俺はいつもの様に学校で授業を受けていた。
ガラガラ
扉が開く音と共に見知った顔の女子が入って来た。……恋さんだ。中3だと思って敬語使ってたよ…。
クラスの皆はザワザワしている。
千冬でさえも目を見開いて見ている。
先生『え、あ、恋さん?来てくれたのか!』
先生がビックリした様子で言うとコクリと頷きながらグッドサイン👍🏻を出している恋さん
そして恋さんは空いている机に座った。
隣は…千冬だ。千冬なら安心だな。
恋さんは学校なのでノートをだして何やら書いた後千冬に見せていた。
千冬は少し戸惑っているが大丈夫そうだ
あっ、見てるのに気づかれた。
恋さんはニッコリ笑顔で手を振ってくれた…嬉しい。
キーンコーンカーンコーン
授業が終わった。そう思ったら千冬が恋さんの手を引っ張りながらこっちに来た。
千冬『タケミッチ!恋と知り合いなのか?!』
武道『うん、この前マイキー君に紹介して貰った。』
千冬『何で、マイキー君に?』
武道『あれ?教えて貰ってなかった?恋さんマイキー君の従兄弟だよ。』
千冬『はぁ?従兄弟!?マジかよww』
武道『いやガチ。』
千冬『まぁいいや、今日恋も一緒に帰ろう!』
武道『マイキー君達に言ったのか?』
千冬『いやまだだ、まぁいいって言ってくれるだろ。』
そこまで黙っていた?恋さんはノートに何やら書きまた見せてくれた。
チーくんと花武以外もいるの?
千冬『お前また、あだ名つけられてんのかよwww』
武道『いや千冬もだろw』
首を傾げている恋さん、あ、質問の答え言ってなかった…
武道『えっとマイキー君と後、ドラケン君、三ツ谷君と、』
千冬『場地さん!』
千冬が場地君の名前を呼んだ瞬間空気が変わった。
そしてノートに何かを書いて見せてくれた。
必要最低限話しかけないで。
俺は?で頭がいっぱいになった。きっと千冬もそうだろう。場地君の名前を出した瞬間この有様だ嫌いなのかな?と思っていたら。恋さんは自分の席に戻って行った。
武道『場地君の事嫌いなのかな』
千冬『あの場地さんが嫌われるような事する訳ない。』
急に真顔になって言う千冬。1周回ってその愛は恐怖でしかない。
キーンコーンカーンコーン
千冬『ヤベッ』
千冬は慌てて席に戻って行った。
その後も休み時間の度に千冬と何故場地君が嫌われているのか考えた。
そうこうしているうちにあっという間に放課後になって、みんなで帰る時間になった約束していた校門まで千冬と急いで行く。
武道『あっ、皆さん遅れてすみません』
マイキー『あ、来た来た』
三ツ谷『これからマイキーの家行こうかって話してたんだけどお前らも来るか?』
武・千『行きます!』
ドラケン『んじゃ決まりだな。』
マイキー『場地は?』
場地『いや、俺はマイキーの家には行けねぇ』
千冬『行かないんじゃなくて行けないんすか?』
千冬が場地君に聞くと三ツ谷君とドラケン君はしんみりした空気をかもしだす。
マイキー『気にしないでいい、俺ん家こいよ。』
場地『でも、』
三ツ谷『マイキーもこう言ってるし、行ったらどうだ?』
ドラケン『千冬も来て欲しそうだぞ?』
場地『…行く、わ。』
何やら決心した面持ちで行くことを伝えた場地君。
話が一段落したところで千冬が何やら思い出したみたいだ。
千冬『あ、そうだ恋に何かしましたか?場地さん。』
千冬が話すとまたもや空気が重くなった。
マイキー『恋に会ったのか?!』
千冬『?、はい。』
三ツ谷『そういえば部屋から全然出てこないって言ってたな。』
ドラケン『何処で会ったんだ?』
千冬『?普通に学校に来ましたよ?』
三ツ谷『そうかお前ら同じクラスか、』
