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香水の香り、貴方の面影
N「なぁ藍が良ければ飯行こ」
まだゆうきさんが合流出来てない大会の合宿先でのオフの前日にニシさんにご飯誘われた
R「行きたいです。相談があって⋯」
俺以外に誰か他に呼ぶか?それとも2人?って聞いてきたので、関田さんと晶大さんが良ければ2人にも来て貰いたいですと言えば
N「了解。声かけしとくな。」
僕なりに限界だった。ゆうきさんがいると何もない合宿も、彼がいないと態度があからさまに違うスタッフさんがいて困惑していて。
S《藍。最近メシ食べてる?》
A「俺も思ってて気になってた」
N「数日あんま寝れてへんやろ?どうした」
ニシさんに連れてきて貰ったのが、合宿所近くの有名なハンバーグ専門店の個室。
それぞれ注文して料理待ちの間の質問責め
R「実は今まで話せなかったんですが」
後、2週間したらゆうきさんが合流ってわかってるから我慢しようって思ってたけど、あるスタッフさんからの嫌がらせが酷いから限界で、ゆうきさん合流まで合宿を一旦離れようかなとまで思っている事を話したら
N「キャプテンには話したん?」
R「ゆうきさんも忙しいから、連絡取りづらいし、連絡来ても明るく振る舞ってしまって、本当は話したい早く来てって言いたい⋯。」
気付いたら視界がボヤけていて自分が泣いてる事に理解するのも時間かからなかったそのせいで涙がポロポロ止まらなくなる
S《そうか。でもさゆうきさんは》
A「話して欲しいと思うよ」
N「それもそうだし、気付けなくてごめんな」
その後は美味しいハンバーグが来て、気を許してるメンバーだけの食事に久しぶりにあのスタッフさんを気にせず食べる事が出来た
N「キャプテンには俺から話していて良い?」
1番は藍から聞きたいはずやけど。誤魔化してまうなら第三者から現状話しておくよと言われたのでお願いする事にした。
R「うぅ⋯やっぱ寂しい」
皆といる時ははしゃぎ倒すから平気だけどまだ来ないゆうきさんとの同室は広くて寂しい
R「ゆうきさんに電話しようかな⋯」
寝支度を済ませて枕を抱きしめながら連絡先にある【石川祐希】を見つめているとスマホが震えた
R「ゆうきさ⋯⋯もしもし」
Y『もしもし⋯藍?今、大丈夫かな?』
ニシから連絡あって全部聞いたよ。電話から聞こえるゆうきさんの声は少し怒った様な心配した声で。僕は思わす謝った
Y『いや、俺も気付けなくてごめんな。とりあえずマネージャーさんに頼んで合流早目にしてもらうからもう少し頑張れるか?』
ニシに鈍感なのもいい加減にして下さいって叱られた。ってゆうきさん話した後にねぇ藍の荷物の内ポケット開けてみてと言われて開けてみる
R「あれ、この香水」
使いかけで申し訳ないけど、お守り代わりになればって思って入れていたんだ。いつも使ってるやつ。余計寂しくさせたら悪い。
R「⋯っ。ありがとう⋯でもっ⋯ひっく」
電話を切ってしまったらまた寂しくなる。わがままだってわかるけど、ゆうきさんに側にいて欲しい。って初めて気持を吐き出した。
Y『藍。藍の泣いてる声聞いて、俺も何も出来てやれない状態だから悔しいよ。』
切羽詰まった声に思わず謝ると謝らなくて良いよただ少しで良いから笑って見せて。ビデオ通話に変えられる?って聞かれて切り替える
Y『藍。正直に答えて?ここ数日泣いてた?』
最後に会った時に見た顔とは違うくらい目が腫れてる。ご飯食べれてないよな?って指摘されて、頷く今日ニシさんにご飯連れてって貰って代表メンバーだけのご飯でやっとまともに食べたと話す
Y『藍がご飯食べられて良かった。もう少し話したいけどトレーナーに呼ばれてる。ごめん』
