[…取り敢えず、家来る?]
誘拐魔女様に幼女は頷く。
そして幼女と魔女は帰宅。
[まずはお風呂かな。]
幼女の手を引こうとしたとき、嫌な音がした。
ビビリ魔女様を他所に幼女は言う。
[腕、外れちゃった]と。
親を殺すと再度誓った魔女様を完璧スルーし、幼女はてくてくお風呂へ向かう。
ビクビクしながら幼女の髪を優しく洗う魔女。
幼女はというと気持ちよさそうに身を委ねてる。
幼女の髪や体がピカピカになったころ、魔女は幼女をふきつつ考える。
名を。
[ねえ、貴方の名前を決めてもいいかしら。]
幼女は頷き、魔女は答える。
[ん〜、メイでいいかしら]
魔女は言葉をつづける。
[貴方さえ良ければだけど…ここでメイドとして暮らさない?]
幼女は考える。
魔女は美味しいご飯をくれるし、叩かない。
最高の居場所ではないかと。
こうして一人ぼっちだった幼女は孤独の魔女のメイド、メイとなった。
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