テラーノベル
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⚠
Forsaken内
体格差大きめ?かも
自己解釈多め 恋人関係
タフの話し方(手話想定)は『』←これで表記
絵文字書けないんです、許して…
アズールの本名ネタが出たりします
試合中/外のサバイバー達の妄想たっぷり
くっつくの好きなタフとそれに困ってるビルダーの話
___
ビルダー視点
数ヶ月前、タフと付き合った。
彼?彼女?彼ら?…からの凄まじいアプローチに僕が折れて、それから今に至って。
タフについてわかったことが沢山あった。
全てを並べるとキリがない為割愛するが…ひとつ、いちばん気になるものをあげるなら。
“くっつきたがりすぎる”ところだろう。
付き合ってからというもの、ずっと僕が移動する先の殆どにくっついてくるようになった。
本人曰く1人が怖いらしく、僕もそれがわかっているから止めはしない、が。
問題はそのくっつき方だ。
ある時のキャビンでは_
夜、寝る前ずっとくっつかれて……
「タフ…暑いから離れてくれ…寝れない…」
「タフ、ターフ…?…寝てしまったのか…」
「…もう…つぎから少しは離れるように言わないと……」
「…あつい……」
こうやってくっつかれすぎて寝れなかったり。
ある時は食事中に…
「…あの、タフ…離れてくれ…」
『えっ!?どうして?』
「今は食事中で、食べづらいし…何より…」
ちらり、と横を見れば、にやにやしながら見つめてくるチャンスやらシェドやらのサバイバー達が見える。
どう考えても、見てる方向はといえば僕たちで。
「その、人が…」
『…?』
『ただくっついてるだけだし、大丈夫だよ!』
「いやそういう問題じゃなく……」
「おいおい、俺たちの事は気にすんなってビ〜ルダ〜」
「そうだぜ〜?自分をそこまで強く愛してくれる奴に出会えるなんて…ジャックポット当てるレベルの豪運だからな〜?」
「あぁもう…!」
『ビルダー恥ずかしい?顔真っ赤だよ?』
「な、いや、そんなことは…!と、とにかく早く食べようじゃないか!」
『そっかぁ…』
…こんな感じで、色々と恥ずかしいことになったり…まぁ、とにかく大変なのだ。
__
長い前置きはさておき、今日は僕の身体や色々の為にも、彼のくっつき癖をどうにか直したくなった訳である。
そして、数日に渡って計画を立て、今日が決行日となった。
……計画といってもそこまで壮大なものではないのだが。
簡単に言うと…彼がくっつく距離を小さくする…僕のパーソナルスペースを少しでも確保する。
今までは本当にべったりでほぼ密着しているようなものだったから。
きっと彼も分かってくれるだろう…と、顔を洗ってから食卓へと向かえば、早速ローブの影が前から歩いてくるのが見える。
きっとハグがしたいんだろう。
いつもなら抱きしめられて、10分程は捕まっているが…今日は違う。
覚悟を決めて前に進めば、タフがたったと小走りで近づいてきた。
『ビルダー!おはよう!』
「おはよう、タフ。元気そうだな」
『うん!とっても!じゃあ、いつもの「はいはいハグだな、分かってるさ」
先手必勝というやつで、彼より先に抱きしめてやれば、驚いたのか固まる。
30秒ほどしてからそそくさと離れれば、数秒経ってハッとしてからわたわたと手を動かし始めた。
『突然どうしたの!?あなたからしてくるなんて中々ないのに!』
『それに短すぎるし!』
「ただの気分だよ、あと…君のが長すぎるだけだ、これが普通なんだぞ?」
『でも寂しいじゃない!』
「はいはい。…君に最近くっつかれすぎで困っててな、しばらくはそれの矯正だ。覚悟してもらうぞ、タフ」
そう言えば、漫画ならガーン、なんて音が鳴るほどに落ち込んだ様子を見せてから、バタバタと手を動かし続ける。恐らく抗議されているんだろう。
彼を宥めつつ食卓に向かえば、もう何人か座っていて。
姿を表せば、殆どがこちらを向き、1人は声をかけてくる。
「よ、ビルダー、それにタフ!」
「今日もラブラブじゃね〜の、羨ましいなぁ?」
「…やかましいぞ、シェド」
「いてっ、デコピンだけで済ますとは…お前もやっぱ満更じゃあ「さっさと食べさせてもらおうか、ここの席貰うぞ」
「お、おう……?」
取り敢えず適当な椅子を選び座れば、タフもそれに着いてくる。
僕ら用であろうふたつの空席を見ないふりして、人々の間のぽつんと空いた1席に座った。
