コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
1話
先ほど花垣とイヌピーを助けるために天竺入隊をすることにした。
九井(ここで待ってろって言われてもう1時間経ってるな…何してるだ?天竺の奴らは)
俺は拉致られた場所ですでに1時間以上は待たされた状態だ。
九井(まさか…証拠を消すために2人に危害加えてるとかねぇよな?花垣…イヌピー…無事でいてくれ!!)
ガチャ
?「九井…イザナから呼び出しだ…話があるらしい」
九井「イザナ……(イヌピーから聞いてるが確か元黒龍8代目総長の奴か)」
確蝶「確蝶だ…お前の世話役を頼まれた」
九井「世話役?俺はガキじゃねぇんだが…れっきとした高1なんだが…お前は?」
確蝶「14歳だから…年下だ」
九井「花垣と同い年か…他の奴等と歳離れてるのに何で天竺に?」
確蝶「……イザナの下僕だからだ、アイツが決めた道なら俺は従ってついていくだけだ…イザナは俺のヒーローだからな」
そう振り返る顔は輝いて見えた。
初代黒龍に憧れていたイヌピーと同じ目だ。
確蝶「武道たちだが……」
九井「イヌピーたちは無事なんだよな?」
確蝶「あぁ…無事だから安心しろ」
そう言われて心の底からホッとする。
ーーーーーーーーーーーーー
俺たちは天竺のアジトに呼ばれたらしく着いたら目の前には銀色の髪の毛の男
確蝶「イザナ…連れてきたぞ」
イザナ「ごくろうだったな…確蝶」
そいつは靴音を鳴らしながら俺の前に来た。
イザナ「ふーん……いい目してるな」
九井「は?」
イザナ「やりがいありそうで引き抜くの間違いじゃなかったな」
やりがい?何の話だ?
九井「さっさと呼び出した用件を教えてくれ…悪いけど天竺には入ったけどお前らが欲しいのは俺の金を産み出す力だけだろ?現に拐われてそう言われたぞ…イザナ、そうだろ?」
イザナ「本題はそうだよ…でも他にもあるんだよ…やってほしいこと」
九井「俺を引き抜いてまで何をやらせてぇの?早々と金を産み出させるつもりか?」
イザナ「いや…それは今後で構わない……天竺に入隊するなら通る門があるの知ってる?」
九井「天竺入隊のための通る門だと?」
イザナは表情を変えず俺の目を真っ直ぐに見ている。
九井「その門を通ったら…イヌピーたちに会わせてもらえるのか?無事を確認したら戻るから」
イザナ「手は出してないから安心しろ…確蝶にも伝えたんだけどな?」
九井「さっき聞いたよ!けど天竺の言葉を鵜呑みにできねぇから自分で見に行くというだけだ」
そう言うとイザナは俺の顎をつかむ。
イザナ「そう言ってられるのも今の内だ…その内そんなこと言えないほど天竺色に染まるんだから」
俺はその言葉に背中に震えが走った。
興奮なんかではないーー
目の前に苦手なものを出されたぐらいの恐怖と不安が一気に走り抜けた瞬間だった。
イザナ「お手並み拝見といこうか…九井一」
次回へ続くーー