テラーノベル
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みなさ~ん、こんにちは!
ゆずです!
初☆ノベル~!結構難しかった…。
それでは早速どうぞ!(おんりーチャンが主役ですっ)
…俺はテスト返しの時間が大嫌いだった。
点数が悪いわけではない。むしろ逆でいつも満点だ。
じゃあ何で嫌いなのかって?
それは……。
葉は色付き、空はいつもより高くみえる日のこと。
「テスト返すぞー!!」
教室内に鳴り響くでかい声。
俺のクラスの担任だ。
スポーツが大好きでみんなからは人気がある。俺は…苦手だけど…。
「えーっ、次、おんりー!」
(おんりー、いっつも100点、天才すぎだろ!)
(今日もどうせ100点だろ?天才だもんな。)
俺が立つと同時にクラスメートは喋り出す。
はぁ…またあのひそひそ声か…。
そう、俺はなぜか、テストでいい点をとりすぎて「天才」と呼ばれるようになっていたのだ。
きっかけは…………
夏休みに入る少し前のこと。
「1学期中にやったテストの点数の合計を教科ごとにランキングにしてみた! 早速発表するからな!」
あの声のデカい担任が言う。
クラスは大盛り上がりだった。
だ・が、
俺は1人で焦っていた。
(えっ待って待って、俺結構満点とってたんだけど…。どうなるんだ…?
嫌だ…目立ちたくないっ。)
「えーまず国語。
3位~~! 2位~~! 1位おんりー!」
俺1位!?ヤバい、まずい予感が…。
3位も2位も読書好きで国語が大得意な人なのに…。それを超えたらもう…。
あ、はは…あはは………。はぁ。
…そして、数学も理科も社会も英語も…1位をとってしまった。
…それで、目立ってしまった。
天才と言われてしまった。
1位がとれて嬉しいはずだった。
普通だったら自慢したくなるようなことだった。
なのになんで……
苦しいんだろう
(今に戻る)
それからの俺は点数を気にするようになった。
「また満点をとらないとみんなになんか言われる」そう思ったから。
―期待の眼差しは心に刺さった
睡眠時間を削り勉強する。
そしてテストを受ける。
返却される。
満点で「天才だから当たり前」と言われる。
これを繰り返す日々。
―努力は…誰にも凄いと言われなかった
…俺は何のために勉強しているんだろう
頑張っても褒めてもらえない。
外側の点数だけを見て、内側の努力は見てくれない。
何回努力したって結果は同じ。
みんな外側だけを見る。
じゃあ…だったら…。
ー努力しても見てもらえないなら 努力しなければいい
…俺なりの結論、を出した。
でも、少し引っかかる。
「天才」と言われなくなった俺は必要ないんじゃないか…と。
天才と言われてたから存在する価値があったんじゃないか…と。
ー俺の生きる意味ってあるのだろうか
月は夜の街を静かに照らしている。
俺は砂浜にいた。
目の前には先の見えない海が広がっている。
…。
…もう限界が来た。生きる限界が。
あの日から生きる意味を探していた 。
けれど…
「居なくてもいいか」と思う気持ちが増えるばかり。
ただただ、自分で自分を苦しめていた。
家族もクラスメートも自分の内側は見てくれない。
外側だけで判断する。
それが悲しかったって気づいた。
悲しみは蓄積され、やがて心にぽかっと穴が開く。
「雨だれ石をうがつ」というがまさにそれだ。
…俺はもう心に穴が開いた。
…辛い
…悲しい
そんなことももう考えられない。
なにもかもがどうでもよくなってきた。
終わらせる。
もう耐えられない。
だから…
さようなら。
砂浜を駆け抜ける
そして………
ザバーン!!!
水しぶきが舞い上がる。
冷たいもなにもなかった。
…感情が、ない。
思うことは1つだけ。
ただ「歩まないといけない」
…気づいたらもう腰まで水につかっていた。
もう少しで…終わり。
俺はどんどん歩む速度を速めた。
だんだんと意識が遠のいていく。
…。
「「「「………!」」」」
う…ん?気のせいだろうか。
少しだけ人の声が聞こえた気がする。
しかも4人ぐらいの。
何だろうか。人なんていなかったはずだ。
まぁ…いても何も変わらないよ。
「………!」
「だ……ぶか!?」
「ま……!!止……て!」
…!?
