『悪魔執事はヴァンパイア』〜私の血は彼らを惑わすSWEET BLOOD〜
SEVENTEENTH BLOOD 私をずっと好きで居てくださいね…?主様。
〜ラト編〜
コンコンッ。
『!』
『主様。私です。』
『ラト…?』
私はドアを開ける。
『こんばんは。お待たせしました。』
『うん…。来てくれてありがとう。』
『当然です。主様からのメッセージ、ちゃんと届きましたから。』
『ラト…。』
ギシッ
ラトはベットに膝をつき私を押し倒す。
ドサッ…。
『壊さないようにしますから…主様の全て。私に下さい。』
『ぁ、ラト――。』
ラトはグイッと私の腕をまくり、手首に牙を立てた。
カプッ…。
『んっ。』
『んっ。チュッ……。ふふっ。真っ赤な血ですね…。美しいです。』
『ラト……?』
『私は時々古傷を傷付ける時があります。私は痛みを感じませんが血を見ると安心するんです。私は生きてるんだって。』
『……。』
『でももうしません。あのとき約束しましたから。主様と。私は必ず…主様を守ります。悪魔化から私を救ってくれたあの時から。ずっと…。だからこのメッセージを私に書いてくれたんですよね。』
『うん……。もう自分を傷付けないで。私がそばに居るからね。って。』
『嬉しかったです。主様……。』
ラトは私の頬に触れて真っ直ぐ私を見つめる。
『ラト…?』
『私をずっと好きで居てくださいね…?』
すりっ…。
『うん…もちろん。』
その問に答えるようにギュッと手を握った――。
『んぅ…んっ。』
『気持ちいいですか…?もっと、気持ちよくしてあげますね。』
『ラト……っ。ぁ…っ。』
(身体が熱い…幸せ過ぎてどうにかなりそう…。)
『ラト、ラト……っ。』
『はい、主様…。』
『好き…。大好き…。』
『クフフ……。私もです。主様。』
チュッとキスを交わす。
その時一気に熱を帯びる。
『あ、も、私…っ。』
『いいですよ、主様の可愛いところ…私に見せて下さい。』
『ぁ、だめ……っ。あ……っ。』
ギュッと目を閉じる。
『っ……!』
『はぁ、はぁ……主様。』
『ラト…っ。』
ファサッ
(あ、髪…。)
行為の激しさでラトの髪が顔にかかる。
『私、髪を下ろしたラト……好き…。』
それだけ言い残し私は気を失う。
『おや…無理をさせてしまいました…。』
私は主様の頭を撫でる。
『おやすみなさいませ。主様。』
翌朝――。
『ふわぁ…。あれ、ラト?』
『おはようございます。主様。』
『お、おはよう。どこ行ってたの?』
『食堂へお水を取りに行ってました。昨日無理をさせてしまいましたし。』
『……///』
ラトから水を貰う。
『…またしましょうね。』
『っ…うん。』
次回
EIGHTEENTH BLOOD 主様の全部を俺に見せてくれ。
(もふもふした毛玉〜!w)
コメント
2件
次は誰かわかるかな〜?もふもふした毛玉💭
推しが尊い。次が楽しみです!