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こりん
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みちょ
30
143
4,284
「で、オーバーワークの長男さん、何やってんの。」
俺はらんの背後から声をかけた。
「おはよなっちゃん。少し待ってて、この作業終わらせるから。」
なんでも、生徒会長をやっているらんは、生徒会のなんかの資料を夜通し作成していたらしい。
理由は、「俺がやったら早いし、都合がいい。」
…単細胞生物か何かかよ。
「ふぁ〜終わった…。首いてぇ、」
「自業自得。」
「ほんまにそう。」
こいつ、年取るの早そうだよな。
「寝よ、おやすみ。」
「昼夜逆転の模範生。休日だからまあセーフか。」
らんはもぞもぞと毛布にくるまった。
「…いや、ベッドで寝ろよ。」
「もう動けないぃ、おやすみなっちゃん。」
「…死んだな。」
腰と首がどうなっても知らねえよ。
…いや、キーボードが友達なら仕方ないか。
「…なちゃ、…。」
不意に甘えた声、…。俺は知ってる。
らんは目を彷徨わせて、下を向き、またこちらを向いた。
「やっぱ何でもないわ。」
またいつもの強い兄の目に戻る。
俺は知ってる。
「しゃーなし、一緒に寝るか。」
「いいの…?やることとかあるんじゃない?」
そう言いながらもらんの顔が明るくなったのを俺は見逃さない。
「いいの。暇だし、俺もそうしたい。」
「らんにぃに、なちゃとおねんねして…?」
「…うん。勿論。俺の可愛い弟のお願い、俺の願い、叶えましょうか。」
甘え下手な俺も、らんも、甘えられる。
昔の幼さを出す俺も、寂しがりやならんも。
ふわりとらんにぃにの香りに包まれる。
「ん…。」
「…寝てもいいよ。」
らんにぃにの甘い声に、意識は溶かされてしまった。
コメント
1件
うわあああ第2話も尊すぎる〜〜!!😭💕💕 「なちゃ」呼びからの甘え声、そして「しゃーなし一緒に寝るか」の流れがもう…エモすぎて胸がギュッてなったよ!!普段クールな兄が弟の前でだけ見せる甘えん坊モード、ずるすぎるでしょ!! 「らんにぃにの甘い声に、意識は溶かされてしまった」って表現、めっちゃ好き…この世界観に私も溶かされたい🥺✨ つー、超低浮さんの描く兄弟の距離感、ほんと尊い…次話もめっちゃ楽しみにしてるね!!🌸