助けようとする声が途切れ途切れに聞こえた。
多分、さっき聞こえた気がした4人の声…。
ダ、メ…。やめて、来ないで…。
嫌だ。
絶対戻らない。
振り返らない。
終わりにすると決めたから。
俺は歩みを…。うっ…!うっでがっ。
…?
あっ…。
…意識が少しずつ戻ってきた。
俺は状況を理解した。
腕がガシッとつかまれている、と。
…終わりをなぜ止めるの。
なんで1人を助けようとするのっ。
「嫌!ダメ!つかまないでっ!俺はいいんだ!来ないで!」
人生1大きな声で暴れる。
助けなんていらない。
どっか行ってよっ…!
感情は戻ってくる。
4人は無理やり砂浜へ引き戻す。
自分たちも、悲しい目をしながら…
砂浜の端っこで俺は1人泣いていた。
こぼれたものはただただ流れていく。
それは少し、あたたかかった。
周りには4人の大人。
俺を引き戻した人たち。
「僕はね…。
あっえっとーども!ドズルです!」
頼りになる感じの大人が言う。
「ぼんじゅうるぼんじゅうるだ!どうもでーす!」
サングラスをかけた大人が言う。
「 こんちゃっちゃおらふくんです!」
天真爛漫っぽい大人が言う。
「 あいおつですおおはらです!」
低音ボイス(?)の大人が言う。
なんか自己紹介された……。
はぁ…これからどうしよ。帰りたくもないし、海行ったら引き戻されるし。
みんな無言で座っている。
…少し気まずい空気。
それを破ったのは、
「…俺、俳優やっててさ。売れなくて、監督にも怒られて…絶望してた。
でも…まだ輝ける日が来るかもって。努力した成果を出せる日が来るかもって。だからここにいる。」
サングラスの…ぼんじゅうるさんだった。
それに続いて次々と…
「僕は、プロゲーマーやってるんだ。最初の頃は調子良かったんだけど、最近は負けてばっか。見てくれる人も少なくなってて…。でも、[努力した結果は必ず出る!]ってずっと諦めずにやってきたんだ。それって凄いことなんだよ?」
天真爛漫っぽい…おらふくんさんが言う。
「俺、公務員やってるんだ。本当は別の道を歩もうとしてたのに…ね。そっちの道は未知の世界みたいなのだったから、誠実っぽい公務員を選んだ。でも、俺には未知の道のほうがあってたみたいでさ。もう戻れなくて絶望してた。けど…公務員の資格を頑張ってとった努力は何よりも輝いてたなぁー。」
低音ボイスの…おおはらさんが言う。
「僕は医者をやってるんだ。医者は、患者さんを救える存在だけど…失ってしまうこともある。それが怖かったんだ。今日も飛び出して来ちゃったんだけど(苦笑)でも、努力して、勉強して、患者さんの手術に成功したときはすごく嬉しかったなぁ。」
頼りになりそうな…ドズルさんが言う。
みんなそれぞれの辛いことを言い合う。
…そこに混じって入っていたのが努力だ。
[努力をしたおかげで前向きになれて、努力したおかげで絶望から踏ん張れてる]
そう言っていた。
みんなに努力が見られなくても
自分が努力して頑張ったって言えばいい…?
自分で自分を褒めてもいい…?
まだ心の穴の底には響かなかった。
「おっ俺は…。あっおんりーって言うんですけど…。学校でいい成績とって…みんなに天才って言われて…。それがプレッシャーになっちゃって、徹夜して勉強するようになったんです。
でも…満点をとっても「天才だから」と言われるだけで努力は見てくれませんでした。
だから「努力しても意味ないのかな…だったら俺が生きる意味ないじゃん…」って思い始めました。そして、ここで…この世を去ろうと思ったんです…。」
勇気を振り絞って言い出してみた。
涙はポタポタと砂浜へ落ちていく。
それは、悲し涙ではなかった。嬉し涙だった。
「自分のことを見てくれる」それだけで嬉しかったんだと思う。
4人は、うんうんとうなずいてくれる。
ただうなずくで俺の心の穴を埋めてくれた。
「そうだよね。努力ってみてもらえないよね~。
僕、ゲーム練習配信してない間もゲームの練習してるんだけど、それって誰にも見られてないんだよなぁ。」
おらふくんさんの言葉に僕も俺もと同意の声が挙がる。
そっか…。みんな…そう、なんだ。
努力をみてもらえなくても、努力していることには変わりないし、結果も出る。
確かに…努力したから満点がとれてるんだよな。
「努力しているところはみてもらえなくても、努力した証はみてもらえるんじゃない?
