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迅目線
あの子を一言で表すとしたら満場一致で「猫」だろう。
猫の鳴き真似はすごい上手だし、驚く時も猫みたいな声出すし、仕草も性格も猫みたい。
もちろん好きな動物の一つは猫。
だけど、時々怖いと思ってしまう時がある。
まるで読まれてるみたいな、深淵を覗かれてるみたいな。
本人にさりげなく聞いてみても
『気のせいじゃないですか?私なんかに迅さんが隠してる内容なんてわかるわけないじゃないですか。わかるとしても隠していることぐらいしかわかりませんよ』
って一蹴された。
なんで隠してる前提なの?
なんで質問した意図がわかるの?
こういうところが怖いんだよ!
表上で最初にあったのは偶然だった。
いや、今思うと偶然に装ってたのかもしれない。
「あれ、迅?」
「おー、嵐山。その子は?」
「この子は零条ちな。今日入隊したのにもうB級になった子だよ。」
『、、、初めまして』(お辞儀)
さっき嵐山と話してた時は笑顔だったのに俺に会った瞬間無表情になったのが警戒してるみたいで可愛かった。
「へぇ、1日でってすごいね!俺は実力派エリート迅悠一。よろしくね、ちなちゃん」
『、、、それで嵐山さん、さっきの続きなんですが、どうでした?』
猫目だから余計冷たい印象で一瞬泣きそうになったのは秘密だ。
「、、、ちなちゃん、知らない人を警戒するのはわかるけど迅はいいやつなんだ。わかってやってくれ」
『、、、』(嵐山と迅を見る)
『、、、善処します』
「「それ、絶対にやらないやつ‼︎」」
『うるさいです。それと嵐山さんやっぱりスコーピオンとバイパーって私とあってました?』
「あ、あぁ、そうだな」
『相談に乗っていただきありがとうございます。それでは』
トコトコ
「、、、俺なんかした?」(しゃがむ)
「いや、ちなちゃんは初対面の人だと警戒モードに入っちゃうんだよね。あと迅がチャラいやつみたいだったから余計に冷たくされたんだと思う」
嵐山、これ以上心を抉らないで。
「そ、っかぁ。そうだもんね、これからが大切だもんね」
「、、、いやほんと大丈夫か?」
「うん、大丈夫」(立つ)
次はこっちから接触しに行ったんだよな。
SF使って飲み物買ってる所に気配消していきなり声かけたんだっけ。
「久しぶり〜」(耳元)
『ミャッ』
ビックゥシュバッ(10mくらい離れる)
『ฅ(ˆ⩌⌯⩌ˆฅ)੭シャーッ』
「ングッwwや、やっほー、覚えてる?」
あの時は視えてたけどどうしても面白かったんだよねぇ。ww
『、、、チャラいぼんちあげの人』
まじでチャラい認定されててめっちゃ悲しかった。
「あー、うん、それに関しては撤回させて。俺そんなチャラくないから」
『あっそーですか』(近づく)
「うーん、本当に興味なさそうだね」
『実際に興味ないので。』
「うーん、会ったことあると思うんだけど〜。なんでそんなに冷たいの?」
『、緊張の一種ですね。諦めてください』
「マジか〜」
『それでなんの用ですか?』
「ちなちゃんと仲良くなりたくてね。一緒に何か話そ」
『話題ないですよ。あるとしても愉快な頭のネジが外れているクラスメイトの話くらいです』
「え、待って。普通にそれ気になる」
ま、そんな感じで雑談しまくって仲良くなったわけなんだけど、心を開いてくれた時はめっちゃ可愛いかった。
猫が初めて懐いてくれた感じ。
そういえばちなちゃんの漢字知らないんだよな。聞いてみよ。
「おーい、ちなちゃん」
『あれ、迅さん。どうしたんですか?』
「ちなちゃんのちなって漢字あるの??」
『あー、あるっちゃあるんですけど、、、。知らない方がいいと思いますよ。というか知って欲しくないんですよね』(ハイライト消える)
おっとぉ?早速不穏な雰囲気になってきたぞ。
「どうして?」
『漢字の意味がちょっとアレなんで。ま、気にしなくてもいいですよ!それでは』タッタッタッ
「行っちゃった、、、」
珍しく頑固だったな。
今度、資料見てみるか。
「迅?」
お、風間さん。ちょうどいいところに。
「あ、風間さん。ちょうどよかった。ちなちゃんの名前の漢字ってわかる?」
「いや、知らないな。俺はてっきりひらがなだと思ってたが」
風間さんも知らないなら嵐山も知ってないかもな。
ちなちゃん、風間さんや荒船のことお気に入り判定してるし。
「それが漢字あるみたいなんだよね。本人は知って欲しくないみたいだけど」
「、、、あまり人の事情に首突っ込むなよ」
「はいはい、わかってますって」
ちゃんと引きどころは見極めるから大丈夫大丈夫。
零条 ちな(漢字は不明)
にゃんにゃん
迅 悠一
気になるワクワク
風間 蒼也
警告はした
追加
1⁄31 自販機での会話と漢字の質問の文を変更
2⁄25 2話との矛盾を訂正