テラーノベル
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今日は、「青リンゴの日」だからという理由?で、僕たちは、「美味しい!」と評判の居酒屋さんに来た。
僕たちのバンドは、嬉しいことにいろんな方に知ってもらっている。
なので、厄介なことに巻き込まれないように。と、お店の方に、個室にして頂いたのだ。
飲み会という飲み会は「全く」と言っていいほどしないし、そもそも出来る機会も無かったので、久々に出来てすごく嬉しい。
涼「うわぁ、僕たち3人で来るなんて、いつぶりだろ〜」
若「なんか俺、どうしても、元貴と涼ちゃんと3人でここに行きたくなって…」
昨日、若井から唐突に「明日空いてる?」と言われたのは、そういう事だったらしい。
…もっと早く言ってくれても良かったのに。
「僕、ここは初めて来たなぁ、涼ちゃん若井は何回か行ったことあるの?」
3人で使う個室だが、結構広々としている。
でも、僕はこういう空間がすごく好きだ。
若「うーん…確か、1回!」
涼「…僕もだなぁ〜」
若井が僕らを連れてきたいって言ったくせに、ここ、全く行っていないじゃんか…
「全然無いやん!笑 あれ、でも、涼ちゃん若井にそんな友達居たっけ…?」
若「おぉん!?そのくらい居るわ!笑 でも、そんときは、 涼ちゃん、高氏、綾華、マネ…と行ったんだ!」
…………ん??
僕だけ誘われてない……?
…これはしっかり話を聞かせてもらうことにしようか。
「ねぇ…なんで僕だけ誘わなかったの?」
僕がほんの少し圧をかけながらそう聞くと、若井はちょっぴり悲しそうにしながら……
若「えーと、元貴は確か…そんとき仕事入ったって言ってたから…申し訳無いけど、マネもメンバーもみんな来てくれたし、そのみんなと行ったんだ。
……元貴ともめっっっちゃくちゃ行きたかったんだけどね…
その後からここに行く機会が全然無くて…」
………自業自得だった…
あー…確か、断ったことあったなぁ…とあの日のことをぼんやり思い出した。
はぁ、あの日のバカでアホな自分を殴りたい。
涼「僕も、元貴とも行きたかったんだけどねぇ… いやぁ、ここ、すっごく美味しいんだよぉ〜」
「そうなんだ…行きたかったなぁ…」
いや、全然僕のせいなんだけど、なんだか悲しくなるというか……
若「…よしっ!今日は元貴の記念すべき1回目のご来店ってことで!パーっと楽しもっ!」
そう言って、若井は僕に微笑んだ。
…なんだか僕は照れくさくなって……
「…なんだよっ、それっ、変なの!」
と、照れくささを誤魔化すため、若井にパンチをお送りしといた。
涼「…あーっ!もしかして元貴、照れてるぅ?」
涼ちゃんも、ニヤニヤしながら僕を茶化してきやがったので….
…なぜだか僕は更に恥ずかしくなっちゃって、
「うるせー!」
ちょっぴり頬が熱くなったのを誤魔化すため、僕は涼ちゃんにもパンチを送っておいた。
涼「あだぁっ!」
「いや、え、何その声!w」
若「ど、どうしたっ!涼ちゃん、ある意味めっちゃ怖いわ!」
僕らはすかさずツッコむ。
涼「えへへっ…いやぁ、元貴の照れ隠しパンチ食らっちゃったから…」
涼ちゃんはまた、変なことを言い始めるもんだから…
「…なんだよさっきから!…ほ、ほらっ!乾杯するんでしょっ!僕オレンジジュースがいい!」
ほんと、涼ちゃんって変なとこで鋭くなるよなぁ…
涼「…ふふっ、そうだねっ、乾杯しよっか! じゃあ、僕はビールかなっ!若井も?」
若「うん!俺も!」
涼「よーしっ、今日はいっぱい美味しいもの食べるぞぉっ!」
若「そうそう!涼ちゃんはいっぱい食べてたくさん成長しないとね!」
涼「…うん!?僕もう充分大人なんだけどぉ!?w」
若「ふへへっw」
ガチでぶっ飛ばしてやろうか、なんて思うことはいっぱいあるけど、
それよりも、たわいもない会話で盛り上がるこの時間が、僕は1番好きだなぁ。
僕は、大好きな涼ちゃん若井の笑顔を見て、改めてそう思った。
涼「…ちょ、若井、飲みすぎだよぉ…」
若「んや!俺もっろ飲めるもん!」
わぉ…これは困ったなぁ…
しかも、ちょーお酒臭い。 めっちゃ酔っ払ってる。
「はぁ…若井お酒弱いじゃんか…しかもこんなに飲んで…」
若「弱くな…!う”ぅ、気持ち悪い…」
涼「ほーら!こうなるんだからやめとけって言ったのにっ!元貴、僕ここ片付けとくから、若井トイレに連れてってあげて!」
