切なくて、でも引き出しから見つけた鍵が「僕をひらく鍵」って締めくくるところ、もう胸がぎゅってなったよ😭💕 この鍵が何を開けるのか、続きが気になりすぎる!!