「藤崎と小川って、仲いいの?」
唐突に、海生が俺と小川の会話に参加してきた。というか、割って入って来た。
3人以上集まるとほとんど口を開くことのない、あの海生が。
「えー、別に普通だけど」
小川の声が少し低くなったけど、海生は気にせずに続ける。
「じゃあなんで、藤崎の交友関係に小川が口出すの?」
「……は?」
「俺たちは、高校で同じ部活になって友達になった。でもそれは、小川に迷惑をかけることじゃないよね?」
すうっと周りの気温が下がったような気がした。
攻撃されたと感じたのか、小川は目を細めて海生に冷たい視線を向ける。
「別にそんな話してないし。もー行くわ」
それだけ言うと、彼女は少し離れたところで待っていた友達のもとへと足早に戻って***************
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