最近突然頭が痛くなったり、吐き気がしてきたりしてしまう。なんで…もう死ぬの…?
嫌になる。今日はメンバー全員が来ていた。でも、頭が痛くなる。意識が朦朧とする。
咄嗟に走り出す。苦しくて、痛いのに。
がむしゃらに走って、外に出る。この病院は高台にあって、庭園からは海が見える。もう日も暮れてきて、桜が夕陽に照らされている。柵を掴む。そして、海を見つめる。真っ青。綺麗だな…そう思っていると、心臓がズキンと鳴る。
命の終止符が打たれたかのように。
苦しくてそのままその場にうずくまる。メンバーが向こうから走ってくる。
{おんりー‼︎}
全員が俺の名前を呼ぶ。
『みんっ…な…俺っ…もう…無理かも…』
〈諦めないでっ‼︎〉
『最近苦しくって。死ぬのは怖くないのに。なんでだろって…わかったんだ。』
『みんなと、離れたくないんだ。』
全員が息を呑む。精一杯の笑顔で、みんなに話す。
振り向くと、みんなを夕陽が照らしていた。涙が溢れる。
〈おんりぃっ…僕、おんりーが大好き。一生一緒にいたいっ…だからさ、何があっても、僕に会いにきて。〉
《俺も、おんりーと一緒にゲームやるの、すごい楽しかった。〉
「おんりー…僕も、この5年間、すっごく楽しかったよ…出会えてから…すごい楽しかった。おんりーに出会えて、見つけることができて本当によかった。」
【この5年間、色々なことがあったけどさ。おんりーちゃんと過ごせて、本当によかった。ゲームもうまくて、会話も上手くって。そんなおんりーちゃんが大好き。】
自分も、楽しかった。そう言いたかった。でも、声が出ない。ただ、泣いた。
また心臓が痛む。苦しくって、崩れ落ちる感覚と、みんなが呼ぶ声がする。
その中で、俺は静かに眠りについた。
もう二度と目が覚めない「死」という眠りに。
終わり…?
コメント
3件
あ"あ"あ"ぁぁぁぁぁあおんりーちゃーーーーーん←(ガチで泣きそうな人)
( ;∀;)