と皆は千冬が聞いたことをまるで聞いていないみたいに話を続けた。
場地君何をしたんだろう。
その後も色々話していると皆と別れる道に来た。
武道『俺は此処で、、』
マイキー『うん!またねタケミッチ』
武道『はいまた後で。』
帰ったらすぐ着替えてマイキー君の家に行こう等と思いつつ。俺は早足で家に帰った。
ピンポーン
マイキー君の家のピンポンを鳴らした。
はーいと言いながら誰かが出てきた。
??『あ、武道マイキーか?今ドラケン達とゲームしてたから一緒に行こうか。』
声の主は真一郎くん。マイキー君のお兄さんだ。
武道『ありがとうございます。お邪魔します。』
部屋に入るとマイキー君と三ツ谷君がなにやら叫んでいる。
三ツ谷『赤コウラ投げてくんなマイキー!』
マイキー『じゃあ止まれ!』
三ツ谷『コレはレースだろ?止まったら勝負になんねぇよ!』
ドラケン『雑魚の会話だな。』
三、マ『なんだと!』
マイキー『ココは協力しよう!』
三ツ谷『マ〇カーでどうやってだよw』
ドラケン『あっ、ゴールした。』
マイキー『はぁ?!』
真一郎『武道来たぞー』
武道『あ、お邪魔してます。』
マイキー『そうだタケミッチもやろうぜ、マ〇カー』
武道『でも俺弱いっすよ?』
ドラケン『コイツらも弱いからイイだろ』
マイキー『はぁ?弱くねぇし今は調子が悪かっただけだし』
マイキー入るからなぁ!
そう大声で言ったのは、恐らく場地君、
マイキー君は何やらゴソゴソ部屋の物の位置を変えている。
千冬『お邪魔します。勝手に入ってすみません。』
場地君と千冬が来た。矢張りさっきの声は場地君だったみたいだ、千冬も一緒だったのか。
マイキー『いつも勝手に入ってくんだよ場地は、』
千冬『そうなんすね』
何気ない会話をしていると、見覚えのあるディスプレイ付きのトラックが来た。
小物の位置戻して。
恐らくマイキー君に向けた言葉だろう。さっき小物を動かしてたから。
マイキー君はやっぱりかと呟きながら、至る方向に、小物の位置直したいたらお前が自分でやれ!と言っている。
頭がおかしくなったのかとマイキー君が心配になる。
エマ『マイキーうるさい!』
トラックの文字が変わった。
クソ野郎。
これも恐らくマイキー君宛だろう。
ガチャ
部屋のドアが開いて恋さんが出てきた。
場地君に向けてかつて見た事が無いほどの満面の笑みで手を振った後素早く小物の位置を調節した後トラックを回収して帰って行った。
三ツ谷『あ、いさん…?』
マイキー『アレは恋だ。』
ドラケン『あの姿、、、、』
場地『悪い帰るワ』
千冬『場地さん…』
マイキー『そうか、またな!』
場地『あぁ』
アレ?そういえば何で小物の位置や、マイキー君の声が聞こえたんだ?
確か恋さんの部屋は吸音材が沢山貼ってあったはず、、
俺は疑問を聞いてみることにした。
武道『何で恋さんは出てきたんですか?』
マイキー『あいつ、俺らに会わないようにこの家の至る所にカメラつけてんの後盗聴器も、』
千冬『え、、じゃあ今も見られてるんですか?』
マイキー『多分』
何か遊ぶ雰囲気じゃなくなってしまった
三ツ谷『俺、、帰るわ。』
ドラケン『俺も、』
マイキー『うん、ありがと。』
恐らく急に家に呼んだのは恋さんと会わせる為だろう。
なぜそんなことをしたのか、疑問は募るがみんな帰ってしまったので俺と千冬は帰ることにした。
待って疑問残したまま終わってますよね?これ。
すみませんしたぁぁ。
ですがここまで読んで頂きありがとうございました。
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