ふとタフの方を見れば、数秒オロオロと彷徨ってから、適当に空いている席に座る。
その様子に申し訳なくなる……が、これはお互いのためなのだ。
流石に毎分毎秒くっつかれていると支障が出るし。
何より雛鳥には親から離れる事も必要なのだ。
最も…タフは雛鳥ではないし、僕は親じゃないが。
遅く起きてきたチャンスと料理を持ってきたエリオットが座り、食事が始まる。
寝ぼけ眼のチャンスが不思議そうにしていたのは…きっと僕たちのせいだろう。
____
いたって変わらない、普通の朝ご飯…朝かはわからないが、まぁとにかく栄養補給の時間である。
みんなそれぞれで、やいやいと会話を交わす。
だけども、どこかソワソワしていて。
ただ料理を口に運び、ふと皆の方を見渡せば、こちらを見ていたのであろう何人かと目が合う。
目を見開いて、慌てて目を逸らすヌーブ。
気まずそうに笑ってから、急いで口に料理を運んで噎せるチャンスと、それを心配するエリオット。
タフと僕とを見比べて、どこか落ち着かない様子でフォークを掴むシェド。
それを見てから、心配そうにこちらを見つめてくるデュセッカー。
不思議そうに皆を見つめた後、僕を見て首を傾げるベロニカ。
それぞれが、別の何かしらの思考の元で動いているというのに、ここまで彼等の考えていることが分かりやすいのなんて、中々ないだろう。
特に…僕の同僚たちなんかは。
人々の顔を見比べていれば、流れるようにタフの方にも目線が行って。
瞬間、鼓動が1度だけ、どくんと大きく鳴る。
目は見えないはずなのに。
彼の顔がただこちらを向いていただけなのに。
その暗闇の中の目が僕を見透かしたような感覚に陥る。
ただ、じっとこちらを見つめている。
魔法で石化したかのように、目が動かせず、見つめ返すことしか出来ない。
数秒そのまま固まっていれば、ふと、タフが顔を逸らし、料理へと目を向ける。
その瞬間、突然固まっていた身体が動く。
…お互いのため、と直そうとしてはいるが罪悪感は抜け切っていないのだろう__
なんて、カトラリーをさっさと動かしながら考えた。
__
大体食べ終わり、皆が食器を片付け始める頃。
僕も早めに終わったため、先に食器を洗い場へと置く。
なんだかんだこの場所になれてきた僕たちは、皿洗いやらご飯やらのなんやらを当番制でやったり、やらなかったりする。
それで、今日の皿洗い当番は僕と…シェドらしい。
何か聞かれるだろうかなんて思いつつ積み上がる皿達を見てから、今は誰が食べているだろうと食卓の方を見た。
一口が小さいため、ハムスターのようになりながら食べてるヌーブ。
食べて、噛んで、飲み込んで…の間が長いツータイム。
お互いに話続けているせいで皿に少し残したまま10分以上経っているチャンスとシェド(今日は話が特に盛り上がったらしい)と、それに巻き込まれたジェーン。
そして、黙々と食べ続けるタフ。
何となく彼のことを数秒見つめていれば、ちょうど食べ終わったようで、席を立つのが見えた。
カトラリーを乗せた皿を持ち、キッチンへと向かおうとする__ちょうどその辺でタフも気づいたのか、僕のいる方向に真っ直ぐ、バタバタと早歩きで進んできて。
勢いに気圧されている僕の1歩手前で止まれば、パッと皿を差し出しこちらを向いた。
「お、ぉ…随分と元気そうだね、タフ」
「お皿ありがとう。今日は僕が当番だから…君はどこかで待っててくれ」
皿を渡されてから、洗い場へ持っていこうと踵を返す。
そしてそれをシンクへと置いて、彼の方を向いた瞬間、体が浮く感覚。
あぁ、成程。
どうやらタフは…僕が油断している時を狙ったらしい。
「な、うわっ…!?…タフ!!」
『🎶』
腰の方に手を置かれ、抱き上げられる。
顔が向き合っていて嬉しいのか、接触が出来て嬉しいのか…僕を持ってくるくると回り、ご機嫌そうにタップダンスのように舞った。
何も抵抗できず揺られていれば、タフがふっと顔を近づけてくるのを感じる。
…体に染み付くほどにやっているから分かってしまう。きっとキスか頬擦りがしたいんだろう…
嬉しそうに近づく顔に、なんとか動かせる片手をかざして、止める。
ぼふ、とタフの顔が埋まれば、そのまま彼が首を傾げ、固まった。
『…?』
「タフ…”くっつきすぎ”、だぞ」
そう言えば、タフは明らかに驚いてから、すぐにぐりぐりと僕の手に顔を押し付ける。
不満なんだろう、きっと。
