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お名前を借りているだけなのでご本人様とは関係ありません。 お名前を借りているだけなのでご本人様とは関係ありません。
私の妄想の詰まった物になる為誰の地雷の配慮もしていない為少し読んでダメだと思った方はすぐに引き返してください。
では続きをどうぞ
がみともは人の怪我を自分に移せる能力があるだがそれは誰にも伝えていないしここロスサントスでは使う事がない為バレる心配もない。
ロスサントスでは大体の怪我は治ってしまう。
そんなある日
ロビーで救急隊の皆んなと話していると
バタバタと騒がしく病院に入ってくる人がいた。
「らだおが!!銃で撃たれて血が止まらない!
治療を頼む!」
と皇帝が入って来たのだ。
がみともが青井を受け取り
「すぐに治します!」
そう言い治療室まで運び、いつも通り治していったのだが、なぜか青井は目を覚さない。血も止め、銃の弾も取り、蘇生をしたのだが目を覚さない、
「なんで、、、?隊長に連絡しないと《隊長、処置は全て終わったのですが、青井さん目覚ましません!》」
《何!?わかった、すぐに向かう!》
隊長から返事があってすぐに病室に来た。
「がみとも!どんな状態だ?」
「止血、銃弾の取り除きをしてから蘇生をしたのですが起きず、脈は安定してるから起きるとは思うんですけど、、、」
「わかった、俺も見てみよう!」
「はい、お願いします。」
がみともは命田にお願いをして病室から離れた。
ロビーに向かうと皇帝がまだ居た為、青井が撃たれた時の状況を聞いてみた。
「皇帝、青井さんが撃たれた時の状況って聞いてもいい?」
「おう!いいぞ!あっ、でもその前に多分らだおが撃たれた銃ロスサントスの物ではないかもしれない。
北に来てほしいと連絡をらだおが受けたんだが、それがちょっと怪しい電話でな、だから我も一緒に着いて行ったんだ、そしたら案の定、別の場所から来たギャングだった。
何でかは分からんがそいつはらだおに恨みを持っていたらしい。少し話をしてたら急にそいつが銃を向けてきてらだおに向かって撃った。
だから、我はすぐにらだおを連れてって病院に来たんだ。
一応、市長にも話したからそいつは、消されてるかも知れんがな。」
「そっか、ありがとう!青井さんまだ起きてなくてもう少し時間がかかりそうなんだ、命に別状は無いから安心して!」
「そうなのか、わかった!取り敢えず我は、本署に戻ってさっき起きた事を説明してくる!らだおの事よろしくな!」
「うん!任せて!」
皇帝はそう言うと病院から出ていった、皇帝を見送ったがみともはさっきの事を命田に伝える為に病室に向かった。
「隊長、」
「どうした?がみとも。」
「皇帝に話を聞いたんですけど、青井さんを撃った拳銃、ロスサントスの物ではないかもしれないらしいです。」
「何!?だから目を覚さないのか?」
「そうかも知れません。青井さんを撃った犯人は市長にて消されてる様なので他に被害は出ないので大丈夫です。」
「そうか、それに関しては安心か。らだお君も目を覚ますのは時間の問題だと思うからこのまま病院で見ていよう。」
「そうですね。青井さんの事俺が見ててもいいですか?」
「おう!いいぞ!」
「ありがとうございます!」
「何があったらすぐに呼ぶんだぞ、じゃあよろしく頼むな。」
「はい!」
命田は病室を出ていった。
「包帯変えないと、完全には止まってないよなぁー」
血の滲んでる包帯を見ながら呟いた。
その後は青井を心配してお見舞いに来た警察の人達や
他の救急隊への情報共有など色々していると気づいたら外は真っ暗になっていた。
「隊長、俺このまま青井さんの所に今日は居ますね!なんかあったらすぐ呼びます!」
「わかった。俺も宿直室に居るつもりだから何かあったらすぐに呼ぶんだぞ、」
「はい!ありがとうございます!」
「無理だけはするなよ、」
「わかってますよ、、、じゃあおやすみなさい!」
「あぁ、おやすみ。」
病室には青井とがみとも2人だけになった。
「やっぱり青井さんは色んな人に慕われてるんだなー」
青井は撃たれた傷が痛むのか魘されていた。
「そんな慕われている青井さんにはまた元気に空を飛んでほしいから、色んな事件を解決してね、」
がみともはそう言いながら包帯を解き青井の傷に手をかざす、そうするとみるみるうちに傷が無くなっていくそれとは引き換えにがみともの表情が痛みに歪んだ。