みてもらえないんなら僕に見せてよ!」
とドズルさんは言う。
そして、僕にも!俺にも!と笑顔で言う3人たち。
「ほん…とに?いいんですか?」
なんか、申し訳なくなってきた。
ただの迷惑なんじゃ…。
「「「「見せたいなら大歓迎だよ!(だぜ!)」」」」
ほらっとみんなが住所の書いた紙を渡してくる。
何だか…輝いてみえた。
えっ…待って
この人たちって知り合い同士じゃないの!?
シェアハウスとかしてそうなのに…。
勝手に知り合いだと思っていたが、どうやら違うらしい。
「知り合いとかじゃなかったんだ…。」
心の声がこぼれた。
それにみんなは反応する。
「うん(笑)そうだね。」
「逃げてたら海に入っていくおんりーくんを見つけてさ…。」
「ほんと良かったよね…。」
「僕、1人だったら引き戻せてなかったかも…。」
どうやら、奇跡の救出だったらしい。
確かに、あそこに4人がいなかったら俺は助かっていない。
この4人じゃなかったら、救出されても海へまた行っていたかもしれない…。
奇跡と奇跡が重なって今の俺がいる。
まるで、神様がまだこっちには来てはいけないと言うようじゃないか。
…。
…まだ、進んでみよう。
天才という重荷は無くなったわけではない。
でも、それを支えてくれる人が見つかった。
支える人が多くなれば、重荷は軽く感じる。
それを信じて。
前を向いて。
まだ…終わらない。
朝日は優しくのぼってくる。
その優しさは、闇夜の月とは違った優しさだった。
この4人と…。
別れなければいけない。
けれど寂しくはなかった。
…心の中で4人と結ばれていたから、だ。
感覚でしかないが、そう感じる。
住所の紙はそのみんなと結んだリボンの結び目だった。
だから、別れの言葉は
さよならではなく
「またね」
だった。
このリボンはずっとずっと心の中で繋がっているだろう。
4人ともばらばらな方向へと進んでいく。もちろん、俺も。
それは決意した道だった。
その道に答えはないし、終わりもない。
だから…道を自分でつくっていく。
自分の道は一直線ではない。いつも展開に追われている。
途中で出会いもあるし、別れもある。
失敗もあるし、成功もある。
喜怒もあるし、哀楽もある。
…そんな、先のよめない凸凹でくねくねな道だからこそ、
生きてみようって思えるのだと思う。
終わりに ~努力の証について 他~
完結です!
どうでしたか?
「見た」と「みた」が混じってそうで(いや混じってるよ!これ…!)怖い(笑)
気にしないでくれると助かります…!
このお話は私の実話を(少し)元にして制作しました。(自○(?)シーンは実話じゃないからね!安心してね!)
努力ってあんまり目立たないんですよね…。やっぱり数字とかわかりやすい結果に目がいく…。
それはしょうがないことだと思っています。(自分もどちらかといえば数字に目がいくタイプなので…)
このお話では、「努力しているところはみてもらえないから努力した証をみせる」という結末になりました。
証っていわれても何があるでしょうか?
例えば…
・凄く小さくなった消しゴム
・ファイルにまとめた紙の分厚さ
・メモやふせんだらけの参考書
私の場合は勉強なのでこんな感じ。
ゲームでもなんでも、努力したなら努力した証が小さくても残るはずです。
私はそれを家族にみせてました。(クラスメートはもういい!って思ったので…唯一の救いが家族でした)
みんなに(←家族にも)みせたくなかったら、未来の自分にみせてみるのがオススメですよっ。
過去の自分に負けたくない(負けず嫌いさんだから…)って燃えてきます(笑)。自分の場合はなんですけど。
あっ、ぬいぐるみとかもいいかもしれない…。(新たな発見(キラン))
でも、1番いいのは自分なりの方法ですよ~!
終わりまで読んでくださりありがとうございました!
ゆずチャットのほうでも書いたように、
200いいね2コメントで
おんりーちゃんから追いかけられなくなります(笑かっこよくしめようと思ったのにさぁ~!)
そして、300いいねで
次のノベルが書けるかも!?
コメント&いいね待ってます!
それではーバイバーイ!
コメント
1件
5555字ありがとうございましたぁぁ!!(笑)