家の目の前にある海沿いの公園は
愛犬とのお散歩コース
ランニングをしたりお散歩をしたり
日光浴をしたり日陰で読書をしたりと
いつもたくさんの人で溢れている
日曜日の昼下り
今日も愛犬を連れてお散歩をしていた
ふと、帽子を深く被り
ぼんやりと海を眺めている男の人が目に入ったが
特に気にも留めずその人の前を通り過ぎようとした
すると愛犬が突然尻尾を振りながら
その人に向かって走り出した
『あっすみません…こら△△だめっ』
『大丈夫ですよ、可愛いですね
…触ってもいいですか?』
『はい…😊💦』
顔はよく見えないけど
肌が白くて右の口元にキラリと光るピアスが見えた
とても穏やかな口調で優しい雰囲気の彼
私は少し離れたところに座り
しばらくその彼と愛犬が遊んでいる光景を眺めていた
すると愛犬が彼の横で気持ちよさそうに
眠ってしまった…
『えっちょっと△△お散歩はっ?』
『…寝ちゃいましたね笑』
『遊び疲れたのかな…
遊んでくれてありがとうございました☺️』
『ほら行くよ〜』
仕方なく抱っこして連れて帰ろうとすると…
『名前…なんて言うんですか?』
『…△△です』
『えっと、あなたの…』
『あっ私ですかっ●●です☺️』
すると彼が深く被っていた帽子を少し浮かせ
顔を覗かせると初めて顔が見えた
(?!?!?!?!?!)
『俺、ジョングクって言います』
彼は少し恥ずかしそうに微笑んだ
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