橙桃です。本人様とは関係ありません。
地雷だよって方、通報される方は見ないようにしてください。
橙side
橙「げっ…もう1時か…」
編集作業に没頭し過ぎて時間を忘れてしまい、気がついた頃には日付が既に変わっていた。
寝る準備をして、ベッドに入りながら見たスマホ。
1件だけ、メッセージが届いていた。
『すき』
橙「え」
それは紛れもなく同じすとぷりのメンバーであり、俺の恋人でもある桃からだった。
彼はいわゆるツンデレで、猫っぽい性格をしている。デレるのは本当に急に来るからビックリしてしまう。今だってそうだ。彼からの好きという言葉なんて数えられるぐらいしか聞いたこと無かったのに。しかも、こんな夜遅くに送ってくる時点でおかしい。明日には会議が控えているし、そういう日には遅刻しないようにと桃はなるべく早く寝ていた。
彼のことだ。何か隠しているのではないかと不安になる。
そうしたら居ても立っても居られなくて最低限の用意を済ませて彼の家へ向かった。
桃side
眠れない。
突然、頭の中で渦巻いた不安とか苦しみとかが重さを増して。
最近上手くいかないな。りすなーさんに嫌な思いをさせていないだろうか。
…橙ともあまり会えていないし、飽きられたかな。
こんな悩み早く忘れて寝たいのに。
酒でも飲もうか。いや、明日は会議があるし…
溜息を吐きながらスマホをいじりだす。
この前お泊りしたときに撮った橙の寝顔。前に赤と黄に見られて少しばかり引かれたが、俺にとっては大切な写真。
その写真を見ていたら無性に橙に会いたくなってしまった。こんな夜中に彼が起きているわけ無いのに。
でも、隣で寝たい。あいつはひつじだ。一緒にいるとすぐに眠くなってしまう。普段はもっと起きて彼の姿を見ていたいからと寝るのを我慢していたが、今は逆に彼に寝させてほしくて。
LI○Eを開き、ピン留めしてあった彼とのトークにたった2文字の言葉を送る。
『すき』
いつもは素直に言えないから文字だけでも言いたくなった。この2文字に彼はどんな反応を見せてくれるのだろう。俺も好き!と騒ぐのだろうか。それとも抱きしめられて耳元で愛を囁かれるのだろうか。
今、見てくれたら少しは構ってくれるのかな。
まぁ見るのは明日の朝だろう。変な期待はしない方がいい。
そう思っていると送ってから数分後、既読がついた。
え、こいつ起きてんの?
でも既読をつけたっきり何も送られてこなかった。途端に恥ずかしさが込み上げてきてすぐにメッセージを除去する。
やっぱり、変な期待しなければ良かった。
ピンポーン
未だ眠れずにいると突如鳴ったチャイム。
まさか…な?
桃「ッ…橙」
やはり、橙だった。
俺がドアを開けると同時に抱きしめられた。
走って来たのだろうか。息も上がって、耳元に聞こえてくる彼の鼓動はスピードが速まっていた。
桃「…来たんだ」
橙「こんな時間に送って来るんやもん…ッなんかあったのかなって思ってッ」
あぁ…やっぱりこいつは良いやつだな。
優しくてかっこよくて面白くて。完璧な彼とは違って素直じゃなくて素っ気無い俺。
俺、よくこいつの彼女になれたなと今でも時たま考えるときがある。
でも安心した。こんなに急いで来てくれるのだもの。愛されてるんだなと自覚した。
桃「色々考え事してたら眠れなくてさ。暇だからお前にLI○Eしたの」
橙「『すき』なんて、珍しいの送って来たな」
桃「良いでしょ別に。そう言う気分だったんだもん」
そっかと顔をほころばせるとよしよしと頭を撫でてくれる橙。そしたらさっきまでの悩みが全部吹き飛んでしまった。
彼の温かさのお陰だろうか。どんどん瞼が落ちてくる。
橙「桃?眠い?」
桃「うん……」
橙「じゃあベッド行こうな」
桃「橙…………一緒に寝よ?」
橙「うん、分かった」
ベッドに入り、大好きな橙にぎゅっと抱きつく。
そして瞬く間に眠りへと落ちていった。
うるさい………なんだよ…
着信で目覚める。相変わらず抱き合ったまま寝ていたので彼に抱かれながらスマホを取って相手を確認する。
同じグループのメンバーの青からだった。
桃「もしもし……」
青「あ!やっと出た!!何やってんの?!もう会議始まるんだけど!!!」
桃「・・・・・・・・・あ」
黄「2人して寝坊とかいい度胸ですね」
赤「昨日何時に寝たのさ」
桃「えっと…確か2時…いや3時かな」
青「はぁ?!おっそ!!6周年なのに何やってんのさぁ!!!」
橙「ごめんごめんwww」
橙のまだ薄っすらと残っている隈を見つめる。
俺のせいで橙に無理させちゃったなと反省。
橙「なぁ桃」
桃「?どした?」
橙「悩みとかある時はいつでも言ってや。桃が言いたくなった時だけでもええから。不安で眠れない夜は一緒に居よう。俺は何があっても桃の所に駆けつけるから。そして、6年間ありがとう。桃と出会って毎日が幸せやで」
桃「…うん。……俺の方こそ6年間ありがとう。沢山幸せにしてくれて。これからも…よろしく///」
橙「!!!おう!///」
赤「いちゃいちゃするな〜!」
青「そうだそうだ〜!!」
橙「うるさいっ!!」
黄「橙くんの方がうるさいですよ」
橙「なんでや〜!!」
桃「あははっw」
今日はすとぷり6周年。彼と出会って、恋をして。
こんなに幸せになっているなんて昔の俺は思ってもみないだろう。
でも、きっとこれからも沢山苦しいことだってあるはず。その時は大好きな彼と一緒に居よう。俺の彼氏は最強エンターテイナーだから。俺をいつでも笑顔にさせてくれるんだ。
俺と橙、そして6人の物語は幕を開けたばかりだ。
すとぷり6周年おめでとうございます!!
推し始めてもう2年も経つなんて…感慨深いです(´;ω;`)
そういえばうちが橙桃好きになったのもこの時期だった気がする…💭🧡💗
時の流れは早いです、、。
6つの影が光に憧れたのが6年前なんだと思うと感動しますよね。
赤色、青色、黄色、桃色、橙色、紫色に染まった彼らは沢山の努力をしてきたのでしょう。
うちはこれからも6人を応援し続けます。
1色も欠けないことを信じて_________
コメント
11件
フォロー失礼します!
うん、小説も最高だし、言ってる事も最高だし、もう神じゃないですか?
てん様が好きですもうね?? 神な小説描きますし?? いいこと言いますし?? もう…え、好きなんですよォ? あ、これからも頑張ってください!! ぼくも、1色もかけないことを願ってます!!