「え、僕片付けやっとくよ?」
涼「ううん、大丈夫!僕に任せてよっ!」
「分かった、ほんとにありがとね?」
こういうときの涼ちゃんはすごく頼もしい。
涼ちゃんのお言葉に甘えさせてもらって、 僕は、若井のトイレの付き添いに行った。
や、やっとトイレを見つけた…
僕の目が悪めなせいなのかもしれないが、なかなか分かりにくいところにあったなぁ。
「ここかよ…!ご、ごめん若井、入って!」
若「…うー、もぉきも来てぇ〜」
「…はぁぁ??」
なんでだよ。行きたくないんですけど。
…いや待てよ…?ここは付き添いの僕がちゃんと見といた方がいいのか…
「…はぁーい…」
ここはちゃんと責任取らなくちゃな。と思った僕は、仕方なく!若井の個室に入った。
「…ねぇ、若井、気持ち悪いのにいっぱい歩かせてごめんね…?」
僕がこんなとこで迷ったせいだから、申し訳ない気持ちでいっぱいだった。
…若井は俯いたまま、動かない。
さすがに心配だ。
「若井、大丈夫…?」
…いや、聞き損だったみたいだ。
若「んー…んーん、大丈夫じゃなぁい…らから、ここにちゅーしてよっ」
若井が言った言葉をちゃんと聞きとれたのだが、僕は理解が出来なかった。
「…えっ?ちゅー?えっと…き、きす?」
若「うんっ!ここね!」
そう言って若井が指さしたところは、まさかの唇だった。
僕が聞き取った言葉は現実だったみたいだ。
…こいつ、寝ぼけてるんか?
「いや、なんでだよ…」
若「う”ぅ、らってぇ、気持ち悪いもん…
もぉきがキスしてくれないと気持ち悪いの収まんない…」
「…はぁ??」
僕は2回目の大困惑を声にした。
え…そんなことあるのか…?
…でも、若井の体調が良くなるんだったら、これは思い切ってやるしかない。
「…うん、わ、かった…けど、若井、僕がキスするとき、目…瞑ってね…?」
若「んふっ、ぁーいっ」
「…絶対瞑ってね!!」
く…唇にキスするだけだし…
いや、恥ずかしすぎるけど、すぐ終わるし…!
…チュ
「…ん、したよ…っ」
恥ずかしくて若井の目を見れなかった。
若「んふ、かあい…♡」
…ん…???
見てもいないのに、見たような口ぶりで…
「…ぇっ、みっ…」
えっ、まさか…み、見た…?
若「キス顔かあいーねっ!もろきっ♡」
これはもう、爆発発言だ。
「んなっ…!?見ないでって言ったじゃん…!」
こいつ、騙しやがって…!!!
くそ…!こいつのこういうとこムカつく…!
「このっ、バカ井!」
そう吐き捨てて、僕は先に個室を出ようとした。のだが…
若「まだ出ちゃダーメっ」
「ん、?!」
チュッ
僕の顔をつかみ、若井の方に無理やり向かせ、また若井がキスしてきた。しかもまた唇に。
「んん、」
そして、何故か若井が僕の口の中に舌を入れてきた。
口を開けなければ良かったものの、僕はびっくりして、思わず口を開けてしまった。
クチュッ…クチュ
「んっ、ふぁ…?」
困惑と少しの快感で、思わず息が漏れてしまう。
「ん…ぅ」
卑猥な音と、僕の変な声だけが耳に入る。
それに加えて、だんだん苦しくなってきた。
僕はやめて欲しくて、若井の肩を叩いた。
若井の舌がゆっくり出ていった。
「ぷは、」
若「…♡」
「…ちょ、ほんっと、何してんの…!?///」
こっ、こいつ、僕がキスしたら酔いが醒める!…とか言っといて、まだ全然酔っ払井のバカ井じゃんか…!
若「もろきが、かあいーからっ!」
「は、はぁ?うるs…」
若「俺、もろきのこと、好きなのっ! 」
…ん??
え、今…なんて??
「…へ、?」
若井の発言の意味がわからなすぎて、思わず素っ頓狂な声が出た。
若「だからっ、俺のものにすりゅ!」
…リカイデキナイ
あー、こいつ、本当に酔っ払井だな…
「はぁ…冗談はいいから…っ!?」
若井は僕の言葉を無視して、僕の服のボタンを勝手に外し始めた。
「…え、ちょ、何して、!」
若「うりゅしゃい」
チュ、レロッ
不意打ちでキスしてきたので、また思わず口を開けてしまった。
うぅ、しまった、また舌を入れられた…
「ん、!? ん、はっ」
僕はこんなこと、今すぐやめて欲しかったので、若井の肩を叩けばやめてくれると思って、さっきより強めに若井の肩を叩いたけれど…
若井は服を脱がせる手も、僕の口の中に入れた舌も、止まる気配がしなかった。
「ふぁ…っ、や、」
も、恥ずかしいって…!!
