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約束の時間になって私は彼と待ち合わせをしているショッピングモールの南口に行くと、驚いて口を大きく開けた
彼が大きな花束を抱えて私を待っていたからだ
「ずいぶんお礼が遅くなってしまってごめんなさい、これ・・・・店で一番状態が良い花が入ってきたんです」
ニコニコして彼が私に花束を差し出す
私は最初は驚いたけど、色とりどりの花を見ていると、途端にうれしくなった
「言って置きますけど売れ残りじゃないですよ?」
彼が真剣な顔つきで言ったので、私がそんなことを疑ってるのかと思うとおかしくなった
「あの時あなたを撥ねなくてよかったわ」
私は冗談を言った
「撥ねないでくれてありがとう」
彼が感謝の言葉をあげたので、私たちは同時に笑ってしまった
そして花の効果も相まって改めて見ると彼が本当にハンサムであることに気づいた