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(はぁー、)
私はそっとため息をつく。
クラス替えをして初めての登校日。
私、片野つむぎは心底不安でしか無かった。仲の良かった友達とクラス替えで離れて、同じクラスになった人の中には知らない名前が沢山あった。
ちょうど右隣で仲の良かった友達が違う友達とキャーキャーしている。きっと同じクラスなのだろう。
私は重い足と、不安な気持ちと共に新しいクラスへと向かった。
自分の席にカバンを置き、一旦周りを見渡してみるといくつかのグループがそれぞれの話で盛り上がっている。 私はそれをずっと眺めていた
ホームルームが終わり、1人ずつ自己紹介が始まった。ほとんど知らない名前だったが、中には少し聞いたことのある名前も聞こえた。
次は私の番だ
先程まで賑やかだったクラスも急に静かになったので、かなりの緊張だった
「片野つむぎです。去年は1年2組でした。少しでもみんなと仲良くなれると嬉しいです。」
みんなが徐々にパチパチと拍手をし始める。果たしてこのクラスでやって行けるのだろうか………私はそのことだけが頭の中でグルグルしていた。