「あー、、こんなに痛いのか、でももう大丈夫、」
がみともは青井にまた包帯を巻き元に戻した。
「ん、ここは?」
「青井さん?起きた?ここは病院だよ、」
「がみともさん、病院?あっそっか、俺撃たれてそのまま気を失ったのか…」
「うん、皇帝が連れてきてくれたんだよ、痛い所、おかしな所はない?」
「大丈夫だよ、がみともさんがずっとみててくれたの?」
「まぁね。心配だったし、、ほら、まだ本調子じゃないんだからもう少し寝てな?」
「ん、、そうだね、眠くなってきた。がみともさん、ありがとう。おやすみ。」
「全然大丈夫だよ。おやすみ、青ちゃん」
頭を撫でながら眠ったであろう青井に
「最期に話ができてよかったよ。頑張れ、青ちゃん」
と小声で言った。
青井の元を離れながら、がみともはいつもの場所裏口のソファーに向かった。
「ふーしんどいやぁ〜青井さんにバレなくてよかった、あの人感鋭いから困るんだよぉ〜」
「こんな能力が役に立つ時があるとは思ってなかったなぁ、、バレて気持ち悪がられるぐらいならいっそこのまま、、、、」
『死ねます様に、、、』
がみともは気絶する様に眠った。
青井視点
「ん、、、ふぁ〜、朝か、がみともさんは居ないのか
取り敢えずナースコールっと」
青井がナースコールを押すとドタバタと入ってきたのはましろだった。
「らだおくん!起きたのか!本当に良かった!」
「はい、おかけざまで、そういえばがみともさんは居ないんですか?昨日の夜に俺目が覚めてがみともさんと話したんですけど…」
「それが、、まだ出勤してないんだよ、付きっきりで見てたから寝てるのかと思ったんだが、宿直室にも居なくてなぁ〜」
「そうなんすね、がみともさんが出勤したらまたお礼言わないとなぁ〜」
「がみとも君も喜ぶと思うよ。」
などと話していると救急隊の無線に何かあったのか
連絡を受けたましろの表情が強張った。
「ましろさん?何かあったんですか?」
「いや、何でもないよ、、それじゃあ青井さん、もう少し安静にしててくださいね。また戻ってくるのでそれまでは動かないようにね、傷が治ったわけではないんですから」
「はぁ〜い」
ましろは病室を出ていった。
「んー絶対何かあったんだろうなぁ
あー!早く動きたい!!」
そう言い伸びをすると不思議と傷が痛くない不思議に思い見てみるとそこには全く傷がなく綺麗だった。
「え?、何で?銃で撃たれたって聞いたけどこんな早く治るわけない救急隊忙しそうだし暇になったら聞いてみるか」
ましろ視点
青井が起きて安心したものの、先程無線に入った出来事に
思考が止まってしまった。
『がみとも君が血を流して倒れてるってどういう事だ!?取り敢えず急がないと』
青井には安静している様に伝え、すぐにがみともの所に向かった。
「がみとも君!!!鳥野さんどういう事ですか!?」
「それが俺にも分からないんよ、航空機ディーラーをやろうと思って病院の裏口からヘリポートに、向かってたらソファーにグッタリしてるがみとも君を見つけて、何事かと思って近寄ったら何も処置されてない状態で血を流して倒れてたんよ。」
「何で?らだお君をダウンさせて犯人は市長によって消されたはず、それに昨日の夜がみとも君はらだお君と話したって言ってたって事はその後って事ですか?」
「そうかも知れない。」
「がみとも君は何処を怪我してたんですか?」
「銃で撃たれた痕の様な傷だったんだけど、弾が無いんだよ。
それに隊長が言うにはらだおと同じ場所らしい。」
「え?そんな事あります?」
「普通なら絶対にありえない。がみとも君何か俺らに隠し事してるのか?本人に聞かない限り分からない。取り敢えず一命は取り留めたから後は起きてからやな。」
「そうですね。あの兎は1人で抱え込みすぎなんですよ。
鳥野さん俺1回、らだお君の所に戻りますね。」
「あぁ、頼むよ。がみとも君は俺が見とくから。」
「はい。お願いします。」
ましろは青井の病室に向かう。
「らだお君?調子はどう?」
「あっましろさん、1つ聞きたい事があるんですけど、」
「なんだい?」
「俺って、昨日撃たれて病院に来たんですよね?」
「あぁ、そうだね。」
「あの、これ」
そう言って青井はお腹に巻かれていた包帯を取った。
「らだお君、何やって、、、!?傷がない?」
昨日の今日では絶対に治らない傷が無くなっているのだ。
《鳥野さん1回らだお君の病室に来てもらってもいいですか?》
《了解?》
「ましろー?どした?」
「鳥野さんこれ見てください。』
そう言うと青井のお腹を指差した?
