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龍羽色々えっち

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龍羽色々えっち

6 - 第6話初めて(一推し)

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2025年05月31日

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 肌と肌が重なる音。 そのたびに、右京の指が、ぎゅっと龍水の肩にしがみつく。


「……右京……大丈夫か?」


 低い声。

 その端々に、心配の色が混じっていた。


 右京は、ベッドの上で小さく頷いた。けれど。


「……ちょっとだけ、痛い。……うん」


「……やっぱり、やめるか?」


「……ちがうの。君だから、嫌じゃないんだよ。ただ、初めてだから……身体が、びっくりしてるだけ」


 言葉とは裏腹に、右京の太腿は少しだけ震えていた。

 痛みは確かにある。でも、それが嫌悪に繋がるわけじゃない。


 だって、自分の上に覆いかぶさるこの人が――

 優しくて、ちゃんと止まってくれて、いつもと違う真剣な顔で、僕を見つめてくるから。


「……入ってくるの、すごく熱くて……変な感じ、するけど……」


「右京……無理はするな」


「……君が、好きだから。……怖くない。……だから、動いてもいいよ」


 その言葉に、龍水は一瞬だけ目を伏せた。

 眉を寄せて、何かに耐えるように。


「……あんまり、俺をその気にさせるなよ……。優しくしか、できなくなるだろうが」


「……それで、いいよ」


 ちいさく呟いて、右京は目を閉じた。

 次の瞬間、ぐっと熱が深く入り込んでくる。


「っ……!」


 痛みで、肩が跳ねる。

 でも、すぐに龍水の手が、右京の髪を撫でてくれる。

 優しい声で、耳元に囁いてくる。


「……右京。力を抜いて。怖くない。俺が、絶対に痛くしない」


「……わかってる。わかってるけど……くっ、ぅ……」


 喉の奥で、耐えるような声が漏れる。

 涙がうっすら浮かびながらも、右京は歯を食いしばる。


「……っ、あ……でも……少しずつ、平気になってきた、かも……」


「……無理しないで、ちゃんと感じろ。……もっと、気持ちよくなるから」


 そう言って、龍水はゆっくりと、右京の中を押し広げながら、丁寧に動く。

 右京の身体が、それを受け入れるたびに、少しずつ表情が和らいでいった。


「……あ……ん……っ、ぅ……」


「痛み、どうだ?」


「……まだ、少し……でも、君がいるから、大丈夫。……優しいね、龍水……」


「当たり前だろ。初めてなんだから、ちゃんと、優しくするに決まってる」


「……好き……龍水、ほんとに、好き……」


 その言葉に、龍水は笑わなかった。

 ただ、深く息を吐いて、右京の額にそっとキスを落とした。


「……俺もだぜ、右京。世界で一番、貴様のことが好きだ」


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