コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
梟谷の主将である木兎。長期休みの時にする彼女とのお泊まりとか、家で部活帰りに遊ぶ時とかは彼女にマッサージしてもらうのが日課。
「🌸ちゃんいつもありがとうなー!!」
なんていいながら自分の背中あたりをマッサージしていた彼女を撫で回そうとする。もちろん向き的に無理なので諦めるが。
『マネージャーとして当たり前ですよ笑木兎先輩が良いプレーができるなら私は嬉しいですよ』
なんて、彼女ちゃんは後輩のマネージャーという立場だからこそ敬語で話してくる。木兎は彼女に敬語で話されるのはむず痒いらしくなんどか変えてくれとお願いしたようだがだめだった。
騒がしかった木兎が急に下向いたから彼女ちゃんはマッサージを止めて顔を覗き込む。
「…なに、マネージャーだからって事は木葉とか赤葦にもできるってこと?彼氏はおれなのに?」
いつものしょぼくとじゃなくて、アホのような怒っているような泣きそうなような微妙な表情になってて少しドキッとしつつ笑ってしまう。
「なッ…んで笑うんだよ!?🌸ちゃんどーせおれのこと好きじゃないんだへーんだふーんだ」
さっきまでベットのそばに座っていた木兎が急に立ち上がりバランスを少し崩す彼女ちゃん。その彼女ちゃんが視界に入って一瞬焦った顔をした木兎だけど、特に危ないことはないと気づいてすぐ目をそらした。そしてそのまま部屋の隅に行って体操座りをしてしまった。
『木兎せんぱーい。こっち来てくださいよ。』
いつものやつだろうと思った彼女ちゃん。木兎をこっちに誘導してみようとするけど
「おれはおまえに本気なんだからな?🌸ちゃんが俺のことちゃんとすきってわかったら行く。」
なんだそのめんどくさい証明は。とも思うけど木兎さん今すぐ泣きそうなので焦る。
『…木兎先輩だけですよ。他の人とか興味ないです。もはや顔とかジャガイモ頭に見える。』
軽いジョークのようなものを混ぜながら木兎に声をかける。木兎が彼女ちゃんのことを見たので彼女ちゃんすかさずベットに座ったままん、と手を広げてハグ待ちポーズ。
木兎さんはこれに弱い。絶対飛んでくる。飛んできた瞬間に捕獲するのがいつもの彼女ちゃん。
でも今回は飛んでくる威力がスパイク並みだったのでそのままベットに倒れ込んでしまう。
まだ高校生なのでソウイウコトはしないしされないけど撫で回されたりして翌朝髪の毛がゴッワゴワになる彼女ちゃんでした。