声が聞こえなくても、出されなくても…態度でわかりやすいのは良いことだ。
「起きてすぐに言ったろう、君と僕のためにこれ矯正するぞ、って」
「君は僕の隙を狙えばできると思ったかもしれないが…僕はそんなに甘くないんだ」
「じゃれ合うのが悪いとは言わない、が…僕にくっつきすぎるのは治そうな、タフ」
「…今だって少し苦しいんだぞ?」
宥めるように語りかけて、顔に置いていた手を、彼の肩に優しく置く。
ただ静かに聞いていたタフは、僕が言い終わったのが分かれば、ただ大きな反応をするでもなく、僕の胸にぽふん、と頭を預けた。
少し、犬みたいだと思ってしまって。
そのまま頭を撫でていれば、重量感のある足音と、重なった皿達がカチャンカチャンと鳴るのが近づいてくる。
姿は見えないけれど…恐らくシェドだ。
「た、タフ、そろそろ下ろしてくれないか?君達の分のお皿洗わないとだし…ほら、ハグはまた後でもできる!そうだろう?」
ハッとして足をばたつかせつつ、彼に下ろすよう促していれば、キッチンの前で音が止まる。
…嫌な性格のシェドのことだから、どうせニヤつきながら待っているんだろうな。
心の中で悪態をつきそうになっていれば、胸にぐりぐりと顔を押し付けられる感触。
目線を下にずらせば、タフがじっとこっちを見つめている。
もしかしてまだ撫でられたりないのだろうか、と頭に手を置けば、そのまま彼が頭をぐりぐりと手に押し付けた。
数秒そうやってから、ようやく下ろされる。
と同時に、シェドが顔を出して
「社交ダンスの時間は終わったか〜?ラブバード共〜?」
と、にやつきながらこちらに話しかけてきた。
じゃれ合いに…いや、ダンスに夢中だったのか、気づいていなかっただろうタフはハッとして僕と彼の顔を交互に見る。
僕も僕で溜息をつきつつ、シェドの方を見た。
「朝は大丈夫かと思ったが…相変わらずイチャついてるようで何よりだぜ〜♪」
「…1発喰らいたいならそう言ってくれないか、シェド…」
「へぇ?よく言うじゃねーの!」
「んまぁ、恋人の手の中で言われてちゃあ説得力ねーけど〜」
「…!!…タフ、一旦下ろしてくれないか!?このままじゃあ皿洗いどころか彼も殴れないしそもそも動けない…!」
『…』
足をばたつかせれば、タフがしょうがなさそうに腕の中から僕を下ろして、そそくさとどこかに行ってしまった。
ようやく解放された…と息をついていれば、シェドが近づいてくる。
何かと思えばヘルメットを外され、そのまま頭に肘を置かれる。なんだこいつは。
「僕は肘置きじゃないんだが?」
「へいへいそーだな〜、んで、話したいことがあんだけどよ」
「…聞いてはあげよう」
とったヘルメットを自分の頭に被せつつ話すシェドは、ヘラヘラしながら僕に話しかける。
一応いつでも殴れるように拳だけ握りつつ、シェドに顔を向ける。
身長差がタフとよりさらに大きいため、少し首が痛いのは無視しつつ、彼の話が始まるのを待った。
「フツーに疑問なんだが…なんでお前タフと距離取り始めたんだ?」
「喧嘩…って訳じゃねーだろーし」
「ベタベタくっつかれてんの、見てておもし…微笑ましかったんだぜ?」
「面白いって言いかけたの隠しきれてないぞ、まぁいいけども…」
「距離を取っている…というよりは…タフがくっつきたがりなのを治したくてね」
「ずっとこうだといささか支障が出るし…そろそろ直さないと、と考えて今、こうなっている」
「フ〜〜〜〜ン…」
「…なんだいシェド、不満そうにして」
「なんでもねーよ、ただ…やりすぎんなよ?」
「タフがもしも寂しすぎて爆発して暴走しても俺止めね〜からな〜」
「はぁ…?」
「お互いのコト気づかうのはい〜けどよ、アイツ結構寂しそうだったし」
「うっ」
「お前が一人の席行った時しょぼんとしてたんだぜ?いやーあの可哀想さと言ったら!」
「うぐぐ……」
タフのこと、見てはいるつもり…だが、あまり離れたりした時の様子はしっかりと見れていなかった。
だからこそシェドの言葉が刺さる。
皿洗いをしながらも止まらない口は、その心に刺さる言葉をさらに加速させていた。
__
10分ほどたって、全員分の皿洗いが終わる。だいたいやり終えたあとにチャンスが追加の皿を持ってきた時はどうしようかと思ったが。
ふう、と息をついて、ソファでくつろぐ。
ラウンドは自分の知らぬ間に始まっていたらしく、コテージの中は人がいつの間にか結構減っていた。
