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フォローと コメント失礼します。 とっても読みやすく、 面白い小説で一気に全話読んでしまいました! これからの二人がどうなっていくのか、続き楽しみにしています!
[ねえ、名前何?]
メイが聞く。
魔女は思う。
名など忘れたと。
[あなたと同じ、ないのよ]
メイは言う。
[じゃあメイが名前をつけてあげる。魔女様ね]と。
魔女は顔を綻ばせたあと言う。
[メイ、ありがとう]と。
それは忌み嫌われてきた魔女にとって始めての感謝の言葉であった。
[ねえ、メイ?ところであなた家事は出来るかしら] 幼女改め、メイは頷く。
[多分出来る。]
魔女は言う。
[じゃあ、早速メイの部屋にするために物置の掃除を頼もうかしら]
…数分後、魔女は唖然とした。
部屋は散らかり放題、壁には炭がついていた。
[な、何をしたの?]
メイは[掃除]と答えた
魔女は静かに頭を抱えた。