愛してるよ。ゆうきさんは優しい笑顔でそう言って電話を切った。その時に気づけなかったゆうきさんの背景に日本の風景がある事を。
R「ゆうきさんお休みなさい」
自分のベッドの枕の1つにゆうきさんの香水をスプレーして抱きしめて寝る事にした。ゆうきさんが側にいてくれるように感じるしね
翌日
こんなに深く眠れたのはいつぶりだろう。今日はオフだからもう少ししたら散歩に行ってみようって起き上がろうとしたら誰かに抱きしめられてる
感じがして振り返ると寝息をたてている恋人の姿
R「えっ⋯嘘⋯何で⋯うきさ⋯っ⋯ひっく」
Y『ん⋯藍。ほら泣く時はここでだろ?』
お待たせ。そう言ってゆうきさんが腕を広げるから滑り込んでしがみつく。
Y『1人でよく耐えたな。実は昨日の電話より前の電話で藍に何かあったかもって感じて』
無理矢理マネージャーに頼んでスケジュール調整して合流早めたんだって言って抱きしめる
R「怖かった⋯っく⋯さびし⋯っんんっ」
ゆうきさんは泣きじゃくる僕の涙を拭って深いキスをして隙間を無くすほどに密着して抱きしめる
R「へへっ香水が同じだ。ゆうきがいるっ」
胸一杯にゆうきさんのニオイを吸い込むと確かに昨日見つけた同じ香水で夢ではなくて本当に側にいると感じたら嬉しくて久しぶりに心から笑えた
Y『笑ってくれて良かった。今日は休みだしもう少し一緒に寝よう。それから御礼行脚な。』
昨日の御礼してこようってゆうきさんが笑って僕も笑顔で頷いてまた眠りについた
おわり
☆おまけ☆
1,141
ーーーーーーー祐希視点ーーーーーー
先日藍に電話した時に、なんとなく声が暗いなって思っていて、嫌な予感がしたからマネージャーに頼んでスケジュールを調整して予定より早く日本に帰国が出来た。
Y『藍はご飯食べたかな』
飛行機を降りたタイミングでスマホの飛行機モードを解除したと同時にニシから電話が来て
N「キャプテン。今電話大丈夫ですか?」
大丈夫だと言うと聞かされた恋人の現状。ニシも今日藍をメシに誘うまで気づけなかったらしく、
N「藍のサイン見逃してましたすみません」
って謝られて、気にしなくて良い。現状教えてくれてありがとう。電話してみるよそう言って藍に電話するためニシからの電話は切った。
R「ゆうきさっ⋯もしもし⋯」
Y『もしもし⋯藍。今大丈夫かな?』
電話に出た藍の声は涙声で。ニシから聞いた藍の事を話せば、電話の向こうで謝るから
Y『いや、俺も気付けなくてごめんな。とりあえずマネージャーさんに頼んで合流早目にしてもらうからもう少し頑張れるか?』
ニシに鈍感すぎるのもいい加減にして下さいって叱られたって話した後に思い出した
Y『藍の荷物の内ポケット開けて見て』
R「あれ?この香水」
Y『使いかけで申し訳ないけど、お守り代わりになればって思って入れていたんだ。いつも使ってるやつ。余計寂しくさせたら悪い。』
そう言ってやると藍はありがとうと言いながら泣いて側にいてと滅多に言わない我儘を言ったから
Y『藍。藍の泣いてる声聞いて、俺も何も出来てやれない状態だから悔しいよ。』
だからビデオ通話に切り替え出来る?切り替えて貰って見た藍の顔は目が腫れていて元気がない
だけど俺の問には頷いてくれてニシ達のおかげでご飯も食べたと話してくれた
このタイミングで代表スタッフが迎えに来てくれたからトレーナーに呼ばれたと言って電話を切る
Y『藍。愛してるよ』を言ってから。
それから藍が寝付いた頃にホテルに到着。音をたてないように部屋に入ると間接照明を付けたまま藍は枕を抱いて寝ていて。藍を起こさないように寝支度整えて藍のベッドに滑り込んで藍が抱きしめてる枕を抜き取って藍を抱きしめて寝た
Y『お休み。藍。大好きだよ』
終わり