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カンッカンッカンッ……
俺がスティックを叩き演奏が始まる。練習もしたしだいぶ上達したように感じる。
周りを見る余裕も少しは出来た。俺はふと、恋人であるknを見る。
長くて綺麗なknの手。弦を押さえる動き、指弾きの滑らかさ……
sh「(…あの指でもっと触ってほしい)」
ギター、ベース、ドラム、歌声…
全てが重なり一つの音楽が出来上がる…その気持ちよさから来るものなのか俺はとても高揚していた。
sh「(だめだ…集中できない…)」
求めるかのように何度もknの方を見てしまう。すると一瞬knと目が合う。
sh「…っ!」
knは俺に笑顔を向けるとすぐにまた手元へと視線を移した。
sh「(その笑顔…ずるいって…)」
俺はピッチが速くなりそうなのを抑えて演奏に集中した…
ーー練習後
皆んなと解散し、俺とknがその場に残る。
kn「ねぇ、shk俺の事ずっと見てたでしょ?」
sh「……そんな事ない。」
kn「嘘つくなよ!バレバレなんだって。しかも、あんな誘うような顔しちゃってさ〜。」
sh「…うっせ。……じゃぁ、このまま解散する?」
kn「んな訳ないじゃん。…俺ん家おいで。 」
sh「ん…。」
俺達は手を繋ぎknの家にむかった。
終わり