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自転車で通学し授業を受けるだけの毎日。
彼氏もいない、運動は少しだけ、勉強は学校真ん中くらいな私、咲良。
中1の初めの頃は彼氏できるかなの話ばかりだった。
中2になった今は、紗奈がいればいいや。そう思うようになってきた。
「おはよう」
と声をかけてきたのは同じクラスの紗奈。
紗奈は、完璧な文武両道で部活はバドミントン部。成績も学校5位には入る天才だ。
「うん。紗奈おはよう」
「何、今日なんかあるっけ?」
「顔が死んでるけど」
「だって今日数学の単元テストあるじゃん」
「そっか、咲良は英語だけだもんね」
「英語だけって言うな」
紗奈は全ての教科が完璧。それに対して私は、英語しかできない。英語は紗奈といい勝負だがそれ以外は平均以下。
そして、紗奈は男子とも仲良くしている。私は一人だけの親友紗奈しかいない。
数学が終わった次の時間。
移動教室授業を受けている。科目は理科。理科が一番嫌いだ。すると紗奈と目が合った。
「ね、る、な、よ、」
だと言っているっぽい。
「ね、て、な、い、し」
そう言って反発していつのまにか机の上に腕を乗せその上に頭を乗せて寝てしまった。
起きるとそこには紗奈はいなかった。しかし、私の前には一人の男の人がいた。そして男の人は急に私を触り出した。
「うわっ」
「なんで触ってきたんですか//」
「いや、寝てたから」
「体調悪いのかなと思って」
「あ、ごめんなさい悪くないです。」
「ありがとうございます」
そして私は教室を去っていった。
男の人とはひさしぶりに話したのに、体まで触られたなんて
「でも、ちょっと嬉しかったかも//」
そう、声が出てしまった。