ラウンド自体は時間が来ればランダムに人間が選ばれる。寝ていたり、風呂に入ったりなどしていない限り呼び出されるので、結構厄介だ。
この間大事な話をしていた時にデュセッカーがラウンドに呼ばれて焦ったことがあった。
2階のテレビを見に行き、ラウンドは誰が参加しているのか確認する……までもなく。
テレビの前は3人ほど集まっていた。
先程一緒に皿洗いをしていたシェド、充電しているベロニカ、テレビに張り付くように見ているツータイム…がそこにいた。
「お、ビルダー!来たか!今回のキラーはあのタコ野郎だってよ」
「そうデすよ〜!ずっトツータiムくンがテレビとってテみれナいンですケドね! ( `-´ )」
「…アズール。…アズール……あ、すぺん……」
「あんな感じでずっと名前呟いて離れてくんねーんだよな…」
「そうか。…他のふたりは?誰だい?」
「タフくンと07さンです!!( >ω< )そウいeバ、タフサんはビルダーさンのこト探シてマしたヨ(・3・)」
「た、タフが…?…探しに行かないと、」
そう言って後ろを振り向いた時、黒いローブが見える。
居たのだ、すぐそこに、タフが。
「な」
「ア!タフさN!(>▽<)」
『ビルダー!こんな所に居たんだね、探してたんだよ!』
「あー…タフ、今ハグすんのはやめてやってくれ、ビルダービビりすぎて固まってっから…」
「ビビルダーさンnowですネ!(>ᴗ<)」
「……びっ、くり、した…」
『あわわ!ごめんね、ビルダー!』
タフがわたわたと慌てて腕をばたつかせてから、ハッとして姿勢を整えてから、落ち着いて、手をゆっくりめに動かし始める。
『違う違う!ぼくはビルダーさんと2人きりではなしたかったの!』
「お、えーっと……なんつってんだ?これは」
「……僕とふたりきりで話がしたいんだと」
「いイじゃNAいですカ!(>▽<)いッてらっシゃい!!」
「えっ、いや、その、僕試合見た「いーじゃねーの行ってこいってビルダ〜、2人っきりで、な?」
「ちょ、押すんじゃな…うわっ!」
シェドに背中を押され、そのまま、タフの胸に体を預ける形になってしまい、ふと上を見れば、目も口も見えないはずのタフが、とにかく嬉しそうな雰囲気を出していた。
不可抗力……という言い訳も出来ず、タフがそのまま自分を抱きしめてぐりぐりと顔を押し付けるのを、諦めて食らうしかなかった。
「うぐ、あの、タフ…これは僕からくっついたんじゃなく…」
「まーまー気にすんなってビルダー、タフいちばん嬉しそうだぜ〜?」
「いやそういう事じゃ…ちょ、た、タフ!?」
タフが僕のことをしっかり持ち上げ、お姫様抱っこの姿勢に移行させる。
暴れたらタフが怪我するし、僕が落ちる。
…それに、タフがあまりにも嬉しそうだったから。
強く抵抗も出来ず、そのまま受け入れてしまった。
「……あーもう…これ恥ずかしいのに…」
「KAWAI1ですネビルだーさン!!(*´∇`*)」
「ベロニカの言う通りだな、お可愛らしいですよ我らが社長サ〜ン!」
「ベロニカは許す。シェド、君は後で覚えとけ…あ、タフ…!ま、まだ話してるから……!」
「あーもう行くのか、いってら、ラブバード共〜」
「いってらッしゃ1!!…あ、ツーたいムくンも見送りしましょU!!ほら!」
「え、あ…ま、また後で、ビルダーマンさん…」
「ちょっと、待っ…!」
「せめて誰か助けようとしてくれ!!!」
切実な叫びが、キャビン内で響いた
____
終わり!むずかしい!
勢いで書き始めたもののオチが変になってしまいました。
タフビルダー、実を言うと元々R含もうとしてたんですが、ほんのちょびっとだったので無くしちゃいました。
いつかR版書くかも。
試合外でのサバイバーがどんなか妄想するのは楽しい
Capra
25,432
4,401
#Die of Death
けしごむ
542
コメント
3件

今回も素晴らしい作品ありがとうございます!タフが甘えてて可愛いし、ヴェロニカの喋り方が凝っててすごい…
美月ゆめかだよ〜🌸!第20話読んだよ! ビルダーがああやって距離を取ろうとしてるのに、タフが寂しそうにぐりぐりしてくる姿がもう…エモすぎる…😭💕 お互いのためってわかってても、切ない気持ちになるよね。でも最後はお姫様抱っこされて嬉しそうなタフの姿に全部持ってかれた…!「せめて誰か助けようとしてくれ!!!」の叫びに笑ったけど、それも含めて愛おしい展開だったよ〜! もっと読みたいから、続き待ってるね⋆♡