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下着の上からでも分かるくらい濡れていることが恥ずかしくて、身を捩って軽く抵抗する仕草を見せるも全く効果は無く、
「もっと陽葵の反応見てたいけど……そろそろ俺も限界だから――」
そう言った一之瀬は側に脱ぎ捨ててあった自身のズボンを手に取ると、ポケットから避妊具を取り出して素早く準備する。
そして、準備を終えた一之瀬が再び私に向き直って頭を撫でながら軽くキスをして来て、
「――陽葵、大好きだよ」
「――ッ!!」
唇を離し、耳元で愛を囁かれたのとほぼ同時に一之瀬のモノが私のナカへ挿れられた。
「ぁ、……ッん、」
すんなり受け入れていく私の身体。
もう、一之瀬の形を覚えていて、もっと、もっと奥深くへと欲しがっている。
そんな私の気持ちを分かっているのかいないのか、一之瀬は優しくゆっくりと動くばかりで焦らされるのが酷くもどかしい。
きっと、私が一言、『焦らさないで』と言えば済む話なんだろうけど、それを口にするのはやっぱり恥ずかしくて出来ない。
声だって、出そうとするとさっき一之瀬に言われた事を思い出してしまい、どうしても抑えてしまう。
そんな私を見兼ねた一之瀬は再度私の耳元へ顔を近付けると、
「物足りないって顔し過ぎ。俺は陽葵から言って欲しいんだけど……まあいいや、俺もそろそろ限界だから陽葵の望み通りにしてやるよ――」
「――ッ……」
やっぱり私の考えは全てお見通しだったようで、一之瀬のその言葉に頬が熱くなるのを感じていたそのすぐ後で、強引に唇を塞がれ、更には手をギュッと繋がれ、そして――
「っんん!!」
一気に奥深くを刺激された私はそれだけでイッてしまった。
一之瀬だってそれは分かっているはずなのに、
「――悪い、俺はまだだから、止められねぇ」
「っ、あ……、やっ、今は……ッ」
再びキスをしながらナカを刺激されてしまい、私は意識が飛びそうになるのを必死に耐えながら一之瀬を受け入れ続け、
「――ッん、……イク……」
そう小さく言葉を漏らした一之瀬と共に絶頂を迎えた私はそのまま意識を手放した。
「……ん……」
そして、いつの間にか眠ってしまった私が目を覚ました時、
「陽葵……悪い……少しやり過ぎた……」
隣で横になっていた一之瀬が心配そうに見つめながら頭を撫でてくれていて、視線がぶつかった。
「ううん、大丈夫……。その、寝ちゃって……ごめんね?」
「いや、それはいいけど……身体、平気?」
「うん、平気だよ」
改めて聞かれると少し恥ずかしいけれど、そんな風に心配してくれるのは素直に嬉しい。
「どれくらい寝てた?」
「三十分くらいかな」
「そっか……あ、シャワー浴びる? 丞、先に使っていいよ?」
明日も仕事だということを思い出した私は先にシャワーを浴びるか尋ねると、「……一緒に入る?」なんて問い返してきた。