テラーノベル
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MAKO
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『双子の名探偵は今日も嗤う』
〜謎あるところ闇は生まれる〜
3rd SEASON
予告編
『はぁ、はぁ……っ。みんな…っ。』
『苦しい?探偵のお姉ちゃん。』
『苦しいよね?自分の過ちが…みんなを不幸にしたんだから。』
『私の、過ち…っ。』
『思い出して御覧。お姉ちゃんは沢山人を傷付けた。お姉ちゃんのやったことは偽善だよ。』
『亡くなった夫が残した手紙。それを解読した。それで事件が解決すると思った。だけど結局死んじゃったもんね。』
『アンネ・フランソワ。天使に消されることを望んで…助けられたかもしれないのに目の前で死んじゃった。手紙の謎なんて解かなくて誤魔化しておけばよかったのにね。』
『私は、ただ…。手紙の謎を解いた方が…フランソワの為に、なると…。』
『それだよ。それ。そんなのお姉ちゃんのエゴだよね?』
双子の弟の方が私の顔を覗き込む。
『他にもあるよ。お姉ちゃんが学園に潜入して、吸血鬼の噂を聞いて、生徒会長と対峙した。だけど、学園で出来たお友達。死んじゃったもんね。お姉ちゃんのせいで。』
『……!!…めて。』
『お姉ちゃんが来なければ、あの2人は死ぬこと無かったんじゃない?』
『アリアン・ミルキー。ジュアー・サノア。
お姉ちゃんがみんな不幸にしてるんだ。』
『やめて、やめてぇぇぇぇぇ……!!』
探偵の麻里衣の前に新たに現れたのは――
最凶の狂気の双子――。
人の心を操る異能を持ち、幻覚を見せ、絶望の底に突き落とす。兄・エデン。弟・ゾマン。
―――――――――――――――――――――
突如現れた狂気の双子。名探偵麻里衣とその妹の前に現れたその目的とは――?
『ボク、お姉ちゃんが欲しいんだ。』
『え?』
『百合菜お姉ちゃんは弱みだから。麻里衣お姉ちゃんの。』
『っ…!』
突然頭が真っ黒に染まるような痛みに襲われる。
『君達は一体……。』
ドサッ!
さぁ、おいで。名探偵のお姉ちゃん。
僕らを追いにさ。
『っ……!』
ゾクリと寒気がする。
『百合菜――?』
『主様!大変です!百合菜様が――!』
『え……?』
パリンッ!!
守り続けて来た、大切な宝物が、壊される
そんな音がした。
『いらっしゃい。お姉ちゃん。そして、悪魔執事のみんな。』
『百合菜――!』
『大丈夫。安心して。百合菜お姉ちゃんは
無事だよ。でも…少しだけ痛めつけちゃった♡』
ギリッ!
私は唇を噛み締める。
百合菜の首に茨が巻かれ、天井から吊るされていた。
『今は気を失ってる。でも…。残り数刻で死んじゃうよ。』
『百合菜に…何をしたの。』
『この茨には毒が塗り込まれてる。身体中を蝕む毒だ。10分後には少しずつ身体が黒く染まる。30分後には正常な判断が出来なくなる。
そして最期は――赤黒い血を吐いて死――』
『黙れ……っ!!』
ガキンッ!!
『おっと。血気盛んだね。お姉ちゃん。』
『そんなこと…させない。解毒薬を渡しなさい!』
『それはお姉ちゃんと…悪魔執事のみんな次第だよ。』
『さぁ。楽しい楽しいゲームの始まりだ。』
『ねぇ。お姉ちゃん。人の1番綺麗な姿って、どんなものだと思う?』
『……。』
『それはね、今のお姉ちゃんみたいな姿を言うんだよ。絶望に染まり…死にたいと思うその姿。ボク達の大好物。』
『『最後の審判を始めようか。お姉ちゃん。』』
コトッ。
『これが解毒薬。でも、タダでは渡さない。お姉ちゃん。ここに来る前、薔薇の棘に刺されなかった?』
『…っ、まさか…。』
『そう。直にお姉ちゃんも百合菜お姉ちゃんみたいになる。解毒薬を飲めば助かるよ。でも、解毒薬はこれだけ。さぁ、お姉ちゃん。妹か自分かどちらかしか助からない。どうする?名探偵のお姉ちゃん。』
『……。』
『おねえ、ちゃ…。』
百合菜の弱々しい声が耳を刺激する。
(人間なんて所詮自分が大好きなんだ。
さぁ。お姉ちゃん。妹を見殺しにして助かりなよ。ボクの味方もゾマンだけ。ゾマンの味方もボクだけだ。)
(醜いところを見せて。お姉ちゃん。生に縋ってこそ人間の愚かな所だ。どっちが生きた方が理に叶うか。名探偵のお姉ちゃんなら分かるよね?)
『クスッ。』
私は笑顔で解毒薬を手に取る。
そして、口に含んだ。
『やっぱりお姉ちゃんも醜い人間の――』
コツコツ…。
百合菜に繋がれている茨を斬り落とし、口移しで薬を飲ませる。
『『!?』』
『お姉ちゃん…っ?なんで…ッ!!』
『……。』
さらば、名探偵――。
ご愛顧もあり、3期を迎えることが決まりました。更新は10月22日を予定しております。
名探偵の麻里衣様と百合菜様に会えるのをどうか皆様、楽しみにしてて下さい。
To Be Continued……。
コメント
1件
わあああっ、3rd SEASON予告編、めっちゃ重くてエモい…!!😭💔 双子のエデンとゾマン、狂気すぎて怖いけど美しい…「人の一番綺麗な姿は絶望に染まった姿」って台詞、ゾクゾクしたよ…! 麻里衣お姉ちゃんが自分を犠牲にして百合菜を助ける選択、涙出た…「さらば、名探偵」の余韻がやばすぎる…!! 10月22日、絶対読むからね!!待ってるよぷちさん!!🌸✨