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ありさから、花見をしようと誘われる。
そこは、満開のソメイヨシノの桜並木がある人気スポットの公園だった。
空いているスペースを探してやっとレジャーシートを敷く。
逢沢、ありさ「カンパーイ!!」
ありさ「朝日も良いけど、やっぱり日本人はお花見だね」
桜がヒラヒラと舞い、絶好のお花見日和だった。
ふたりは、楽しくビールを飲む。
逢沢「俺たち、付き合ってるんだよね?」
ありさ「もう付き合ってるでしょ?笑」
そこで、朝日を見に行ったあの出来事は幻ではないと気づく。
それからしばらくして、ありさの酒癖があらわに
ありさ「なんで、あの時私に話しかけようと思ったの?」
逢沢「ありさのくしゃみが面白くて、見た目と似合わないなって思って笑」
ありさ「くしゃみ?私ってそんなに変だった?女に見えなかった?」
と泣きながら話す。
逢沢「そんな事ないよ。ただ面白かっただけだよ。」
ありさ「もういい!どうせ私なんか女じゃないもん!帰る!」
逢沢「なんで、そうなんの!くしゃみがきっかけで話しかけられたんだよ?」
ありさ「もういい!もうLINEもしない!顔も見たくない!」
逢沢「あぁ、わかったよ。これでバイバイだね」
家に帰る途中、逢沢は思った。
逢沢(…なんであんな事で怒るんだよ。なんせ、泣き上戸とは知らなかった)
逢沢「もう知らない。」
何気ないボタンの掛け違いでふたりはケンカ別れをする事になってしまった。
つづく