こんにちは!ライスです。
今回のお話は6人兄弟です。
紫 22歳 赤 19歳 桃 17歳 青 16歳 橙 14歳 黄 13歳
私は赤×他メンが好きです。地雷の方はここで読むのをやめる事をお勧めします。
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赤side
俺は6人兄弟の次男の赤。最近バイトや大学、家事などであまりよく休めていない。迷惑をかける事が怖くて中々相談出来ていない。
俺は兄弟達が大好きだからこそ「休みたい」の一言が出ない。長男が俺達の生活のために頑張ってるんだから俺も頑張らないといけないと思う。
俺が皆んなに言えないのは
どれも違う。
俺が強くなれば兄弟達に相談できる。でも弱いから、迷惑かけたくないと思っているから言う事が出来ない。なんでこんなに弱いんだろうね、、
俺の今日の睡眠時間は3時間ちょっと。毎日2時まで家事やバイト。そして長男、三男、四男の弁当を作るために5時起き。弁当を作っている時本当に頭が回らなくて卵焼きを焦がしてしまったり、せっかく昨日作っておいた酢の物を床にこぼしてしまったり、今日は特に失敗続きの朝だった。
5時30分
スーツ姿の長男が一階のリビングに降りてきた。
紫「おはよう赤くん」
赤「おはよう。そこのテーブルにパンおいてるから焼くなり卵挟んだりして食べてね」
紫「ありがとう。頂きます」
赤「召し上がれ」
紫にぃが朝ご飯を食べているうちに弁当を急いで作っていく。10分後やっと完成。普段よりも大分時間がかかってしまった。それを不思議に思ったのか紫にぃが話しかけてくる
紫「今日なんか変?体調は大丈夫?」
赤「えへへ笑ちょっとぼーっとしてただけだから大丈夫だよ!」
これが俺の最近の口癖。自分でも治したいと思う。
紫「何かあったら絶対桃くんか青ちゃんかに言うんだよ」
赤「うん、わかった。」
俺が軽めの返事をしたのが気に食わなかったのか不安そうな顔をしながら「皆んなを起こしてくる」と言い二階に上がって行った。
紫side
最近の赤くんの様子がおかしい。ちょっと前からクマが増えてきたなとは思っていたけど今日は明らかに具合が悪そう。そんな時でも大丈夫という赤くん。心配だが仕事があるため赤くんの側にはいれない。…………桃くんと青ちゃん確か午前中授業だったよね。
高校生組の2人が午前中で帰ってくるのを思い出し2人の部屋に入る。
コンコン
今は6時前。まあ2人とも起きてないでしょうね。そう思い返事がないが部屋に入る。
紫「朝だよ」
桃くんの体を軽く叩く。
桃「ん〜、おはよ」
びっくりするくらい掠れた声が返ってきた。
紫「おはよう。大丈夫?声カッスカスだけど」
桃「いつもなんだよ。なんでだろうな」
紫「不思議だね笑というかちょっと桃青にお話があるから青ちゃん起こしてくれない?その間に橙黄を起こしてくるから」
桃「OK!了解。」
青ちゃんの事は桃くんに任せて橙黄の部屋に行く。朝だよ〜と部屋に入ると二人はもうすでに起きていて制服に着替えている途中だった。
紫「おはよう」
橙「おはよう!兄ちゃん!」
黄「おはようございます!」
朝から二人とも元気だな〜と思い下に行っててねと声をかけ桃青の部屋に再び入る。
紫「おっ!おはよう青ちゃん」
青「おはよー兄ちゃん」
あまりにも眠そう。
桃「で?話って何?」
紫「実は赤くんの事なんだけど、最近凄く疲れてるというか」
青「あー確かに。最近上の空の時が多いかも。僕が宿題教えてもらいに話しかけたのに全然反応されなくて三回くらい名前呼んでやっと反応してくれた」
紫「やっぱりそうなのか、実は今日の赤くん特に具合悪そうで多分熱あるんじゃないかなって思ってて。何でもかんでも大丈夫で終わらすから不安で、、、今日桃青二人とも午前中で返ってくるでしょ?だから赤くんの側にいてあげてほしい」
さっきまで真剣な顔で話を聞いていた桃くんが口を開いた。