他の人に聞かれてたりしたらどう責任を取るつもりなのだろう。
「んんっ」
若「ぷはっ」
「ぷは、」
やっとキスを終わらしてくれたのはいいけど…僕の服は、ほぼ脱がされていた。
「ちょ、し、下も、っ な、なんで脱がせたの…っ!?///」
まじでこいつ…!僕の服返せやバカ!
若「もろきぃ、体きれーっ♡」
「んん、うるさいっ!早く返せ!」
若「もろきが後ろ向かないとやらっ!」
「な、なんでだよ!無理無理!! 」
個室内で若井と2人きりだとしても死ぬほど恥ずかしく、思わず大声を出してしまった。
…でも、誰もいないみたいだ。良かった…
若「やなもんはやだー!!」
酔っ払井もさっきからすごい大声出してるな。
…いや、そんなことはどうでも良くて、とりあえず服返せ。
必死に手を伸ばしたが、若井の身長には負けているため、服には到底手が届かなかった。
「あっ、くそ…!分かった、後ろ向くから、そしたらぜってー返せよ!?」
僕はとにかく早く服を返して欲しいがために、素直に後ろを向いた。
…のが、全然間違いだったようだ。
「ほ、ほらっ、早く服返してっ…!」
若「んふ、♡あぃあとっ!♡」
そう言って、若井は、服を返さずに個室の棚の上に置き、僕のパンツを下ろした。
見てください。これが裏切りです。と、誰かに言ってやりたい。 言えないけど。
「は…!?ちょ、っと、!やめろ…っ!」
若「すぐ気持ちくすりゅから!♡」
「ど、どーゆーこ…」
すると、若井が急に僕のを触ってきた。
「ひゃぅっ…!?」
若「こうやって動かすと、気持ちーんだよ♡」
シュコシュコッ
「んぁ、っ…?」
ちょ、こいつ、どこ触って…!!
若「気持ちーね?♡」
「んんぁ、気持ちくな…っ」
若「素直じゃないなあ、♡ じゃあ、こっちもやったげる♡」
こっち…?
コリコリッ♡
「んぇ、!?ぁっ、」
若「2つどーじ、きもちっ?♡」
「んっ、やらぁっ」
こ、こいつ…っ、あとでぶっ飛ばす…!
若「…んー、そーだっ!もろき足りなさそうだしぃ、こっちもやったげりゅっ♡」
バカ井は、僕の耳元に息を吹きかけてきた。
耳が敏感な僕は、耐えれる訳が無かった。
「ん”ぅ、ぁ、ふぁ、っ//」
若「3つどーじなんて、贅沢らね?♡」
「ぁぅ、っ、ゃ、やらぁ…っ//」
快感の波が止まることなく来てるから、っ
「んぁぁ…っ、い、ちゃ…っ//」
若「んふ、いーよっ、イって♡」
若井は、トドメを刺すように、僕の耳を舐めてきた。
チュク…クチュクチュ♡
「んぁぁ、やぁ、っ、イ”くっ♡」
僕は、大きな快感に耐えれず、
ビュルルルッ
「はぁ、ぁ、ぅ///」
出してしまった。
若「んふ、よく出来ました♡」
恥ずかし過ぎて死にたい…
「んんぅ…っ/// このバカ井…!///」
今すぐ呪っていいだろうか。
ピコンッ
若「…ぁ、やっべ…」
焦ったような顔をして、若井は急いでスマホを取り出した。
『片付け終わったよー!どこにいるのー?』
「ふー…若井、どうしたの…?」
何となく若井のスマホ画面を見てみると…
【りょーちゃん】
…あ、
「…ちょ、涼ちゃん待たせてるじゃんか…!こんのバカ井!」
若「ご、ごめんねぇぇっ😭 謝りたい…」
「はっ、早く行かないとっ!!」
あ”ー、もう!服脱がせやがってぇ…!!
僕が焦りながら服を着ていると、
若「…ねぇ、元貴、後で続きしよ?♡」
と、キモいお誘いをしてきた。
「…はっ、?!無理だわぼけっ!///」
恥ずかしいことなんてもう懲り懲りだ…
若「うぅ、元貴ぃ、お願いぃ…🥺」
「ぅ、」
若井はうるうるとした瞳で見てきた。僕はその顔にめちゃくちゃ弱い。いや、涼ちゃん若井限定だが。
「んゃ、やるから、っ!その顔はしないでよぉ…」
若「んふーっ、あぃあとっ!♡」
「ん…///」
…若井って本当にズルい人間だな。
ガチャ
「んわっ、」
やべっ、だ、誰だ…!?
