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あれから、3ヶ月…ありさから連絡はなかった
自分からLINEをしてもよかったけど、何故かする気にならなかった。
逢沢「今年もあの海辺で花火大会かー。ありさと見たかったな…」
毎年恒例の花火大会、今年も同様開催される。
ふと思った。今年を逃したら一生見られないかもと。
逢沢は、ありさに久しぶりにLINEをしてみる事にした。
〜LINE〜
ありさ、久しぶり^_^ 元気だった?
誰だっけ?笑
そんなこと言うなよー
あのさ、あの海辺で今年も花火大会やるんだよ。一緒に行かない?
〜LINE〜
花火大会当日、ふたりは車を走らせあの海辺へ向かう。
逢沢「やっぱり、混んでるよね」
ありさ「だから、電車で行こうって言ったのに」
花火大会で、道路は渋滞。
逢沢「間に合うかな…」
ありさ「間に合うかな…じゃないよ!」
海辺の駐車場は花火客でいっぱい、仕方なく路駐することに。
バン、ババン、打ち上げ花火が上がる。
ありさ「もう始まってるよー」
毎年見ているのに、ありさと見る花火はどこか豪快で見る人を魅了する花火だった。
アナウンス「これで、今年の花火大会は、終了です。皆様、お忘れ物のないように」
あんなに居た花火客はそれぞれの家に帰り、いつもと変わらない海辺へと戻って行く。
逢沢は、ポケットから、タバコを出し吸う。
ありさ「タバコを吸う男の人ってカッコイイよね」
逢沢「そうかな笑」
ありさ「世間ではタバコは体に悪いとかタバコが嫌いって人多いけど、私は思わない」
逢沢「タバコを毛嫌いする人多いよな」
ありさ「この前は、ごめんね。私、お酒飲むとダメなの。なんか、泣くスイッチが入るというか、なんていうか…」
逢沢「俺も、3ヶ月も連絡しないでごめん…」
ありさ「そうだ!花火買ってきたんだよね笑」
ありさは花火セットを逢沢に見せる。
ふたりは、花火に火をつける。
ありさ「写真撮ろ?笑」
今日の想い出にスマホで写真を撮る。
7月7日、一生忘れる事のない日になったのだ。
つづく