テラーノベル
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🌸☄️、百合、
午後9時。私はまだ仕事が余っている。最近周年記念のライブを開催し、告知として個人事務所を立ち上げることを発表した。見事トレンド入りを果たしたがその反面忙しくなった。いや、忙しいのはいいのだ。恋人を家で待たせている。しかし、今日は特別な記念日でもなんでもない。家に早く帰宅したい。みこちに会いたい。そんな気持ちを抑えて午後11時仕事を終えた。
「すみません。ここの場所までいいですか」
タクシーで行く先は家では無い。早く帰りたいのはそうなのだが、怒らせてしまったら困る。みこちの好きな物。たい焼きを実は仕事途中に予約していたのだ。私達はよくたい焼き屋によっているため店主とも仲がいい。連絡をすると閉店はしているけど私はまだいるからいつでもおいで。と言ってくれた。いつか返さなければいけないなと思いつつたい焼き屋に向かっていた。店主と少しお話をしてたい焼きを持ってさっきのタクシーに乗りみこちの元へ向かった。
ドアを開け、ただいま。
「おかえり」
聞こえた瞬間みこちは私の前まで来て思いっきり抱き、顔を伏せた。暖かい。事務所は暖房がついているが、別の暖かさ。この暖かみがいつまでも大好きだ。
「みこち、ごめんね遅くなって。たい焼きいる?」
「いる、」
抱きしめる力が強くなったような気がしたが、私は嬉しかった。お互い寂しかった。みこちはすいちゃんがいることで。すいちゃんはみこちがいることでお互いを幸せにしていた。私達は唇を重ね
「おかえりのちゅーだよ?」
とみこちは言ってくれた。ははっ。可愛い私の彼女だ。
コメント
1件

純愛素晴らしい...🤤💭 久々に見ても、やっぱり小説書くの上手いなぁ....と。 「事務所は暖房がついているが、別の暖かさ」、だとか、「しかし、今日は特別な日でも何でもない。家に早く帰宅したい。みこちに会いたい」という独自の表現の仕方、温かい雰囲気が特にもう... 見てるこっちまで幸せになってくる小説でめっちゃ好き🫶 素晴らしい作品をありがとう🫂
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たかっぴー