涼「元貴ー?若井ー?いる?」
…びっくした…涼ちゃんか…
「ぁ、 ここだよーっ!」
僕がそう応えると、涼ちゃんは心底安心したように、
涼「良かったぁ、居たぁー!もう、遅いから心配したよぉ…若井、大丈夫?」
若「…あ、うんっ!もうけっこー酔い冷めたから大丈夫!」
涼「おー!回復力凄いねぇ!じゃあ先お会計してるから、ゆっくり来てねっ!」
「えっ、?いや、僕も払うよ…!」
若「涼ちゃんにだけ払わせるのは申し訳ないよ…!!」
涼「いーのいーの!元貴は若井の看病してくれたんだし!若井もまだ全回復って訳じゃないから、休憩してた方がいいと思うし!」
引かないのも逆に迷惑だと思ったので、ここは素直に涼ちゃんに甘えさせてもらうことにした。
「ぁ、じゃあ、お言葉に甘えて…ほんとになにからなにまでごめん、涼ちゃん、まじがちありがとう…!」
若「涼ちゃんごめん、俺が酔ったせいで…あと、ほんとにありがとう…!」
涼「全然っ!じゃあ、お会計行ってるね!」
ガチャ
「涼ちゃんに申し訳ないことしちゃったな…」
若「うん…」
「…全部お前のせいだけどな」
若「うぅ、それはごめんってばぁ…」
「はぁ…ほらっ!早く行くよっ!」
店員「ありがとうございましたー!またお越しくださいませーっ!」
涼「ありがとうございましたぁ〜」
若「あっざしたー」
「返事適当すぎだろ」
若「でっへっへぇ!」
「たははっ!w」
涼「若井怖いよぉ〜笑」
「 涼ちゃん、今日はまじでいろいろありがとう、ほんと助かった…!!」
若「迷惑かけてごめん、涼ちゃん、元貴…」
…涼ちゃんはJAM’Sの言う通り、ほんとに女神みたいだなぁ。
涼「ううん、今日は特別な日だったから、しょうがないよぉ〜
僕はまた一緒にここ来たいなっ!☺️」
笑顔が眩しい…今日は。
「涼ちゃん…🥹」
若「おっしゃ!またぜってーここ行こっ!!」
「お前は飲みすぎんなよ?」
涼「だははっ!笑 それはそう!笑」
若「キヲツケマス。」
「…あ、そういえば、2人ともお酒飲んでたよね?だから僕が運転するねっ!」
涼「お酒飲んじゃった…元貴ありがとぉ〜」
若「さんきゅ!感謝したい!」
「してただろ」
ほんとに、とことんバカ井だな、と思いながら、僕は運転席に乗った。
「…よし!着いた!」
涼「今日は楽しかったよぉ〜、ありがとぉ」
若「涼ちゃんおやすみ〜っ!」
「また明後日ね!」
涼「うんっ、また明後日ねっ!…あ!」
何かを思い出したかのように、涼ちゃんは声を上げた。
「…え、どしたの?」
まさか、忘れ物…?
若「まさか、なんか忘れた?」
涼「ううん!違う違う!」
「ほんとにどしたの?」
「…夜、楽しんでねっ😏じゃ、おやすみ!」
ガチャ
「楽しむ…?ゲーム…?わか…」
そう言って若井を見ると…
若「は、え…///」
顔を真っ赤にしていた。…なんでだろう?
「どしたの、若井?」
若「…元貴、早く帰ろ…///」
「あ、うん」
アクセルを踏みながら、僕は涼ちゃんの言葉の意味を考えた。
なんかお楽しみなことなんて無い…
ん?まてよ…
トイレの個室で若井に「続きしよ?」って…
「わ、若井……、涼ちゃん、まさか…?」
僕がそう聞くと、若井は顔を赤くして俯いたまま、
若「…うん、そーゆーこと…///」
「…はっ、?///」
りょ、涼ちゃんに聞かれてた……
あ”ー、死にたい…//
「うぅ…っ/// わっ、若井のバカ!!ほんとにっ、バカ井!///」
若「ほ、ほんとにごめん…
…次からはちゃんとバレないようにします…///」
「ならっ、最初からすんなよ!!//」
いやどういうオチだよ!!!!!
最後めっちゃ変で4ぬw
えー、文章力皆無が小説を書いた末路です。
でもさ、書きたくなるの!!分かる!?
うんうん、だよね!!
♡押してくれたらうれちいな…
じゃ、またねねねーーーー
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見に来ちゃいました🫶🏻🫶🏻 シチュが良すぎますね 、最高です💓もちさん、私より語彙力あるじゃないですか!!!︎;; もう びっくりです... 🫣 もし良ければですが続きとかって...?? 👉🏻👈🏻