「?、、、傷がないってマ!?」
「そうなんですよ。そんなにすぐには治らない傷が綺麗に無くなってるんです。しかもこれ、、、がみとも君と同じ所です。」
がみとも君の所は、小声で青井には聞こえない様にした。
「えー?マジか、なんでだ?」
「いやーそれが分からなくて、1つ仮説があるんですけど、非現実的過ぎるんですよねー」
「あのー、ましろさん、がみともさんに何かあったんですか?」
「あっいやー」
ましろはそう言い鳥野の方を見た、そうすると鳥野は首首を振り
「ましろ、らだお君には隠し事は無理だよ、それにそのうち知る事になる。」
「そうですよねーじゃあらだお君、話しますね?」
ましろはがみとも君が倒れていた事、しかも青井と同じ所に銃槍があったのだが、弾が見当たらない事を話した。
「そんな!?じゃあがみともさんは今!」
「病室で寝てるよ。でも命には別状は無いからあとは目を覚ますのを待つだけだ。」
「そーなんすね。でも何で俺と同じ所に傷が?」
「それが分からないんだよ。あっ!ましろ、1つ仮説があるって言ってたけど何なんだ?」
「それは、【がみとも君が人の怪我を自分に移せる】って事ですよ。非現実的だからあくまでも俺の妄想でしかないが、そうすると辻褄が合うんだよ。きちんとはがみとも君が起きてから聞くしかないですけどね」
「あー確かに、可能性が無いわけではないのか」
「じゃあ、もしそれが本当だとしたら俺のせいで、、、」
「らだお君、自分のせいだなんて思わないで、多分がみとも君は『俺が勝手にした事だから気にしないで』と言うはずだよ。
それでも自分のせいだと考えるなら早く退院して元気に働いてください!」
青井は2、3日後に退院が出来、今日も働いて、空いた時間にがみとものお見舞いに来ていた。
数週間後、青井視点
「がみともさん中々起きないなぁ、」
青井は自分が怪我して起きた夜の事を思い出していた。
「あの時、俺が寝る前に何か言ってたんだよなぁ
あっ、、そうだ思い出した。
『最期に話ができてよかったよ。頑張れ、青ちゃん』
がみともさんは死ぬむもりだった、、、?
そんなの絶対に許さないんだから!」
ぎゅっと手を握ると握り返された気がした。
「がみともさん!?」
「ん、、あおちゃ、ん?あれ?俺、生きてる、、?」
その瞬間、青井はがみともに抱きついた。
「がみともさん!!何で!何で、、、
命をかけてまで俺を助けたのさ!!」
「ごめんね、青ちゃん、青ちゃんにはまだこの街を楽しんでほしかった、それに青井さんが目を覚ますのを待ってる人が沢山居るでしょ?だから助けた。俺が勝手にした事だから泣かないで、、?」
がみとも視点
そうがみともが言ったら尚更青井は泣き出してしまった。
泣いている青井の頭を撫でながら
『あー困ったなぁ』
そう思いながらナースコールを押した。
その瞬間バタバタと複数人の足音が聞こえた。
『え?多すぎじゃない?』
足音を聞いた青井はがみともから離れた。
「「がみとも(くん/ちゃん/先輩)がみー!!!」」
扉が壊れるんじゃないかと言う勢いで扉が開き、
命田、鳥野、ましろ、ももみ、神崎、よつは、青服会、後輩たちまでも入ってきた。
その瞬間、いずみ、神崎、ももみにも抱きつかれ、
さらにがみともは困ってしまった。
「がみー!!起きて本当によかった!心配したんだからな!!」
「相棒なんですから勝手に居なくならないでください!」
「がみともちゃん!鳥野君が見つけてくれなかったら大変な事になってたんですよ!」
「鳥野さんが?」
「あーたまたま裏口から出ようとした時に倒れてるがみとも君を見つけてすぐに治療したんよ。本当に危なかったんやからな!」
「ごめんなさい、ありがとうございます。」
