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「……怖っ!!」
「殺気隠しもしねぇんだもんな、アイツ」
「尾白たちかわいそー。相手に轟いる上に味方あいつとか」
「でも翡翠ちゃんすっごい強いから!味方なら心強いよ!」
「ですが天草さんなら、きっとチームプレイなど考えず場を滅茶苦茶にしてしまうと思いますわ」
「あぁ、ぜってぇやるよアイツなら」
「ケロ。そういえばお茶子ちゃん、さっき翡翠ちゃんに名前呼び断られてなかった?」
「へ、聞いてたの?!」
「あんな大きな声で話してたら聞こえるわ」
「うっ……っ名前呼びはいいの!一回良いって言ったんだから、勝手に呼ぶ!」
「流石ね、お茶子ちゃん」
「……」
生徒たちが思い思いのことを話す中、オールマイトは翡翠たちの映る画面を見ながら黙っていた。
危険で、危うい。
それが、オールマイトが最初に翡翠に抱いた印象だ。
戦闘への異常なまでの執着。
葬式の時に見た、憎しみで満ちた瞳
信じることを捨てたような目。
これは、どちらかといえばヴィランに当てはまる特徴。
それらを持っているあの男がヒーローを目指していることが、オールマイトには不思議で、だからこそ危険に感じた。