テラーノベル
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「おやおや、もう始めているのですね。」
「…。凪ちゃん。」
「へ、…?アキラ…?」
何の物音も聞こえなかった。
どうやってここにやってきたのか、悪魔であるアキラがここにいる。
しかもセラフが彼のことを知っている…?
「どうやってここに来たの?」
「私は悪魔ですから。天使の使えない力も使えますよ。」
「ふぅん、そっか。」
「ひぅ⁉♡♡♡」
会話が終わったと判断したのか、セラおがまた動き始める。
「…。」
「あ、ひゃんっ♡♡♡やら、♡♡♡ぬいてぇ♡♡」
「…。」
「あきらっ♡♡♡みないれっ♡♡♡♡やっ♡」
「…。」
「いつ出てくの?」
「あ、いえ。いつ終わるのかなぁ、と。」
「は?終わんないよ?雲雀が俺に堕ちるまで。」
アキラの言葉に驚いたのか、セラフの動きがとまる。
体を休めるために、息を吸って、吐いて。
ばち、とアキラと目が合った。
3,2,1
「…。知っていますか?悪魔にはこんな力があるんです。」
「なに?」
「ヒトを誘惑する力。」
「は?」
「賢いセラ夫なら、わかりますよね?」
俺の体がゆらりと動く。
アキラ、アキラ…。
ずるりと中から抜けていくモノ。
俺の目にはアキラしか見えていない。
「いい子ですね。」
「あきら、」
「っ‼‼返して!」
「返すも何も…。もともとあなたのものではありませんよ?」
アキラが誰かと話している。
誰でもいい。
どうだっていい。
だから、アキラ。
「もっと褒めて?」
「‼…。いい子ですよ、雲雀。だから今はゆっくりとおやすみ。」
その言葉を最後に俺の意識は途切れた。
――――――――――
「んぅ、…?」
「おはようございます、たらい。」
「アキラ…?」
目を覚ますと、アキラが目の前にいて驚く。
「俺、なんで?あれ?」
セラフに攫われて、犯されて、アキラが来て…?
そこからが思い出せない。
「細かいことは気にしなくても大丈夫ですよ。」
「そう、か。セラフは?」
「無事逃げられましたよ。」
その言葉に安心する。
あたりを見渡すと見覚えがあって、俺が魔界で暮らしていた時の部屋だった。
「これから、どうしよう。」
魔界にもセラフは侵入できた。
ということは俺にはもう逃げ場は…。
「方法は、私の知っている限り一つあります。」
「え?」
「うまくいくとは限りませんし、たらいの体にも相当負荷がかかってしまいますが…。」
「いいよ。逃げられるんだったら俺は。」
「…。わかりました。その方法というのはあなたが悪魔になることです。」
俺が悪魔に?
「どういうこと?」
「セラ夫は熾天使…最高官位の天使です。なので、悪魔に触れると悪魔は消えてしまいます。」
「お、おう。」
「それを利用する、ということです。」
「なるほど。」
いまいちわからなかったが、悪魔になれば無事ということだろう。
「俺、悪魔になるよ。」
「本当にいいんですか?人間界に戻ることはできなくなりますよ?」
「俺が人間のままだとセラフに連れていかれて、悪魔になれば人間界には戻れない、か。」
究極の選択。
人間界には大切な人がたくさんいる。
別れるのはつらい。
けれど、俺が人間のままでも閉じ込められてあえなくなる。
「…。悪魔になるよ。それしか、もう。」
「・・・。いいんですね?」
「うん。」
「ちょっとだけ待っていてください。」
アキラが部屋を出ていく。
「…。く、ふぅ…」
涙があふれてくる。
どこからおかしくなってしまったんだろう。
「ふ…うぅ…。」
なんでこんな思いをしなきゃいけないんだろう。
「わっちさ、いぶさ、ろれさん…。」
ごめんなさい。
一緒にもうライブはできそうにないや。
「…。たらい、」
「あき、アキラぁ…。」
アキラが帰ってきたのに涙が止まらない。
「ごめっごめん、おれ・・・」
慌てて涙をぬぐう。
ふわり、と体が温かいものに包まれた。
