TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する

設定


中島敦 (何でも屋 依頼された事が報酬にあってさえすればなんでもやる


芥川 (ポートマフィアの命令で時々、敦と 共戦する


太宰 (敦を利用できそうだと思っている



中也 (敦を可哀想だが、仕方ないと割り切っている



それではどうぞ〜




ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「今日の依頼は、、暗殺か、、」



僕は冷たく呟く


人を殺すのは嫌いだ、、痛い思いをするのも嫌いだ、、だけど生きるためには何かしらを犠牲にする必要がある


僕の場合はそれが、人とは少し異なっていただけだ




孤児院にいた頃、ずっと生きることを望んでいた








生きていればいい、、、生きていれば、、







僕の人生はずっと”生きる事に執着した人生”だった。






だが、今はどうだろうか、死に片足を突っ込んだ状態




人の命を奪い、金に変える



そんな事がいいのかと何度も考えた




だが、しょうがない、、、もうどうしようもない






それが、僕の結論だった






初めて、異能を使って殺した時、何度も嘔吐を繰り返し、、罪悪感に溺れた




だが、今は、何も感じなくなってしまっている





それが、結局のところ僕の本質なんじゃないかと最近よく考える











敦 「簡単な仕事だったな、、」






慣れた手つきで僕は、腕の虎化を解除させる




ドロッと床に流れた血が僕の足元まで来る



僕は、少し横にずれ彼を見つめる





心臓に大きな穴を開けた彼はもう起き上がることは無い、、、




本当に、理不尽な世の中だな、、、













ーーーーーーーーーーーーーーーーーー



暗い裏道を通って目的の場所へと向かう



今日の以来の報酬を受け取るためだ


敦 「ちょっと早く来すぎたかな?」


受け取り場所には誰もいず、気配すらない






?? 「こんばんは、何でも屋くん」



勢いよく後ろを向く


そこには、黒いフードを深々と被った男がいた

先程も言ったように気配すら感じない


僕は手を後ろに隠し虎化させる




敦 「どちら様でしょうか?」


?? 「ん〜、しいて言うなら君を勧誘しに来たたただの下っ端かな?」


敦 「すいませんが、そういう勧誘を受けることはできません」


?? 「まぁ、そういうよね〜」


敦 「という事で、1度お帰りください」


?? 「ごめんね〜それは出来ないんだ、」


敦 「何故でしょうか?」


?? 「ん〜、それはね、ボスに力ずくでも連れてこいって言われたからだよ」


彼は、さっきとは打って変わり、低い声で僕に告げる



その声はどこかゾワッとする何かを感じた


(逃げなきゃ、、)


僕は後ろに少し下がり、壁を蹴って男の上を飛ぶ


?? 「おーすごいね、、だけど 警戒心が少し足りないんじゃない?」


男は不敵な笑みをうかべて、僕に何かを投げた




僕は慌てて身体を回転させるが間に合わず、手にその何かが刺さってしまった



敦 「イッ」




僕は男から距離をとる



?? 「それね〜、神経毒でさ〜、刺された瞬間動かなくなる品物なんだけど、、もしかして君耐性でもあるの?」


僕は、異能のおかげで少し毒などの耐性がある


それなのに、手足の痺れが止まらない


耐性がある僕でこうなのだから、男の言っていた言葉もあながち間違いじゃないだろう




敦 「ッッ」


?? 「まぁ、いいけど じゃあ、運ぶね〜」


男はゆっくりとこちらに近ずいてくる


敦 「やめて、、やめてください、」


?? 「え〜、うーん それは無理かな?」


彼はニコニコしたままこちらにくる





死ぬ






僕の直感がそう告げる





殺されたくない、、まだ、生きていたい、、












僕は男に背を向け逃げた



走って、走って、走って








そして、、





敦 「行き止まり、、、」



絶体絶命



後ろを振り向くと、彼は僕の退路を塞ぐように立っている



?? 「鬼ごっこはお終い?」


敦 「クッ」




僕は目を力いっぱい瞑る





だが、数秒経っても痛みが襲わない




僕は、ゆっくりと目を開けた








中也 「手前、何してる?」




見知った声



これは、ポートマフィアの幹部



中原中也





僕は、力を振り絞って叫ぶ



「助けて下さい!!」









彼はそれを聞き、少し考える素振りをしながら、僕に言う



中也 「分かった。」






中也はニコッと笑みを浮かべ、男に向かって行く



男は身体を捻り避ける



中也は「やるじゃねぇか」と呟き、体制を立て直そうとする



だが、男はそれを見逃さない


一瞬で腰元のポケットに手をかけ、先程僕に刺したあの注射器のようなものを出す



敦 「中也さん!!!」






男は中也さんに向けて注射器を投げる






だが、それは空中で止まった






中也 「これは、神経毒か、、」



中也さんは空中で止まっている注射器を指先で摘む




男は驚いているようで、声を荒らげて中也さんに何かを言っている


中也さんは何かを男に向かって言ったあと、ピュッンと注射器を刺した




男は前のめりで倒れる





助かったのか、、、



僕は安堵のため息をつくとともに、全身の力が抜けた







中也 「何でも屋!大丈夫か!?」


敦 「ちゅう、、やッさん、、」


中也 「わかってる!今 助ける」




僕はその言葉を聞いて、重い瞼を閉じた




この作品はいかがでしたか?

553

コメント

3

ユーザー
ユーザー
ユーザー
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