がみともに言いたい事を言って落ち着いた3人はがみともから離れた。その代わりに命田、ましろ、鳥野が近寄ってきた。
「がみとも君、本当に良かった。
起きたすぐで申し訳ないんだが1つ聞いてもいいか?」
「はい」
「俺の勝手な想像なんだが、らだお君の傷が綺麗に無くなってる事、らだお君と同じ傷が今がみともにある事
その2つからがみとも君は【人の怪我を自分に移せる】んじゃないか、と考えている。違うなら違うって言ってほしい。」
「、、、合ってます。こんな能力使える俺なんて気持ち悪いですよね」
がみともは何かに怯える様に言った。
「何を言ってるんだ、気持ち悪くなんかないぞ。でもがみとも、この能力は確かに人を救えるがその代償がとても大き過ぎる。だからもう使うなよ?」
「俺の事気持ち悪くないんですか?」
病室にいた全員が気持ち悪くないと答えた。
それを聞いた瞬間がみともは泣き出してしまった。
「ありがとうございます、」
青井ががみともに近づきもう一度抱きしめた。
「がみともさん、本当に助けてくれてありがとうございます。
でもがみともさんにも待ってくれる人は沢山いるし、
俺を助けた後死ぬつもりだったでしょ?
がみともさんが目覚める前にあの日の夜の事を思い出したんだ。『最期に話ができてよかったよ。頑張れ、青ちゃん』って言ってたでしょ?絶対に許さないから!」
「え!?あの時起きてたの!?マジかー」
「ちょっと待てがみとも、死ぬつもりだったってどう言う事だ!?」
青井とがみともの話を聞いてた皆んなが近寄って来て
「「何!?どう言う事!?」」
と質問攻めされた。
その中で鳥野だけが冷静に話し出した。
「あー確かに、俺ががみとも君見つけた時血垂れ流しだったわ。普通だったら包帯とか巻くもんな。
どして、死ぬつもりだったん?」
「あー、、えーっと、、、青井さんを助けたら絶対にこの能力がバレると思って、そしたらみんなに嫌われると思って、それならいっその事って思ったんです。」
「がみともさん、ここロスサントスにはそんな人は居ないですよ。だからもう死のうなんて考えないで下さい、、」
「うん、うん、青ちゃんごめんね?」
2人とも泣き出してしまった。
その話を聞いてた救急隊は2人に近寄り頭を撫でたり抱きしめたりしていた。
そして2人は泣き疲れたのかそのまま寝てしまった。
救急隊も仕事に戻る為もう一度2人の頭を撫で、病室を後にした。
ここに残っているのは命田、鳥野、ましろの3人だった。
「2人とも寝てしまいましたね。らだお君、がみとも君の服を掴んで離さないですねー」
「まぁ助けてもらったのに、その助けてくれたがみとも君が死のうと思ってたなんて怖過ぎるだろ。」
「確かにそうですね。このまま寝せておきますか。
らだお君も寝れてなかったみたいですし、」
「がみともが起きて安心したんだろうな。
いやーまさかがみともがそんな事隠してたなんてな、
確かにすごい能力ではあるが、がみともに持たせるのは怖い能力だな。」
「ですね。がみとも君は自己肯定感が低過ぎるんですよ。
これから沢山愛されてる事を知ってもらわないとですね。」
「そやな。犠牲になろうなんて思わないぐらいな笑」
そう3人は話ながら病室を出て行った。
誰もいなくなった病室でがみともは目を開けた。
『まさかこんなに心配してもらえるとは思ってなかったなぁ
へへっ嬉しいや、でもごめんなさい。多分俺はまた同じ事があったら同じ事をすると思います。それだけは許して下さい。』
そう思いがみともはまた眠った。
数週間後に無事に退院出来たがみともは
元気に出勤するのであった。
変わった事といえば救急隊の皆んなが今まで以上に構ってくれる事、青井が定期的にがみともに会いに来る事、
がみともは過保護だぁーと思いながらも嬉しそうに仕事をしていた。
end