「泣いていいんですよ。」
「あき、ら?」
「こんな状況でなくなっていう方が難しいですから。」
アキラがやさしく頭を撫でてくれる。
涙がまたあふれてきて止まらない。
唇に何かが触れた。
ちゅ、と音を鳴らしてそれは離れていく。
「は、え?」
思わず目を見開く。
アキラの頬が赤く染まっていた。
「可愛い。」
ちゅ、とこぼれた涙にキスをする。
「え?あき、ら??」
「私は悪魔ですよ?」
「え?おん。」
何を言っているのかわからず目を白黒させる。
「油断しすぎじゃないですか?」
するり、と背中を撫でられる。
ぞわぞわして体が跳ねた。
「悪魔に自分の弱いところを晒したら」
アキラの口が近づいてくる。
キスされると思って目を閉じた。
「食べられちゃいますよ?」
「ひゃんっ♡」
耳元でささやかれ、声が出てしまう。
口にキスを落とされ、アキラのペースにのまれていく。
「ん、ふぅ、ぁ♡」
「は、セラ夫に犯されているはずなのに処女みたいな反応ですね。」
尻を撫でられ、腰が跳ねる。
「私のを入れても大丈夫ですかね?」
「あ、アキラ…?」
「心配しなくても大丈夫ですよ。さて、まずはこれを飲んでください。」
アキラに渡されたのは赤い飲み物。
リンゴのような香りがする。
「それを飲めば悪魔になります。」
「のむ。」
コップに口をつける。
飲んで最初に感じたのは強い熱。
お腹の奥がうずいて仕方ない。
「ただ、副作用で快楽を求めてしまいます。…もう聞こえてませんか。」
「あき、あきらぁ」
目の前にいる雄を求めてしまう。
淫らに腰を上げ、秘部をさらす。
「あきらの、ちょうだい?」
―――――
「おぐっ♡きもちぃ♡♡これしゅき♡♡♡♡♡」
「そうですか。それはうれしいですね。」
もはやただの発情した猫になり果てた雲雀は強い快楽を求めていた。
アキラに奥を穿かれ、甘く鳴く雲雀。
「いくいくいぐいぐぅうううう♡♡♡♡♡♡♡♡」
「く、」
4度目の絶頂。
うすいものしか出さなくなったソコに男としてのプライドはもうなかった。
雄を求めるだけの雌。
「かわいい。」
ぼそりとつぶやいたアキラの声は深い絶頂に打ち震えてる雲雀には届かない。
本当はアキラだって雲雀のことが好きだったのだ。
だから助けた。
自分の手によって乱れる雲雀に強い感情が芽生える。
愛おしい。
それは悪魔としての感情として正しいのか。
そんなことはどうでもいい。
雲雀は愛らしくて愛おしい生き物だ。
たとえ、ただの発情した猫になり果てても。
雄を求める雌になり果てても。
この気持ちは変わらない。
「っ、出しますよ。」
「あきらのっ♡♡♡♡おくに♡♡♡いっぱい♡♡♡♡」
「あまり煽らないでください。余裕ないんですからっ」
「お”♡♡♡♡♡♡♡♡」
最奥に注ぎ込む。
その感覚に感じているのか雲雀はまたイった。
しかし、もうモノからは何も出てこない。
「中で果てたんですね。」
「なか…?♡♡♡」
「ええ。もう女の子ですね。」
「っ~~~♡♡♡♡」
言葉にすら感じるのか雲雀の体が痙攣する。
「あきらのめす?」
「え?」
「やからぁ♡♡♡あきらだけのめす?♡」
可愛いその言葉に幸福感が増す。
「私だけの女の子ですよ。」
雲雀の顔が明るくなり、くふくふと笑う。
「んへへ、あきらだいすき♡♡♡」
「私も、愛してます。」
―――――
悪魔になった雲雀はそのあと、アキラに従順な部下になり、人間界のものを救いながら暮らしていったという。
めでたしめでたし?
アキラ編です。
一番エッチシーン少なくてすいません。
フラグだけ立てて回収できんかった…。
これにてこの話は完結です。
どの話が好きだったよ~など教えていただけると俺は喜んで反復横跳びし始めます。←変な奴。
そんなこんなでここまで読んでいただきありがとうございました。
それではまた次回のお話で。
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