桃「了解。確かに最近変だよな、しかも俺ら全然頼られてなくてなんか悲しい」
青「うん。あまり聞くと嫌だと思うから兄ちゃんが言っていた通り側にいる事にする。聞き出せたら聞いてみるね」
紫「お願いね、ありがとう。よしご飯食べに行こ!赤くんが心配しちゃう」
桃青「うん!」
赤side
3人が中々降りてこないと思っていたら丁度2階から降りてきた。
赤「おはよー!」
桃青「おはよう」
なんか元気ない?と思ったがあまり気にしないことにした。
紫「じゃあ行ってくるね!」
他「行ってらっしゃい!」
紫にぃが会社に行った。桃青はご飯。橙黄は鞄の準備。俺は今日バイトも大学もない為桃青の食事シーンをずっと眺めていた。
30分後4人が家を出た。
1人になるといつも考えてしまう。自分が弱い事を。ネガティブな事をずっと考えていたら頭が痛くなってきた。寝ようと思いソファに寝転がり眠りにつく。
桃side
授業が全て終わったため青のところに行く。
桃「青!帰るぞ」
青「あっちょっと待ってよ〜」
俺は青の手を握り急いで家に帰った。
青「兄ちゃん、早いよ〜。」
ごちゃごちゃ言っているが気にせずに家に入った。するとハアハアと荒い息が聞こえる。リビングだと思いドアを開けるとソファで顔を真っ赤にし眠っている兄がいた。
青「お兄ちゃん大丈夫⁈」
焦っている青に冷たい物を持ってきてと指示をし俺は赤にぃを俺達の部屋のベットへと連れて行く。赤にぃの部屋でもいいが俺達が看病しやすいように俺達の部屋へと行く。
俺のベットへ寝かせた時に丁度兄ちゃんが目を覚ました。
赤「あれ?桃くん学校は?」
桃「今日は午前中で終わり。前にも言ってただろ?それよりもなんで体調悪い事俺達に言わなかったんだよ」
兄ちゃんが怖がらないように口調は怖いものの優しい声で聞く。
赤「体調悪くないよ?大丈夫大丈夫!さあご飯食べよ」
そう言い体を起こすが力が入らないのかまたベットに倒れ込む。
桃「どう見たって体調悪いだろ、これから大丈夫禁止だぞ。俺らの事頼ってもいいから」
青「そうだよ。僕達も高校生だよ?家事だって練習すれば出来るようになるもん!なのに赤にぃ大丈夫だからって全然僕達を頼ってくれないじゃん」
いつのまにか入ってきた青が兄ちゃんに言う。
赤「う〜だって迷惑かけちゃうじゃん(ボソッ」
最後の方は聞こえなかったが迷惑という言葉は聞こえた。俺は兄ちゃんのおでこに熱冷ましのシートを貼りながら応える。
桃「迷惑なんて逆にかけてほしいわ、俺迷惑かけられるよりも頼ってくれない方が悲しいから頼ってほしい」
青「そうだよ。大丈夫ってなんでも言わないで?僕大丈夫って言葉が一番嫌い」
兄ちゃんは少し戸惑いながらも笑顔で言った。
赤「ありがとう。大丈夫って言葉あまり使わないようにする。」
その一言で俺達はホッとする。
赤「じゃあ今から迷惑かけていい?」
青「?迷惑かけるって?」
俺が思っていた事をそのまま青が言ってくれた。
赤「今日ね、いつもより体調良くなくて午前中ずっと心細かった。だから今だけ、俺が起きている時だけでいいから側にいてほしい。ダメかな?」
そんな可愛いお願い断るわけねぇだろ。
桃「勿論いいよ」
赤「ありがとう!」
笑顔で俺達に言う。横で青が可愛いと言っていた事は兄ちゃんには言わないことにする。
結局その日は俺も青も兄ちゃんにベッタリだった。ここだけの話ずっと抱きついていたり青に関しては膝の上に乗っていたりした。
この一言が兄ちゃんを苦しめていた。迷惑なんて思わなくていい。頼るっていう言葉を大切にしてほしい。
end .
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いかがでしたか?書いてると夢中になってしまいました笑笑
私の話が好きだなって思った方は是非フォローお願いします!
コメント
4件
ブクマ失礼します
こんなんボロ泣き案件で草